話○ 抜○ 消小 総合○
NTRシチュでないと興奮しない彼女のために工夫を重ねる主人公のもとへまたひとつ災難襲来表題作前中後編+人類の危機を救うため魔女たちの性欲解消にご奉仕本編&描きおろし後日談+独立短編3本。端整なルックスなのに残念な性癖をお持ちのヒロインズがようやく欲求を満たされケダモノのごとく咆吼しながらイキまくりのハードな痴態をおいしく摂取の作者最新刊は通算9冊めの成年指定単行本だ。
美麗かつ大人びた作画と問答無用ハードエロスとの魅惑のコンビネイションを武器に活躍するヴェテラン。いっとき自分的に苦手な趣向が続いたりしてコミックスを買ってなかった時期があったのだけれど、前単行本「兄上がケダモノすぎて迷惑すぎる。」では久しぶりにフィーリングが合致して気持ちよく活用させてもらった。そしておよそ1年半のインターヴァルののち上梓されたこちらも店頭見本をチラ見してすぐさまレジへ。
いろんなところでお仕事している作家なので収録作には初出一覧をつけてもらわないと執筆媒体の判別ができないのだが、残念ながら単行本にも内容サンプルつきの版元情報ページでもいっさい情報がない。おそらく同社の「COMIC真激」掲載分で間違いないとは思うのだけれど、こういうのを理由もなく省略されると腹が立つ。以前はそのへんのデータをもれなく記載してくれていただけに一抹のさびしさを感じた次第。
とまあいきなりグチったけどもシャープで洗練された一般青年誌系の絵柄は安定感もあり文句などナッシング。以前はときおり大味にも思えたものだが若干の粗さを残しつつもひとつの個性として上手く昇華した感じだ。頭身高めのボディデザインをする人なので既刊では熟女ものを多く手がけていたのだけれど、最近の薄い本や商業誌ではハイティーン主体で私的ストライクゾーンに下がってきてくれたのが再びデフォ買いをはじめた最大の要因。年齢をダウンさせたことでバストサイズも巨乳一本やりからちっぱいがけっこう増えてきて、これがスラリとした造形とミスマッチを起こすかと思いきや意外にフィットしているからおもしろいもの。
和姦凌辱甘いの苦いのなんでもござれのオールマイティ型ながら、前作やこちらでは物語のベースを穏健な明朗快活エロコメへ寄せてきて誰にでも受容しやすい造りだ。ただしストーリー展開こそ定石どおりながら、ほとんどの話で女子のキャラメイクがかなり奇抜な様相を呈しておりきわ立つ特徴となっている。たとえばタイトル・チューン「変愛彼女」の一見おとなしく清楚な容姿のメインヒロイン・ちかげ先輩は彼氏が別の女を話題にしその名を口にされる屈辱感をエクスタシーへ変換してイキまくるというガチの変態。その他生来のドM性癖だったり強烈な体臭フェチだったり度を超した淫乱だったりと残念な属性の女の子がよりどりみどりだ。そんな彼女らに振り回されどおしだったり、あるいは逆に利用し支配したりと、男子サイドのリアクションも多彩でおもしろく読める。
残念美女たちのダイナミックな肢体を縦横無尽に活用するエロシーンはむろん天乃一水漫画最大の見せ場。これでもかと性器結合部近辺をドアップにしながら大量の擬音と液汁にまみれてさまざまなアングルからのストロングファックを詳細実況中継する。少々即物的すぎるとも思えるくらいちんこまんこのクローズアップに特化したヴィジュアルは強力無比で、読者のハンドシェイクもますます加速すること必至。
清純そのものの出で立ちのヒロインもいざスウィッチが入るとたちまちドスケベな本性さらしてちんこにがっつき口腔を駆使しては先走り汁を確保。間を置かず体勢をチェンジしM字開脚で濡れそぼつ蜜壷を見せつけてはレッドスネークカモーンの彼女の痴態に速攻ルパンダイヴせねば男もすたるというものだ。分厚いビラビラがめくれ上がるほどに怒張を出し入れし子宮口のその先までえぐるように内奥を貫けば女子ども悶絶し随喜の涙を流しながら下品きわまりないアヘ顔を披露する。最大ヴォリュームで部屋中に嬌声をまき散らし絶頂を迎えんとするヒロインの子袋の隅から隅まで特濃ザーメンで充たしきり女体征服完了だ。
従来どおりの濃口エロスはそのままに超個性派の女の子たちが演ずる常軌を逸した一挙手一投足に笑いこけたり金玉キュッとなったり読み手の方もあわただしくも楽しい逸品。一時期この作家がモリモリ描いていたような大人女性が好みだった貴兄には残念ながら向かなくなったものの、個人的には喜ばしい変化であり次回作にも大いに期待だ。2人してなんとも難儀な性癖をお持ちな正副ヒロインの強烈すぎる個性に当てられっぱなしの冒頭表題作はむろんのこと、貧乳ロリババァ&おっとり巨乳さんと両極端な女子どもに精液搾取されまくりな巻末作「世界は君のチ○コにかかっている」正続編とふたつの3Pもので我が精巣のストックをことのほか費消。
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