-広乃あずま「ヴァージンホリック」文苑堂 ISBN:9784861172274
話△ 抜○ 消小 総合○
無邪気な帰国子女お嬢さまをエスコートしながら祭りで海でお部屋でメイク・ラヴ連作3本+最愛の先輩のため毎日お弁当作りにはげむヒロインの熱い思いが通じ彼に美味しくいただかれて本編&描きおろし後日談+独立短編7本。とびきりの美少女たちに無条件で慕われ処女を捧げられて初物まんこにガッツリ種つけのすばらしすぎる妄想空間実現のこちらは記念すべき作者初コミックスだ。
つい先ごろ不幸な形で幕を引かざるを得なくなったガチ萌えイチャラヴ専門誌「コミックポプリクラブ」だが、さいわい単行本発売直前までこぎ着けていた幾人かの作家に対してはすみやかに救済措置がほどこされて愛読者であった自分もホッと安堵。記念すべき処女作のリリース直前に降って湧いた騒動で漫画家の方は我々以上にやきもきしたと思うが、他社からとはいえすみやかにポプリ掲載分を持ち越すことができて胸をなで下ろしていることだろう。
女性作家の手になる少女漫画ベースのキュートな萌え絵が圧倒的多数派であったかつてのポプリクラブの誌風をそのまま踏襲した、広乃あずま謹製の繊細かつラヴリィな筆致はまるで砂糖菓子をお口へダイレクトにぶちこまれるみたいな激甘テイストが特徴的だ。ただし華やかさよりはハートウォームなしっとり感を押し出すタイプの作画ゆえ、パッと見のキャッチーさでは故ポプリの輝かしい先輩作家たちほどではないかも知れない。後述するようにこの人のキャラメイクや作劇にはむしろその方がマッチしてはいるのだけれど。なお版元提供による単行本情報ページ内からサンプル立ち読みへのリンクが張られているので、広乃あずま未体験の方はまずそちらを一瞥すべし。
本作登場の女性陣は10代なかば~後半あたりのもぎたて制服女子がほとんどで、そこへお姉さんキャラを微量ブレンド。もっとも大人キャラですらティーン同然の愛らしさでアダルト感は皆無ゆえ熟女スキーは回避で。属性としては同級生や教え子に隣のお姉さんといった身近な存在からお嬢さまにゲームのなかのヒロインなど高嶺の花までよりどりみどりだが、どちらかというと親しみやすい絵柄ともあいまってガール・ネクスト・ドア系の造形がよりフィットする感じ。そんな彼女らはもちろん童顔巨乳推しのポプリ掲載作にふさわしくお歳に不相応なビッグバストをお持ちであり、唯一例外と思われたぺたっ娘にも春は到来するのでご心配せぬよう。
全編これ和姦尽くしなのはもはや言うまでもないことだが、加えてどの話も古きよき少女漫画のようにあらかじめ約束された運命の2人が互いの気持ちを確認し永遠の愛を誓いながら結ばれるド直球のイチャラヴばかり。そのプロセスを1本あたり16ページ程度のタイトな分量でこなすものだから必然的に展開は超インスタントにならざるを得ず、女の子はのっけから彼に対し好感度100%で男子側はなんら策を講じずとも愛を告白すれば即OKだし押し倒したら拒まれもせずすべて受け入れてもらえる夢のような世界が具現化される。人生そんなイージーゴーイングではないぞよと有識者からお叱りを受けるかも知れないが、ままならぬ世のなかにあってフィクションのなかくらいは存分に癒されてしかるべきでありこれでいいのだ。
駆け足で突入のエロシーンはきわ立って濃口というほどではないけれど、10代特有のみずみずしい肢体が躍動し赤面必至のピロウトークが炸裂するラヴ空間のなかくり広げられる愛の営みが初々しくもえっちでよろしい。はじめての痛みを最愛の彼に抱かれる歓びでたちまち快感へと変えはしたなく乱れる少女たちの痴態をリリカルに描写するさまがグッドだ。また直近執筆の作品ほど絶頂ハート目やセルフ実況アクメ描写など濡れ場演出も進歩しており実用度アップに貢献。甘やかな行為のなかにもきちんと性器結合断面図を織り交ぜドプドプ膣内射精の瞬間を綿密につむぎ出してくれるのもうれしい点で、たっぷり子種を注がれファーストアクメを迎えるヒロインの艶姿で気持ちよく息子を摩擦しまくり。
相思相愛の2人はようやく気持ちを確かめあってきつく抱きあいベッドイン。心臓の高鳴りを感じながら着衣をずらしてビッグバストをまろび出す。稚拙ながらも熱心なご奉仕を受け辛抱たまらずキュートなお口の奥へ先走り汁を放出だ。気持ちよくしてもらったお礼にこんどは彼女の熱い蜜壷をご開帳し暴れん棒をインサート。未体験の感覚に一瞬苦痛の声を漏らしながらも粘膜どうしをこすり合わせるうちいつしかそれは嬌声へと変わりやがて甘いコーラスが室内に響きわたる。頬を紅潮させ随喜の涙を流しながらこみ上げる快感に身もだえするヒロインに熱く口づけながら愛の証として少女の幼い子宮をザーメンの奔流でたっぷり満たすのだ。
読んでるだけで虫歯になりそうな激烈甘エロの応酬に脳みそまで砂糖漬けにされて心地よく砲身を使役。かつてのポプリテイストを同誌亡きいまもダイレクトに実感できる萌え萌えファック満漢全席はまさしく読むヘロインだ。これで個人的に痛々しくて好きになれない破瓜描写がなければ抜き評価は二重丸にしていたところ。本レーベルより同時刊行の恵田真芽とともに現状望みうるもっともゆるめの性器修整もうれしく、イチャラヴセックス大好きっ漢たちには自信を持って推奨したい。ワタクシ広乃あずまヒロインだと年長男子に尽くす系ヒロインがもっともグッと来るので、親切ていねいに教えてくれる数学教師に地味っ娘巨乳JKちゃんが勇気を出して愛を告白の「教えて先生」と、毎日お昼ごはんをお届けのひんぬー後輩女子と熱く結ばれ→立派におっぱいの育った彼女と卒業式えっちで2度美味しい「コンプレックスガール」本編&後日談が今作中のフェイヴァリット物件。
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