話○ 抜○ 消小 総合○
闇に蠢きのたうつ異形のものどもに無垢な少女の純潔は汚され意に沿わぬ命を宿されて短編全9本。キュートなヒロインの笑顔がウネウネ触手に蹂躙されて苦悶にゆがみ全部の穴に体液ぶちまけられてはボテ腹ぷっくりさらすに至るガチ凌辱妊娠フルコースを全編にわたり展開の作者最新刊は通算4冊めにして当社からの初コミックスだ。
この人は1月中旬に久保書店より前作「妊娠するまで何度でも… 」を出したばかりで当ブログでも記事をものしたのだけれど、並行していくつもの媒体で活躍しているものだから作品のストックがたまるのも速く、ほとんど間を置かずにこんどは別のレーベルからすぐさま新作をリリース。そろそろキャリアも駆け出しから中堅にさしかかろうとしている、まさにいまが旬の作家のひとり。
愛らしいアニメ系のタッチで描かれるキュートガールが恐怖におびえ瞳をうるませながら両手を拘束されおっぱいを露出するむやみに扇情的なカヴァーイラストがぼくらをお出迎え。加えてP・K・ディックも草葉の陰で仰天のバチ当たりすぎる単行本タイトルで早くもツカミはOKだ。ドンヨリ暗めの色合いにえげつない惹句がズラズラ並ぶAVパッケージ風味の装幀に股間の期待も高まる一方。
今作には同社の看板誌「コミックアンリアル」およびその別冊たるテーマアンソロジーのいくつかで直近2年ほどの間に掲載されたものを収録。執筆時期がわりと近接しているためか作画には統一感があり、その他加筆修正もなされているとのことで前作よりもクオリティアップ。なおキルタイム物件恒例の詳細すぎる単行本紹介ページが用意されているので、周囲に見本閲覧可の書店がない場合はそちらを確認し購入検討するのが吉。
現実世界に背を向けた設定推奨のアンリアルゆえ本作もノーマルな現代日本舞台の作品はほぼ出てこず、人外さんが闊歩するガチの異世界かSFティックな近未来がメイン。一見ありふれた風景に思えるお話でもなにやら非日常的なアイテムが仕込まれており我々を未体験ゾーンへといざなう。巻末の作品解説を見るとさらに各種のサブカル的モティーフが縦横無尽にぶちこまれているのがわかり、意地でもありきたりな漫画は描きたくないのだという作者の気概が見て取れほほえましい。後述するようにエロ突入後の展開が基本ワンパターンにならざるを得ないので、それをおぎなうべく工夫した結果なのだろう。
もとよりダークものを得意とする作家だが、この単行本ではさらにプレイの趣向を固定してニッチな需要にお応え。すなわち表題でも謳うように女の子のレイプ妊娠孕ませに特化しており、それも大半が画面いっぱいにのたうつグロ触手に犯される系統のもの。もっとも初出の古い巻末の1本こそ通常人類男性とのカラミだが以降はウネウネ一本やりなので、おそらくは意図して作品の属性を狭めているのだろう。こうなると必然的に男女の愛情のやり取りなど発生しようがないので行為は問答無用の凌辱満漢全席オンリー。明朗快活元気っ娘も清楚な雰囲気の乙女もみんなまとめてハードに強姦輪姦されては大量の孕み汁を子宮いっぱいにぶちまけられて運悪く着床してしまい不本意にもラージPONPONを披露するのだ。
戦いに敗れ奸計に嵌り少女らは全身を拘束され着衣を引き裂かれて裸身をさらけ出す。たわわな乳房や前人未踏の蜜壷へ這わせられるのは人の手ではなく見るもおぞましい無数の触手だ。いやったらしい粘液にまみれ小刻みによじれるそれが彼女の膣内や菊門めがけ一気に殺到し苦痛に悶絶するさまがなんとも痛々しい。柔肉の奥を強引に押し開き卵巣まで届く勢いで充填された器官の先から勢いよく分泌物を叩きつけられヒロイン断末魔の悲鳴。すべての穴という穴に幾度となく白濁を注入され続けていつしかヒトならぬなにかを身ごもった彼女は生まれてくるものの正体をなかば予感し不安と恐怖に今日も打ち震える。
男女の性器をほぼ全面的に隠蔽されるという致命的なハンディを抱えた前作に比べ、白ノリ乗っけながらもぷっくりまんこや結合断面まできちんと見せてくれるこちらは大幅にプラス評価。ただし触手もしくは無人格の竿役との殺伐とした凌辱妊娠ファックに終始するので、エロ漫画に癒しの機能を期待する向きは最初から回避すべし。自分もいわゆる触手ものはそれほど大好きというのではないけれど、罪なき少女たちが不幸に巻きこまれガッツリ犯されて泣き叫ぶ光景には思わずグッとくるものがありますなあ（ｵｲ ともあれこの人の描くショートヘア女子がことのほか好みな俺的には、未知の惑星へ不時着したヒロインが差し迫る最期を前に希望を託した箱のなかには……「ヤー・チャイカ」と、海の治安を守るべく活躍の少女が巨大なタコの餌食となり「荒波超えて」がお気に入り物件。
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