2016-12-14

今宵のナイトメア・メーカー。

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-Cuvie「やわらかなぬかるみ」ワニマガジン社 ISBN:9784862694645
話○ 抜○ 消小 総合○

初々しいイチャラヴから深みにハマりそうな情欲の隘路まで多彩な恋愛模様短編全12本。端整な筆致でもって性愛の真髄をえぐり出し続けるグランドマスターがいつもながらの絶品トロ顔&ガッツリ膣内射精を惜しみなくフィーチャーの作者最新刊は黄色い楕円物件としてのトータル20冊めのコミックスだ。
エロ漫画執筆歴10数年におよぶ疑いなき大御所たるこの人、むろんキャリアが長いことそれ自体もすばらしいことだが年数だけならその上を行く作家は界隈に少数ながら存在する。しかしながらCuvieほど量産ペースを落とさずずっと描き続けている「太く長い」作家は他にほとんどいない。一般仕事と並行しいまでも複数のエロ媒体でお仕事する驚異のハードワーカーだ。なお同じワニから2014年夏に刊行の前単行本「色めく彼女」は申しわけなくも未レヴュウであり、当ブログで評価記事をアップするのは富士美出版より一昨年春に上梓された「Yummy!」以来のこと。
この界隈に顔を出しはじめたころからスッキリ系の繊細な筆致が特徴だが、昨今は周囲で極端なほどに画面の高密度化が進んだこともありその差異がきわ立つように。よく言うと情報量が過剰すぎない、イジワルな表現をすれば淡泊にも見えるタッチはしかしながら実際に読んでみると緻密に計算された画面構成や演出の妙もあって充分に濃密な味わいだ。例によって版元提供の単行本情報ページで内容サンプルが見られるので、Cuvie未体験の方はそちらでそのエッセンスの一端を確認できよう。ただ表紙絵だけはそれが若干裏目に出て書店店頭でのインパクトが薄く感じるので、もう少し塗りをコッテリさせた方がいいかもしれない。
収録作すべてコンビニ売りの「COMIC快楽天BEAST」を初出とするので本来ならばレギュレイションの都合上ヒロインはOver18専科のはずだが、昨今は自主規制もわりとなし崩しでJKもフツーに登場している。いまでも主流はJDや大人女性とはいえ10代女子スキーの俺的にはありがたいところ。いずれも頭身高めのスラリとしたボディに基本巨乳ながらわりと現実的な分量のおっぱいが盛られたオーソドックスな造形で、エロ漫画的ディフォルメがひかえめなぶんどっぷり2次元に浸かってなかったカタギの読者にも取っつきやすいはず。
そんな彼女らが乗っかる物語たちはおおむね掲載誌の要請に添った穏健な合意ベースのそれ。もうひとつエロでお仕事している富士美出版ではレイプだのNTRだのエグいのも描くのだが、こちらでは基本1on1の和姦シバリなので安心だ。もっともスウィートなイチャラヴ一辺倒というわけではなく後ろ暗い関係や複雑なバックグラウンドを示唆する作品もあって、最終的には平和な方向で収束するにしてもお話ごといろんな余韻を残して読み手を飽きさせない。こうしたひと筋縄ではいかない男女の機敏をクドすぎずしかしたしかな存在感をもって盛りこむあたりはさすがヴェテランの手練れの技。
絵面はサッパリ系でもファックはコッテリえげつなく、が昔からCuvie漫画最大の美点。今回もそれは存分に発揮されており、甘々エロスから背徳的な関係まで男女がしっぽりねっとり性器どうしの真剣勝負にいそしむさまを詳細中継する。2010年代に入ってからはアヘ顔演出にもいっそう磨きがかかり、またハート目描写など流行りの手法も貪欲に取り入れるあたりなお衰えぬ探究心がうかがえすばらしいことだ。ハードにまんこを使役しながらメスのツラ見せつけイクイク連呼しながらたっぷり膣内に精液注がれて絶頂のヒロインズの痴態で我々も利き手をダイナミックに摩擦しまくり。
幼いころからの腐れ縁でも偶然の出会いからのスタートでも、2人してベッドインし裸を見せあえば即座に発情モード。たわわな双丘にむしゃぶりつき一心不乱に敏感な部分を責めたてれば彼女もたちまち蜜壷をしとどに濡らし準備は万端だ。いきり立つ怒張を秘密の花園のその奥へゴリゴリねじこみ激しく粘膜どうしを摩擦するたび全身をのけぞらせ脳裡を灼く快感に表情を蕩けさせる女たちの痴態を目の当たりにしていっそうエレクチオン。はしたなく乳首を勃起させ汗と涙とよだれまみれでタイトに抱きつき執拗に中田氏をおねだりのエロメスどものご要望どおり、性の饗宴の締めくくりは子袋の許容量いっぱいに大量のザーメンの奔流をお見舞いだ。
コンビニ売り誌物件としていくらか表現をマイルドにしつつ男と女がどうしようもなく欲望におぼれてゆくさまをヴィヴィッドにつづってゆく大ヴェテランならではの洗練されたエロスをお腹いっぱい堪能の1冊。さすがに業界最先端という感じはもうないが、現代エロ漫画界のメートル原器的存在としてたしかなお仕事だ。これであとは優にストックが3冊分はたまっているはずの富士美出版分がもっと早く単行本化されれば文句などないのだけれど。全作品気持ちよく股間を活用させてもらったが、なかでも友人カップルの濡れ場にいたたまれず脱出の男子女子が自分たちも場所を違えてリアルファイト「モノは言いよう捉えよう」と、長らく次のステップに踏み切れなかった2人がいにしえのアイテムの力を借りようやく結ばれて「幼なじみシンコーケン!」がマイサン直撃。

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