2015-04-16

本年度のSNS2DAYS。

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-「センパイノアイジン」竹書房 ISBN:9784801952195
話△ 抜△ 消大 総合△

学生時代は陸上エースで入社後もエリート街道の先輩と不器用でうだつの上がらない後輩、そんな2人と代わる代わる身体を重ねるヒロインとの愛憎うずまく三角関係はますます混迷の度を深め……表題作長編全8話。マークなし。背徳まみれのセックスに燃え上がりビッグバストがブリブリ揺れる隠微なエロス満載の作者これが初のコミックスだ。なおペンネームはこの綴りで「だいだい(daidai)」と読ませるもよう。
ガチ成年向けとはまた違った形で有力数社が長らく消耗戦をくり広げてきたライトエロ(シールつき雑誌の掲載作品を成年マークなし単行本として刊行)の世界はここ数年ですっかり様相が変化した。業界最大手の双葉社(=エンジェル出版)は紆余曲折の末ついにコミックスに18禁マークを附加し、一方で少年画報社は看板誌の「ヤングコミック」から性的描写をゴッソリ削減し実質的にこの路線から撤退。そんななか従来どおりのポジションを現在も守り続けているのが竹書房だ。ここ数日新刊日照りのなか新刊台でふと目に留まったこちらを情勢確認がてらお試し買い。
予備知識ゼロのこの作家の作品を購入するに至ったのは、なんといっても訴求力抜群のそのヴィジュアルゆえ。たいそうキュートなショートボブ女子が豊満な胸部をモロ出しの表紙イラストが壮絶に股間にクる。中身のモノクロ原稿も期待を裏切らず、いま風のキャッチーなアニメ/ゲーム系の絵柄だ。失礼ながらこの業界には黄色い楕円雑誌からリタイアした古典的なタッチの作家も多いのだが、明確にそれとは一線を画すアップ・トゥ・デイトな筆致。というか艦○れだのラブラ○ブだの流行のネタでバリバリ薄い本を出していても不思議はなさそう。なお親切にもPC/スマホ対応の立ち読みページが出版社サイドから提供されており、絵柄の確認および購入可否の検討はぜひそちらで。
こちらの作品が連載されたのは雑誌媒体ではなく、ケータイ配信サイト「さきっちょ!パラダイス」とのこと。その手のは妙に単調なコマ割りや異様に厳しい性器描写規制といったマイナス点が真っ先に想起されるのでちょっと身構えてしまったが、まずは気にせず先へ進む。当然のごとくヒロインは大人年齢でなければいけないので本作も会社を舞台にして出てくる女子をOLにせざるを得ないよう設定。ただことさらアダルト感を強調するタイプの作画ではないので服装に目をつぶればティーンでもいちおう通りそうな造形であり、大人女性苦手の自分も問題なく受容できた。
外形的なキャラメイクはハッキリと男子オタ作家の描くそれなのに、物語はレディコミティックなただれた愛欲入り乱れとなるのが本作の特徴的な部分。もちろんレギュレイションの関係上、セックスはあくまで合意のもと行われるわけだが、ふだん都合のいいセフレとして扱われるかと思えば後輩男子を体よく利用するメインヒロイン・まなみの「ズルい女(本人談)」ぶりを縦横無尽に展開するどこかアモラルな世界観がマークなし物件としてはレアだ。男性側がまた輪をかけてろくでもない造形で、気さくで人当たりよく仕事もできて……なのに女関係だけは壊滅的にクズな先輩・大越(おおこし)と、ドンくさく上司や同僚にもうとまれるボンクラ後輩・トシの、3人のダメ人間共依存関係の方がファックそれ自体よりむしろ強く印象に残る。このへん同じくダメな大人である自分は共感できるところ大なのだけれど、逆に将来有望な(本来この種の漫画を手にしちゃいけないお歳の)学生諸君には読んでほしくないな(笑)。
各種の制約つきとはいえマークなし物件としては比較的濡れ場占有率高め。まなみが大越に一方的に尽くす体のセフレ関係と、トシがまなみの意を汲み奉仕する愛人関係、2つの攻守ところを変えたセックスが横溢する。そのほか大越が社長令嬢にコナかけたり同僚女子をもてあそんだりのデザートも挿入されて読者のちんこも休むヒマなし。やはり直截的なちんこまんこ描写は許されず随所で股間に不自然な形でスカートがかぶせられたり妙な角度で合体していたりするものの、多くの携帯作品がそうであるような、完全に結合部を隠蔽するアングルではないのが救いだ。美味そうな双丘をダイナミックに揺らし乳首をピンと立たせながら甘い吐息を漏らし刹那的な交わりに没頭するヒロインの痴態を見やりながら幾度となく子袋の奥へ熱い精を注ぎこむ。
紆余曲折ありながら揺れ動くヒロインが最後に行きつく境地になんじゃそりゃーとなったり、エロス的には必要とはいえお話としては完全に蛇足なサブヒロインエピに複雑な気分だったりはするのだけれど、ケータイ初出作品としてはわりとマトモに股間を活用できる部類。とりわけ扇情的なバスト描写の数々はなかなかグッと来るので、まんこがろくに見えなくても乳さえあれば幸せなおっぱい星人たちには積極的にオススメ。一般名詞そのままで検索もままならず作者の素性はサッパリわからないが、可能なら活動の場を広げ今後はガチ成年誌にもぜひ執筆していただきたいもの。

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