2017-02-27

本日の放射冷却。

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-岡田コウ「だれにもいえないコト」ヒット出版社 ISBN:9784894657175
話○ 抜◎ 消小 総合◎

いちいち身体を重ねるにも理由を必要とするヒロインとそんな彼女をハードに犯しイカせまくる青年との困った関係連作2本+ケガで走れなくなり自暴自棄の兄に対しそれを引き起こした罪悪感から言われるがまま身体を許す妹と2人の行為はどこまでもエスカレート前後編+独立短編2本。華奢な身体を未曾有の快感で打ち震わせ幼い子宮に大量の精液を放たれて絶頂する第二次性徴直前っ娘の痴態を怒濤のごとく大量供給の作者最新刊は通算7冊めのコミックスだ。
ゼロ年代末~10年代にかけてのロリ漫画シーンにおいて圧倒的な存在感で君臨する、後年の歴史家にとってもある種のメルクマールとなるであろう幾人かの特別な作家のなかのひとり。そして先輩・師走の翁とともに当版元の看板誌「COMIC阿呍」を牽引する2大巨頭の片割れでもある。キャリア初期のように作品をやたらと量産してはサクサク単行本を出すということはなくなって昨今はじっくり時間をかけたプロダクションへと移行しており、前作「Aサイズ」刊行からまる2年の歳月を要してようやくお目見え。なお出版社提供の単行本情報ページで内容サンプルや試し読みリンクの用意が、作者公式サイト内の発売告知記事で各ショップ購入特典案内がそれぞれなされているので要チェック。
いまにも消え入りそうな繊細な線を密に重ねながらていねいにつむがれるはかなげでいてラヴリィな少女の造形はいまや幾多のフォロワーすら生み出しているマーヴェラスなもの。ことに近年はほんのわずかな表情変化までも逃さず表現する細やかな描写にまいどうならされっぱなしだ。また単行本化にあたってみっちり加筆修正をほどこし密度やディテイルがさらに上がっているのだが、作者ツイッターでときおり報告されるその偏執狂的なまでの作業状況を見ていると過労で早死にしそうでちょっと心配。
税込み1,250円のリッチな価格にふさわしい大容量ながら今作の抜き担当はわずか4人。もっとも岡田コウ漫画のヒロインであるからにはみなさん例外なく極上のキュートネスととびきりえっちな艶姿をさらけ出しておりなんら不満などない。そろってロウ~ミドルティーンの短躯スレンダー体型たる彼女らはあるやなしやのささやかなお胸とくびれの少ないトルソ、そしていまだアンダーヘアの1本さえも確認できない滑らかなスリットを標準装備する。また短髪女子大好きっ漢の自分としては4人中3人までがショートヘアなのもプラス要素ですね。
4つの物語でくり広げられるのはおのおの様相こそ異なるものの全作1on1のタイマンラヴ専科。既刊ではいくつか複数姦もミックスされていたのが今回そのへんはナシで、加えてしばしば投入していたNTRも存在しないので(少なくとも表面的には)取っつきは良好。ギクシャクしつつも結局のところ互いにベタ惚れなバカップル、ずっと目で追っていた同級生とふいに2人きりとなり流れのまま身体を重ね、引きこもりの兄と彼に負い目を感じる妹との歪んだ性愛、大好きなお兄ちゃんとえっちしたくてしょうがないちびっ娘の痴態……多彩なシチュと細やかな感情表現とでつづられる甘々だったり陰惨だったりの恋愛模様を頭からシッポまで満喫だ。
1本あたり40-50ページにもわたる、現代エロ漫画としては極大な部類の容量を十全に活かしエロシーンはまことに豪華絢爛きわまりない。幼い肢体にちんこを這わせちんまい唇をねぶり倒す執拗な前戯ののち舌先や指で秘部をこねくり回し軽くイカせるまでの序盤だけで他作家の濡れ場全部の分量くらいはあるのだ。しかるのちたぎる怒張を狭隘なスリットにねじこんでからも1度や2度の射精では終わらず女の子は始終よがりっぱなし。性器どうしガッチリ噛み合い粘膜がウネウネ蠕動する結合断面図を大量に織り交ぜながらのハードファックに随喜の涙を流しハート目でうわごとのように淫語乱射するちびっ娘連中のまだしちゃいけないトロットロのアヘ顔百面相にぼくらも摩擦運動で大忙しですよ。
清楚な制服の少女たちを褥に横たえ強引に着衣をずらすと驚くほど細い手足とフラットな双丘がお出迎え。男の大きく強大な手でガッチリ腕をつかまれ敏感な部分へ口づけされてたちまち彼女ら発情モード。執拗に秘部をいらい倒されてはほおを紅潮させ呼吸を荒げながら全身をひくつかせる光景にいっそう嗜虐心を刺戟される。準備万端の蜜壷へおもむろに暴れん棒をねじこみ激しくストロークを刻むたび口を半開きで小刻みに嬌声を漏らしながらキュッと内奥を締めつけ未発達ボディを打ち震わせるさまが淫猥でたまらない。2度3度と射精されるたび嗚咽を漏らし法悦の態でなおも四肢をばたつかせ覚えたての快感に身もだえながら昇りつめてゆくドスケベヒロインズに許容量オーヴァーの特濃ザーメンをちっちゃな子袋へ叩きつけたその刹那ファイナルアクメ。
従来以上に密度の高い作画とたたみかけるようなエロ演出の両輪でおそろしくティッシュを費消せしめるキング・オヴ・抜き物件。むろんストーリーテリングの方もますます巧みでまさに円熟の境地。雑誌初出時はコマ切れ掲載のことも多く少々ストレスフルだったが、こうして単行本でまとまれば作者の意図も明確に見て取れ濡れ場も一連のシークエンスとして享受できるので、コミックスで通読したのちはじめて真価のわかる作品群といえよう。収録作のなかでは明暗のコントラスト際立つ2つの長尺ものが白眉で、ツンテレティックな少女の言動にニヤリとしたり濡れ場での豹変ぶりに大いに興奮したりの冒頭連作「めんどくさい!」/「やっぱりめんどくさい!」、引きこもり兄の焦燥と世話焼き妹の自家撞着とが引き起こす狂おしいまでのセックスが横溢する「足かせ」前後編、いずれもガッツリ物語を摂取し大いに息子を使役。

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