-狼亮輔「ふれて はいって とけあって…」ワニマガジン社 ISBN:9784862694317
話○ 抜○ 消中 総合○
ステディな男子の前でだけ狂おしい痴態をさらしまくるオンナたち大活躍短編11本(うち前単行本収録作後日談1本)+フルカラーショート2本。清楚な乙女からギャルギャルしいのまで、オクテなのあり超積極派ありの多種多様なヒロインズが熱に浮かされるように甘く激しい情交に没入してはトロトロのイキ顔さらし絶頂の光景を怒濤のごとくお届けする作者最新単行本は通算7冊めにして当社発の3rdコミックスだ。
いかにも売れ線まっしぐらな高密度の煽情的な作画と個性豊かな女子連中がすっかりセックスマシンガンと化し連続アクメのハードな濡れ場の両サイド攻撃がいつもながらにマーヴェラスなこの人も商業作家としてはそろそろ中堅~ヴェテランの域にさしかかる円熟の時期。昨今ではもっぱら当版元の「COMIC失楽天」が活動の本拠地となっていて、2014年に上梓された前単行本「求愛(もとめあい)」も同じワニから。そして2年の歳月が経過し順調にストックもたまってめでたく本作リリースである。
普遍的なアニメ/ゲーム系の絵柄をベースに萌え/オサレ等の要素をバランスよくぶちこみ、近ごろ流行りのコッテリ特濃トーンワークで彩りを添えたキャッチーすぎる作画が狼亮輔最大の武器。えっちぃ女子のたわわな肢体を余すところなく見せつけシズル感あふれるお肌の艶を浮き彫りにさせた本作カヴァーイラストのドエロいことといったらこれ単品でちんこをしごけるほど。収録コンテンツの大多数が前作刊行後に描かれた最新のものなのでヴィジュアルの統一感も非常に高く、こと眼福度ではこれまでで屈指ではなかろうか。例によって出版社公式サイトから内容サンプルつきのコミックス情報ページが閲覧可能なので、そちらを確認のうえ購入可否を決定すべし。
ガチロリだけは縁がないが思春期以上はまんべんなく描きこなすこの作家、本作もむろんもぎたてJKから熟れ熟れ人妻までワイドな年齢に対応。わずかな例外を除きお顔を凌駕する勢いのエクストララージバストがやわこい胴体からえげつなく飛び出す、まさに読み手をシコらせるのに特化した造形が淫猥でたまらない。そんなエロっちい肢体描写を共通ポイントとしながら女の子への属性附与はじつに多彩で、細かく髪型や目鼻立ちを違えるのは当然のこと、おしとやかだったりやかましかったり、純朴だったりクセモノだったり、ヴァラエティ豊かな彼女らのキャラメイクがエロ漫画といういう虚構の世界に一定のリアリティを担保する源泉となっているのだ。
コンビニ売りの失楽天掲載物件ゆえ、真に双方が求めあっているかなかば一方的な押しつけなのかはさておき男女の合意エロという最低限の決まりごとは遵守されているものの、13の物語たちのトーンはけっして一様でなく複雑な要素が組み合わされたアラベスク模様のごとし。もちろんオーソドックスなイチャラヴ基調が多数派ではあるのだが、ストレートに純愛を謳いあげるのみならず紆余曲折の男女関係を織りこんだり隠れたテーマを仕込んだりどこか背徳的な空気をまとわせたり、作品によってさまざまに色合いを変える熟達の手腕が光る。なのでスウィートなバカップル和姦のみを過剰摂取したい向きには必ずしもオススメしないが、緩急自在のお話運びに癒やされてみたり心ざわついたり読んでるこっちも忙しくリアクションしながら気づくといつの間にか最終ページ。
底抜けに明るい話もダークエロスでも、濡れ場に突入すればくり広げられるのは女子連中のやわやわボディを最大限に活用のねっとり執拗なストロングファック。艶めくニップルやぷっくりした肉ヒダなどむやみにチンピク度の高いエロパーツを効果的に配しつつ絶品トロ顔や豊穣な擬音など現代エロ漫画に不可欠の演出をたっぷり盛りこんだ情報量の多い濡れ場が読者の勃起中枢をハードヒット。とりわけふだんは終始おだやかだったり毅然とした態度だったりのヒロインたちがすっかり肉欲におぼれだらしなく淫乱化する豹変ぶりは白眉で、濡れそぼつ蜜壷へ屹立した怒張をガツガツ突き入れられるたび派手に身をよじりハート目で淫語乱射してはドプドプ膣内射精され放題の彼女らの艶姿に息子をいじめる手もいっそう加速。
制服の上からではとうてい隠しきれない巨大な双丘を拘束から解き放ちえっちな乳首に吸いついて執拗に揉みしだけば彼女らたちまち頬を紅潮させ下腹部をしとどに濡らして発情だ。敏感な部分を責めたて下着をはぎ取って熱い女陰の奥底めがけピキピキちんこをフェードイン。グチュグチュ愛液まみれの結合部をいっそう激しくこすり合わせながらねっとり舌を絡めあい濃密な行為に没頭する。内奥をひと突きするたび随喜の涙を流しエロワードをまき散らしながらいっそう強固にしがみついてくるヒロインの分泌物まみれの肉体をガッチリ抱えこみドスケベまんこの奥底めがけてザーメンの奔流を勢いよく叩きつけ女体征服ミッション完了。
個性豊かなヒロインたちがこぞって淫蕩な姿をさらけ出し下品なアクメ顔見せつけながら中田氏されまくる情景をオカズに精嚢のストックもたちまち残機ゼロ。これでパックリ開いたまんこが極太ゼブラ修整で無残にさえぎられてなければ抜き評価は◎にしていたところだ。昔の単行本と見比べるととくに作画レヴェルが如実に上がっているのが実感でき、たいそうウェルメイドな作劇とともに今後のさらなる進歩も期待できる。私的願望としては巨乳/爆乳路線はそのままにもう少し平均年齢が下がるとうれしいけど、狼亮輔の手になる妖艶アダルトさんの需要が根強いのもよくわかるので現状のバランスがベストですかねー。どのお話も大いに愚息を活用させてもらったが、なかでもあせってキョドリ系ヒロインのせわしない挙動とそれでいて真摯な気持ちをぶつけてくるさまがナイスな「じょうだんはんぶん」と、前の本でもガッツリ抜けまくった短髪JKちゃんがチョロくオヤジに犯られちゃう系ストーリーの後日談にして彼女めでたく完堕ちの「君に似たひと アフター」が本作中のマイフェイヴァリット。
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