2016-09-15

今週のコンテンポラリー・ミュージック。

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-安部マナブ「快感恋鎖」ワニマガジン社 ISBN:9784862694423
話○ 抜○ 消小 総合○

自分から積極的に快楽をむさぼりに行くドスケベガールズ&レディース目白押し短編12本+巻末描きおろしおまけ漫画。むやみに煽情的なムチツヤボディをハードに活用しながらの汗だく汁だくファックで極上おにゃのこ連中がはしたなく乱れまくる光景を読者の脳裡に絨毯爆撃する作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。
快楽天系列各誌では通常のモノクロ漫画を手がける執筆陣のほか、巻頭/巻中/巻末のショートカラーをもっぱら描く作家を一定数抱えている(最近はそれ専業の人は少なくなっているけれど)。この人も当初はそういう人員のひとりで、2010年刊行の処女単行本「快感原則」は総天然色仕様のいささか特異な形態のものだった。しかしながら今回カラーなのは表紙/裏表紙だけで、中身は全編白黒のノーマルな作品集となっている。また前作では「安部学」、こちらは「安部マナブ」とペンネームの表記が若干異なっているのだけど、同一人物なのはひと目でわかるので以後そのように処理。
いくらかクセはあるものの端整かつ美麗な一般青年誌系のタッチは当初から非常に完成度が高いものだが、前作発売前後~直近までの「COMIC快楽天BEAST」掲載原稿を収録のこちらでは1冊めのそれより造形のバランスが明確にいま風になっているのがわかる。もとよりカラーショート出身だけに白黒漫画を描かせても繊細なトーンワークはセンス抜群で、お肌のしっとりした感触がこっちにまで伝わってきそうなシルキーな仕上がりに思わずため息。ただ1枚絵と通常漫画とで微妙にキャラの顔立ちが違う雰囲気なので、店頭見本を見られない環境では出版社提供のコミックス情報ページで内容サンプルを確認するのがベター。
この滑らかな筆致でものされる女性陣はJK附近をヴォリュームゾーンにプラマイ数歳くらいの構成。ナースやOLなど年長さんもいるのだけれど元来キュート寄りの造形なので制服女子の方がよりフィットしている印象だ。おっぱいサイズは基本巨乳ながら小ぶりなのあり超弩級ありとヴァリエイションを持たせ飽きさせない。キャラメイクもおっとり系にツンツン女子、流されタイプに積極派と非常に多彩であり、誰しもがお気に入りのあの娘を見つけられるはず。
コンビニ売りの快楽天BEASTを初出とするだけに、くり広げられるお話はみな口当たりのよい和姦仕立て。わざと本誌では描けないシチュばかりを多少の毒も交えつつコミカルに列挙してみせた巻末おまけ漫画を見るに、題材の制約はかなり厳しいのだろうなあ。展開としてはオーソドックスなイチャラヴもあるのだが、男女どちらかが主導権を握り終始リードするタイプのお話――女の子サイドが受け身の男子を逆レイプぎみに食っちゃったり、逆に押しに弱いヒロインが流されHしちゃったり――が心持ち多め。また姉妹だったりライヴァル同士だったり友人だったり、ひとつの物語に2人以上の抜き担当が出演する系統の作品が過半数を占めるのが特徴で、作画コストは大変だろうが読んでるこっちはワラワラ大量の女子が出てくる華やかな絵ヅラに思わずニンマリ。
1作品あたり16-18ページと容量はタイトながら、元来ショート漫画でならしただけに上手いこと濡れ場をねじこむのはお手のもの。健全な合意エロの構図にライトなスパンキングや性具責めをバランスよくぶちこんでファックを刺激的にしてみせる構成の妙はさすがヴェテラン。安部マナブ得意のもっちり柔肌が乱舞する眼福なヴィジュアルにこれら蠱惑的なエロ演出が加わりチンピク度をいっそう高めている。お餅みたいなビッグバストを自由自在にこね回しつつぷっくり土手高まんこにゴリゴリ怒張をねじこみたっぷりと中田氏三昧のエルドラド到来にぼくらの自慰表明も大忙しだ。
雰囲気に流されて、あるいは積極的にちんこをくわえこみヒロインズは艶めく肢体を画面狭しと躍動させてはイキ狂う。もっちりボディを指で舌先で蹂躙され敏感な部分を刺戟されてたちまち下腹部をしとどに濡らしほおを紅潮させて一気に発情モード。肉厚の秘密の花園を自分から押し開きうるんだ目つきで挿入をおねだりされるのだから辛抱たまりません。執拗に内奥をえぐられ子宮の奥まで貫かれては汗と涙とよだれまみれで甘やかな嬌声を発する彼女らの痴態を目の当たりにして興奮しきり。最後の理性も吹き飛ばして恥も外聞もなくイクイク連呼のおにゃのこ連中の淫乱まんこの最深部めがけ最後にたっぷりと白くねばつく液体をプレゼント。
ファンシィな作画とウェッティな濡れ場の相乗効果でティッシュの消費量もうなぎ登りのユースフルな逸品。本来なら百合だのフタナリだの近親だの描きたいネタはいろいろあるようだが、厳格なレギュレイションのもとでもこれだけ煽情的な濡れ場が構築できるのだからたいしたもの。昔カラー漫画ばかり描いていたころは白黒に移行すると持ち味が消えるのではと心配していたけど、絶品の画面処理のおかげで現在ではむしろ当時より抜きツールとしての性能はアップしたのではと感じるくらいだ。収録作いずれも大いに楽しませてもらったが乱交より1on1が好みな自分としては、オバケ嫌い克服のため肝試しにいどむ義妹ちゃんと成り行きのまま濃厚イチャラヴの「こわがってNIGHT☆」と、素直じゃない年少イトコを言葉巧みに本番へ誘いこみハードファック「マイ・コーポ」がとりわけfeel so nice。

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