-デコセンタクジ「秘蜜のアルテミス」エンジェル出版 ISBN:9784873066714
話△ 抜○-△ 消小 総合△
ドスケベ同僚の魔の手から部下を守るため身体を差し出したファミレス接客チーフのヒロインはいつの間にかセックスのとりこになって……表題作長編全7話+独立短編3本。はち切れそうなグラマラスボディが画面いっぱいに乱舞しトロトロの蜜壷めがけ気持ちよく中田氏三昧の爽快エロスが横溢する作者これが初の本格成年向けコミックスだ。
著者自身ことさら隠し立てもしていないので最初からネタバレするが、じつはこの御仁まっさらのニューカマーではなく以前は「たくじ」のペンネームで一般少年誌/青年誌にほんのりお色気アリのギャグ漫画をおもに描き5冊の単行本を世に送り出した経歴の持ち主。個人的には同様にたくじ名義を併用してガチエロを描いている大友卓二(本作者とは赤の他人)とセットで「カタギの方のたくじ」/「エロい方のたくじ」と覚えていたのだけれど、まさか堅気の方まで成年漫画に来るとは思わなかったよ!
スッキリとムダのない描線でつむがれるキュートなアニメ系の絵柄はその出自を思えばしごく当然の高い完成度を誇る。非エロでやっていたときより全般的に頭身が上がった感じだが、考えてみるとヒロインの平均年齢が高くなったのだからそれも当たり前。収録作はすべて2014-15年にかけ「アクションピザッツ」および「アクションピザッツDX」にて掲載とごく最近に執筆のものばかりゆえ作画のクオリティも高値安定だ。
慎太郎シール誌作品なので登場ヒロインは必然的にover18限定で、冒頭タイトル・チューンのウェイトレス2名のほか読み切りでは専業主婦イトコに年上幼なじみや既婚キャリアウーマンと大人女性をドーンとフィーチャー。ただ元来ティーン女子中心に描いていた人なのでお歳を取らせてもルックスは明確に童顔寄りで熟女スキー向きの筆致ではなく、本来なら前みたいにJCやJKをモリモリ描くのが似合いそうなのだがそれは今後に期待。ともあれ造形的にはビッグバスト専科でボンキュッボンの起伏豊かなトルソであり野郎どもの情欲を効果的に喚起せしめる。
巻頭からの表題作長編および読み切り短編3本のいずれも、物語傾向としては肩のこらないオーソドックスな和姦エロコメ。前者ではメインヒロイン&サブヒロインとヤリチン男子との三角関係込みのコミカルでライトな恋愛模様が展開され、後者では欲求不満の従姉にいただかれたり昔なじみのオネーサマに身体で励まされたり気持ちよくなるマッサージを施行されたりのタナボタエロスを逐次投下。力押しのギャグでたたみかける一般作品に比べ今回のお話たちは正直おとなしく食い足りない印象だが、コンビニ誌物件としては標準的なできばえでスムーズに読者の脳みそへ入っていくことだろう。
1作品あたり18ページ平均のタイトな分量のうえ日常パート優先でエロシーン支配率はやや低め。とくに後半の短編群はコンビニ規制を考慮に入れたとしても本番開始~フィニッシュまでのページ数が少なくて実用面では不満が残る。それに対し冒頭長編はファック密度もそれなりにアップしてエロパーツ描写やヒロインのイキ顔百面相など濡れ場演出も充実してきているので、読んでて息子を握るならおもに前半部で。
ムチツヤボディを好き勝手にまさぐられて当初反発しつつも巧みな愛撫にたちまち身も心もトロけさせられ下半身の秘密の花園はすっかり準備万端。ガッチリ細腰をホールドされいきり立つ怒張を内奥深く打ちつけられてほおを紅潮させ瞳をうるませながら途切れ途切れに吐息を漏らすさまがなんともエロっちい。いつの間にやらきつく抱きあい舌先を絡めあう2人の息もピッタリに最後たっぷり中田氏で気持ちよく絶頂。
本格黄色い楕円初参戦にまだ照れや遠慮があるのか抜きツールとしてはもの足りない部分も散見され評定を若干マイナスしたが(作者さますいません)、以前より定評のある煽情的なヒロインの表情変化だとかド迫力のおっぱいブルンブルンなどは白眉であり、いささかシズル感に欠けるまんこ描写が品質アップすれば一気にチンピク度急上昇も期待できる。今後はピザッツのみならずガチのマークつき雑誌でも描いていただけると重畳きわまりないのでどっかの編集さんぜひ起用を。収録作のなかではやはり冒頭表題作がいちばんグッと来て、主演の黒髪巨乳チーフ・アカリさんもさることながら、某一般作ヒロインを彷彿とさせる太眉爆乳オドオド系女子・ミィちゃんがいっとう好みであります!
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