話△ 抜◎-○ 消小 総合○
愛するダンナのために身を挺して顧客サーヴィスにはげむ銭湯若奥さまは彼の意を受けついにお客の前で生ハメ孕ませ志願を……表題作長編8話(第9-最終話、完結)。ポップ&キュートな筆致とは裏腹にコンビニ売り誌の限界に挑むガチファック満漢全席で心もちんこもご満悦な作者最新刊は2015年度最初のコミックスにして成年マークつきとしての通算4冊めだ。
もう長いことライトエロの女王として君臨しているこの作家だが、主戦場とする双葉社の「アクションピザッツ」系列の単行本が少し前から成年指定となったことで(ただし黄色い楕円ではなく独自のマークを附加)、内容はそのままに彼女の作品もガチ18禁物件認定。お話のテイストは従来どおりながら性器修整が大幅に緩和されたことでいっそう対股間戦闘力がアップしている。
昨年8月発売の1巻から1年弱、雑誌連載終了とともにすかさずコミックス発売の早業。キュートなアニメ絵ベースの作画はますます愛らしさが増してスキのない完成度。昨今の異様に高密度なエロ漫画を見慣れた目にはシンプルにも感じる作画だが、たしかなデッサンと必要充分なトーンワークに彩られた女体はことさら執拗な描きこみなどなくともたいそうエロティック。このへんの適度な力の抜き具合(=not手抜き)は後続の漫画家たちにもぜひ見習っていただきたいもの。
初出媒体の自主規制もあり昨今のポン貴花田ヒロインの年齢はover18が原則で、それは本作においても変わらない。メインヒロインたる風呂屋の若妻・優奈(ゆうな)、フェロモンダダ漏れな彼女の義母(夫の母)・さゆり、一見褐色ギャルじつは常連客の奥さん・アイラと三者三様の抜きキャラは大人専科とはいえみなさんポン貴得意の童顔巨乳系のデザインで(さすがに小百合さんは若干アダルティな造形ですが)、本来青い果実スキーの自分でもノー文句で受容可能。
廃業寸前の銭湯を救うべく旦那が考案のえっちなサーヴィスにヒロインが渋々従事し……という物語のベースラインは前巻レヴュウを参照いただきたい。2巻完結の後半パートとなるこちらでは顧客とのお風呂H中心から主人公夫妻のインサイド――ことに旦那側の事情――に焦点を移し、そちらへ深く踏みこむことで彼らの一種異様なセックスのありようを浮き彫りにする。妻が他人にヤられているのを見て興奮する旦那の性癖の源泉や煩悶しつつも彼に従い別の男に抱かれる優奈の心境を目の当たりにして我々も納得するやらいっそういきり立つやら大忙し。
2人の事情が判明することで利用客相手のNTRティックな交合もより背徳感マシマシに感じられる。ことに中盤以降、避妊レスでの種つけ前提な生ハメシーンのエロティックなことったらない。あどけない顔立ちに不釣り合いのむっちりボディを駆使し他人ちんこをガツガツくわえこんでハードに精液搾取のヒロインの痴態に辛抱たまりません。さすがに慎太郎シール誌物件ゆえアンモラルな結末へ導かれそうになるところを間一髪の超展開で無理やり穏健なオチへ持ちこむのだが(詳細については実際に読んでのお楽しみ)、コンビニ売りの雑誌でよくぞここまでギリギリ冒険したものだ。
あどけない顔立ちの彼女の着衣の下で息づくビッグバストをおもむろに外気へさらし下腹部のヴェールも取り去って即座にかぶりつき。しっとりした人妻の柔肌を堪能しながらすでに準備万端の淫裂へたぎる怒張をインサート。激しく内部を突き上げられ子宮口を刺戟されてアンアンあえぐ彼女の痴態にいっそうエレクチオン。全身をビクつかせハートマークを連射しながら絶頂に達しようとするヒロインの淫乱まんこめがけ大量の孕み汁をドプドプ注入しフィニッシュ。
オーソドックスな彼氏彼女の明朗快活ラヴコメだけ描いていても充分アンケは取れるだろうに、あえてチャレンジャブルな題材にいどみ(いささか強引ながらも)連載を貫徹した作者の偉業にまずは乾杯。登場人物のバックグラウンドを緻密につむぐことで前巻以上に興奮が惹起され実用度もうなぎ登りだ。展開上ヒロインが夫以外の男性にガッツリ膣内射精されまくるのを忌避事項と見なすかご褒美ととらえるかで作品に対する共感度がまったく変わってくるので、一穴主義のピュアラヴスキーには最初から回避推奨。個人的にはメインヒロイン・優奈さん一択で他の2人は正直ほとんど活用しなかったのだけれど(さゆりさんアイラちゃんすいません)、彼女の若妻まんこフル活用の痴態がとんでもなくやらしすぎたのでまったく無問題。
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