-宮社惣恭「しりちちみだら」富士美出版 ISBN:9784799504093
話△ 抜◎-○ 消小 総合○
天才薬剤師の主人公が調合した不妊治療薬は効果抜群の媚薬として周囲のナースや女院長までも夢中になりハーレムファック三昧長編全10話。タイプの異なる美女たちをズラリと並べお尻を向けさせ代わる代わる種つけフルコースという全男子垂涎のドリーム実現な作者最新刊は通算6冊めの成年向けコミックスだ。ところでいつもこの人のペンネームの読み方を忘れてしまうので初レヴュウとなるこの機会に「みやしろそうすけ」という発音をグリグリ記しておく(俺用メモ)。
現在「COMICペンギンクラブ」の主戦作家として大活躍のこの作家のことを自分はずっとスルーし続けてきた。むろん存在自体はだいぶ前から認識していたのだけれど単行本を手に取るまでのモチベがどうにも起きず今日に至る。しかしながら去年3月リリースの前単行本「やまとなでしこちちへんげ」(当ブログでは未評価)を発売からだいぶ経って偶然に購入してみたらこれが大いに使えたので、既刊のいくつかも買いそろえて息子をゴリゴリ活用しつつおのれの見る目のなさを呪った次第だ。そんなわけで本作発売の報を耳にしてこんどこそ改めてレヴュウ対象に。
スッキリサッパリの非常にキャッチーなアニメ絵ベースのタッチがなんといっても宮社惣恭のリーサル・ウェポン。キャリア初期はエロゲー方面からの露骨なインスパイアを感じたものだけど、昨今はやや固かった描線がこなれ作画にしっとりした雰囲気が加わって独自のテイストを帯びてきているように思える。なお版元提供の詳細情報ページから本作の内容サンプルを数ページ分閲覧可能なので、以前の俺のようにこの作家に対する予備知識を欠く方はまずそちらへレッツゴー。
この滑らかな筆致で描かれるのは美麗かつ愛らしい大人のオンナたち。本作では後述するように勤労女性しか存在しないのだが、従来も年齢設定上はover18の比較的ソーン高めのヒロインを多めに投入している。もっともルックス的には適度にディフォルメを利かせたカワイイ系の造形であり2次元ならではのキュートネス炸裂でアダルト感は薄め。またこの新刊や近作においてやけにチチ方面を強調するタイトルに呼応するかのように登場キャラも巨乳優勢で、最貧の方でも明らかに標準サイズ以上、最大の人はお顔を凌駕する勢いのエクストララージバストを装備するのでおっぱい星人大歓喜。
雑誌初出時に「ユメミルクスリ」のタイトルで連載の長編シリーズを頭からシッポまで一挙掲載したのが本作コンテンツのすべて。前作のような短編群のほか以前には長尺ものの連載経験もありストーリー構築はじつに手慣れたもの。ただ既刊と比較すると今回は明確に抜きオリエンテッドな方向へ舵が切られていて、第1話冒頭からエロシーンがはじまるのみならず序盤で最低限の導入部を設けたのちは以後ひたすらファックファックファック。女癖の悪さゆえ転職をくり返し本作舞台の病院へと流れてきた主人公・古賀千香也(こがちかや)がそのマッドな才能を生かし開発した不妊治療薬がじつは媚薬としても大いに有効で、その効用を同僚看護師や病院の経営者である叔母を相手に臨床試験しまくりんぐってな寸法ですよ。むろん本来は子作り目的で使用するポーションなので最後はヒロイン全員しっかりアタリを引くのだが、ボテ腹プレイまでにはいかずお話が畳まれるので妊婦スキーは過剰に期待せぬよう。
主人公の餌食となり我々の前に痴態をさらすのは総勢4名。最初のお相手であり千香也を慕うドジっ娘ナース・金城奏海(きんじょうかなみ)、奏海に懸想するあまり千香也を蛇蝎のごとく嫌うお嬢さま系百合女子・園田銀子(そのだぎんこ)・一見ミステリアスじつはムッツリスケベな爆乳おねーさん・飛馬歩佳(ひばあゆか)・そして数歳違いの若き叔母にして辣腕銭ゲバ病院長・角田玉葉(かくたぎょくよう:姓名の読み方は一部推測です)。属性や体躯から主人公の呼称にまで細かく差異を設ける徹底的なキャラクター差別化戦略がいかにもエロゲ風味でナイスだ。個性豊かにアプローチをかけてくる彼女らを順番に美味しくゴチになり、物語終盤は交互にちんこ出し入れのめくるめく夢の5P絨毯爆撃で読者もすっかり擬似王様気分。基本的にはオーソドックスな性器どうしのタイマン勝負に終始し奇抜な性具や凝ったシチュなどは用いないが、多数の女体がのたうち回りちちしりまんこ振り乱しながら孕ませファックで派手にイキまくる光景を見ているだけでぼくらの股間もたぎりまくること必至。
効験あらたかな液体を飲み下すと女子どもたちまち発情し切なげなしなを作り自分からシャフトにまたがって生殖活動をスタートだ。だらしなくビッグバストを揺さぶりパックリ開いた蜜壷からとめどなく愛液たれ流しつつちんことまんこのランデヴーをとめどなくくり返してすっかりトロけ顔。幾度となく体位を替え角度を違えて粘膜も破けんばかりに抽送を続け、四方八方へハートマークまき散らしながら絶頂を迎えようとする彼女らの子袋いっぱいに受胎確実の特濃種つけ汁をドプドプ注入だ。
その気になれば波瀾万丈の壮大な物語をつむぐことのできる作家があえてお話部分をそぎ落としシンプルなハーレムエロスに徹したことで至上の使い心地を誇る精液分泌支援物資が完成。ことに多人数ファックのお約束である全員集合まんこご開帳シーンの素晴らしさに我が息子も無条件降伏だ。――とまあグダグダとやくたいもないことを述べてきたのだけれど、じつは宮社惣恭のコミックスではもれなく著者自身による膨大な量の作品解説が付属するので、読者はまずそれを頭に入れるのが最良の作品案内となる。ことに長編作では登場キャラたちの会話形式で人物造形から物語のシノプシスに各種の伏線までこと細かに解説されるのでまったくレヴュワ要らずだ。そんなわけで至上の女体回転寿司を堪能して心身ともご満悦の1冊。個人的嗜好により孕み腹ヒロインズの実用度はメチャシコ組と竿休め組とにハッキリ二分され、あどけない言動と一途なラヴ全開ぶりがマイ経絡秘孔直撃の金城ちゃん&クールな仮面をかなぐり捨て快楽享受一直線のボクっ娘歩佳さん2名のあられもないお姿をアテに自慰表明しまくりです(ガチレズさん年増さんごめんなさい)。
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