2016-08-14

今月のコピ・ルアク。

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-要青豆「パコパコナースV(ファイブ)」クロエ出版 ISBN:9784908099243
話○-△ 抜○ 消小 総合○

ジト目毒舌辣腕ナース率いる美人ぞろいの看護スタッフ5名が入院患者全員を上下のお口でねっとりハードに癒やしまくり中編4話&描きおろし第0話+男漁りの流儀をめぐって女2人の意地とプライドを賭けたセックスバトル前編&西方の大物を特別な趣向でお出迎え後編+独立短編2本+前単行本収録作ショート後日談。明るく激しく大乱交をくり広げ大量の分泌物にまみれたドエロい女体が画面いっぱいに横溢する作者最新刊は通算6冊めにして当レーベルからの第3弾コミックスだ。
だいぶ前からこの作家の存在は把握していたものの若干自分の好みから外れていたので単行本購入にはなかなか至らず、当ブログで評価の俎上に載せたのは2014年に発売されたこの人の前作「発情パヒューム!!」がはじめてのこと。そちらを非常に美味しくいただいたことから、ちょうど2年ぶりの新刊となるこちらをこんどはデフォ買いで。なお当版元恒例の非常に浩瀚な内容サンプルつきのコミックス紹介ページが用意されているので、要青豆未体験の諸兄は書店へおもむく前に要チェック。
なつかしめの雰囲気をたたえたオーセンティックなアニメ系のタッチにこちらは業界トレンドど真ん中のコッテリ濃厚なトーンワークで彩りを添えた、じつに現代エロ漫画らしい仕上がりのキャッチーなヴィジュアルが印象的。肌色てんこ盛りのカラー彩色も悪くないが、健康的ななかにもド派手でえげつないエフェクトが入り乱れるモノクロ原稿の方がいかにもイキイキしていてこの作者らしい躍動感が出ていると思う。収録作の初出を見るとすべて前単行本刊行後に「COMIC真激」誌上掲載と最新のものばかりゆえ表紙と中身のギャップもまったくなくジャケ買いも安心。
このメリハリの利いた筆致から生み出される女性陣は以前だと大人/熟女方面へずいぶん偏向していてそれがゆえに長いこと食指が伸びなかったのだけど、「発情パヒューム!!」ではJK中心になっており青い果実スキーの俺大歓喜。ひるがえって今作は看護師や女性編集者に女教師など社会人ヒロインがやたらと多く、その意味では昔の路線へ戻った感じだ。ただアダルトさんとは言っても20代からせいぜいアラサー近辺くらいまでだしルックス的にはみなさん若々しいのでさほど忌避感を抱かずに済むのはありがたいところ。一部どっかで見たようなキャラがそのまんま登場しているのはまあご愛敬として、要青豆作品であるからには誰ひとり例外なくたわわなバストと安産間違いなしのお尻を標準装備した豊満ボディであり、グラマラスな肢体をガッチリホールドしながらドプドプ膣内射精がはかどりまくること必定だ。
本作コンテンツは実質的な表題作に相当の冒頭中編「ようこそ夜桜病院へ」やビッチ女子多数登場のセックス対決もの「おいてぃんこ!」前後編といった連作と、中盤以降に収録の読み切り群とのハイブリッド。途中でつらつら語られる作品解説を見るに、不完全燃焼に終わった作品のリヴェンジや逆に意気込んで開始した作品がフェイドアウトを余儀なくされたなど成立にあたり複雑な事情がある模様。とくにどうやらもっと続ける意志があったらしい「おいてぃんこ!」はキャラや伏線が露骨に消化不良で最後尻切れトンボなのが見てとれてもったいない。とはいえどの作品でも魅力いっぱいのキャラメイクがほどこされたヒロインが物語世界をヴィヴィッドに動きまわるさまは出色で、ストーリー上の多少の齟齬などは充分にカヴァーされる。このへんのグッと読者を引きつける女の子の造形は前作でもきわ立っていた部分で、要青豆作品における最大の美点といえよう。
もちろんエロ漫画であるからには濡れ場それ自体がなによりのウリとなるわけだが、1本あたり最低でも20ページ以上のヴォリュームの大半が濃厚きわまりない交合シーンに費やされ対股間破壊力は抜群。過剰なくらいに各種エロ演出もほどこされたきわめて抜きオリエンテッドな造りはデビュー当初からの変わらぬセールスポイントだ。タイマンラヴ中心だった前作とはうって変わって以前から作者が得意としていた複数男女が一堂に会してのガチファック重層展開がほとんどの作品でくり広げられ、大量のちんこを上でも下でもヴァギナでもアナルでもまとめてねじこまれてはいろんな液汁垂れ流しダイナミックに絶頂するエロメスどもの痴態を多チャンネルでお届け。
乞われれば彼女ら即座に身体を開き豊かな双丘や濡れそぼつ秘密の花園を初手から全開して飢えた狼どもを迎え撃つ。いきり立つ怒張に自分からしゃぶりつき激しく口腔を使役しては先走り汁をごきゅごきゅ搾取だ。休むいとまもなくこんどは下腹部の肉ヒダを押し開き一気に子宮口の奥へシャフトを迎え入れて粘膜どうしのハードな摩擦運動をスタート。激しく内奥を貫かれる間にも手でお口で菊門で同時に暴れん棒を迎撃しては恥も外聞もなく淫語乱射するドスケベガールズ&レディースの浅ましい痴態にいっそうエレクチオン。しきりにイクイク連呼しながら昇りつめてゆくヒロインズの全部の穴へ最後たっぷりとザーメンの奔流を叩きつけ果てなき性の饗宴にもようやく終止符を打つ。
次々に投下される大量の女子連中が精液まみれでイキ狂う光景を過剰摂取して君の精巣も枯渇すること必至の1冊だ。マイちんこ的にはティーン中心/基本1on1和姦である前作の方が嗜好に合致するものの、今回くり広げられる圧倒的なまでの複数姦絨毯爆撃には感嘆せざるを得ない。古くからの要青豆ファンであればこちらのが作者の本領発揮と感じるかも知れず、その場合はむしろ評価5割増しでよろしいかと。収録作のなかでは解説を読んでいても作者の強い思い入れがうかがえる冒頭シリーズ「ようこそ夜桜病院へ」が白眉で、メインを張る口悪女子・黒井紗枝(くろいさえ)さんのぶっきらぼうな科白とは裏腹のホスピタリティあふれるご奉仕ぶりが辛抱たまらんですね!

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