話△ 抜○ 消小 総合○
スポーツでひと汗かいたあとはベッドの上でもいい汗流してオムニバス連作4本+独立短編5本。端整かつさわやかな筆致で描かれるキュートガールズ&レディースが明るく楽しく積極的にセックスを謳歌するきわめて前向きなアティテュードがすてきな作者最新刊は通算2冊めのコミックスにして本レーベルからのファースト単行本だ。
この作家については多くの読者にとり某ブラウザゲーの二次創作でプチブレイクした人、という認識だと思うのだけれど、じつは商業エロも手がけている。ただ自分は2013年末にオークスから出た彼の処女単行本「乳姦案内」を購入しつつも結局年末の刊行ラッシュを消化するのに必死こいているうちにレヴュウする機会を逸してしまった。ゆえにこの作品の記事を書くことは俺にとってそのときに言及しきれなかったぶんのリヴェンジでもある。
派手派手しいとかとびきり個性的という感じではないものの、スッキリ整理された描線を用いたオーソドックスな青年漫画系の絵柄は非常に好感度の高いもの。とりわけ大きめの瞳をわずかにうるませほおを朱に染めた羞恥の表情がたまらなくエロティックだ。収録作の執筆時期は2011-15年と比較的ワイドレンジなのだけれど、当初からある程度作画のベースは固まっており新旧間の差異は少ない部類。この手慣れっぷりは商業作家デビュー以前からアシスタントもしくは同人原稿で相応のキャリアを積んでいるものと推測しているのだがどうか。
この滑らかな筆致でものされるヒロイン連中は現在の主戦場でであるコンビニ誌「アクションピザッツ」系列のレイティングを反映して社会人/人妻など大人女性が中心の構成。ただ妖艶さよりはキュートネスの方をハッキリ前面に押し出した造形で熟女感は希薄なので、フェロモンダダ漏れアダルトさんをお好みの読者向きではないかも。今作ではきわめて少数派のティーン女子の方が似合いそうなタッチゆえそっち方向の作品が増えるとうれしい。ボディラインは比較的むっちり巨乳寄りで(一部デ○の領域に行きかけの方もおりますが)、たわわな双丘からプクッと自己主張するニップルの美味そうな質感がことのほかグッド。
物語傾向はそのスッキリした絵柄にふさわしくポジティヴでハッピーな和姦エロス専科。デビュー作ではむしろドヨーンと強姦輪姦メガ盛り状態だったのを思えば180度異なる印象だ。作画とのマッチングを考えると明らかにこっちの方がジャストフィットで、作者本人の意向はどうあれ路線的にはこれで大正解かと。単行本タイトルにあるようなスポーツもの連作4本(テニス/ソフトボール/バレー/バスケ)のほか、団地妻をゴチになったりJKが気持ちよくイッたりラヴラヴ近親相姦だったりと若干テンプレ進行ながらひたすら明朗快活に肉体どうしを重ねあう。ウェットな修羅場やNTR等のアンモラルな展開は作品世界から注意深く排除されており、単行本の頭からシッポまで鬱度0%のピーカン晴れセックスを心ゆくまで堪能だ。
一部のガチ成年誌初出のものを含めエロシーン密度はさほど高い方ではないが、女の子たちのコケティッシュなキャラ造形や喜怒哀楽豊かな表情変化との相乗効果で使い勝手は上々。艶めく豊満ボディを着衣からはみ出させながらステディな男子とのラヴラヴえっちに耽溺する彼女らの艶姿がなんともナイスだ。自分からたぎる怒張にのしかかり大胆に腰を使いながらよがり狂う光景を美味しく頂戴しながら気持ちよく放出。
やわこい肢体をオープンセサミして女子どものっけから完全発情。豊かな胸の谷間に暴れん棒を挟みこみハードなご奉仕でまずは第1ちんこ汁を搾取だ。お返しとばかり汗ばんだボディを舐めまわし敏感な部分を刺戟しながら熟れ熟れの蜜壷をご開帳。勢いよくシャフトをねじこみ粘膜どうしをこすり合わせるたびハートマークを四方八方へばらまきながらよがりまくるヒロインの痴態がたまらない。2人して手を握りあいきつく抱きあいながら最後に恋人まんこの最深部めがけたっぷりとザーメン斉射。
1冊めを読み終えたときは健康的な絵柄とドロドロした作劇との乖離が激しくてあまりグッと来なかったのだけれど、今回は明るくポップなヴィジュアルに似つかわしいスカッと爽快ラヴでより広い層へ訴求できそうな感じ。今後もメインの活躍は慎太郎シール誌上になるのだろうが、たまには黄色い楕円仕様の媒体で10代女子エロスも手がけてもらえばありがたいなあ。基本青い果実スキーの自分でもこの人の描くカワイイ大人女性にはたいそうきゅんきゅんさせられて、ピリピリお堅い感じのヒロインが現状打破すべく人妻ボディをえっちに開放の「浅尾さんのまじめなおあそび」と、最愛の弟くんとリミッター解除でインセストタブー犯しまくり「ぽちゃあね」でガッツリ自家発電にいそしみまくった次第。
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