-ポン貴花田「おこのみのまま!」エンジェル出版 ISBN:9784873067551
話△ 抜○ 消小 総合○
かねてより懸想していた同居中の義母とついに一線を越えた主人公はめくるめく愛欲生活へとおぼれてゆき……表題作長編10話。女盛りのボディを火照らせトロトロの蜜壷の奥へ怒張を突き立てられては幾度となく精を放たれ絶頂する完熟レディのドスケベすぎる痴態を怒濤のごとく投下の作者最新刊はガチ成年仕様としてのトータル6冊めのコミックスだ。
コンビニエロ界の女王として君臨し数え切れないほどのnot18禁エロ漫画を世に送り出してきたこの人もホームグラウンドの方針変更で少し前から黄色い楕円ワールドにカムバック。キュートネスあふれる作画でもって問答無用のガチンコファックという芸風はそのままに忌まわしい白抜き修整から解放されてエロ演出の自由度も増しさらにイキイキしている印象だ。コミックスの形態が変わってもハイペースな生産体制はあいかわらずで、前単行本「大谷さんのコスプレ事情」発売から1年経たずしての新作リリースとあいなった次第。
野郎向けエロ漫画のヴィジュアルとして普遍的なアニメ系の絵柄に女性作家らしい柔和な雰囲気を適宜ブレンドした端整な作画は昔もいまもポン貴花田最大の魅力。顔立ちや頭身のバランスはけっこう変わる方だけど、今回は2016年の連載開始からつい先日の完結までと最新執筆の作品ゆえ単行本トータルでの違和感は皆無だ。いっとき極端に胴体が間延びして描かれることがあったけども、この本を見た限りでは無難な範囲に収まっていると思う。
大学生の主人公・阿部広邦(あべひろくに)と、彼の父に後妻として嫁いだもののまもなく死別し未亡人となった現在も同じ屋根の下に暮らす中学教師の義母・藤野このみ(ふじのこのみ)は、互いに意識しつつも母と子の関係を保ち続けていたのがふとしたきっかけでついに結ばれたのちはタガが外れたようにお互いを求め愛しあうのであった……というのが物語のベースライン。1本まるごとの長尺ものでありながら展開は非常にシンプルで、いくばくかの逡巡を経るもののリミッター解除となるや否やたちまちバカップルと化した母子の甘々ファックがひたすら続く。20歳と33歳という年齢ギャップもなんのその、ただのオスとメスに戻った2人は文字どおりケダモノのごとく交合にいそしみ性の饗宴は果てることがない。とはいえ全編イチャイチャでは間が持たないので、かき乱し役として登場するのが広邦の同級生にして彼のセフレ・久我山チカ(くがやまちか)。彼女が序盤およびクライマックスでそれぞれトリガーとなる行動を取ることで広邦とこのみの関係に決定的な影響を及ぼしストーリーに一本ビシッと筋を通してくれるのだ。
表紙でフィーチャーされるこのみと裏表紙を飾るチカの女子2名が抜き担当キャラのすべてとなると濡れ場の密度が心配になるところだが、そこは百戦錬磨のヴェテラン作家ゆえ心配ご無用。ゴックンボディを惜しみなく披露しねっとり執拗な前戯からガツガツ内奥を突き上げる本番シーン、シメは気持ちよく特濃ザーメン中田氏複数ラウンドとたっぷり尺を確保したストロングエロス満漢全席に読み手の自慰表明もはかどりまくりだ。とりわけ晴れて成年マーク対応となったことで粘膜どうしハードに絡みあい子宮の奥まで勢いよく精液を叩きつける結合/射精断面描写が目に見えて充実したのがなによりもうれしいところ。
母と息子の境界線を越えただの男と女として愛を交わす2人は互いの肉体を感じ合えればもう言葉など要らない。三十路の完熟ボディにしがみつき豊満な肢体の感触を楽しみながら彼女の胸の谷間にシャフトを挟みこめば阿吽の呼吸で濃密なご奉仕がはじまりたちまち第1ちんこ汁を発射。引き続きこんどはパックリ開いた秘密の花園へ暴れん棒をねじこみ性器どうし激しく干戈を交える。アシストするかのようにせわしなく腰を使いながら瞳をうるませはしたなく嬌声をまき散らすさまが淫猥でたまらない。2度3度4度と射精するたび絶叫しながらなおもタイトにしがみついてくる彼女の完熟まんこに果てることなく白濁を流しこみ昼夜分かたず痴情の行為は続くのだ。
いくら義母設定とはいえ主演女優・このみさんを30代前半にしては老け顔にしすぎなのが不満点ではあるけれど(彼女以上にお歳を召した既刊の熟女キャラと比べても髪型や服装に至るまでオバサンテイスト過剰だ)、いつもながらにモチモチボディを大胆に使役しながら極上アヘ顔さらし絶頂のポン貴エロスが炸裂するナイスな夜のお供。出番は少なめだけれどサブヒロイン・チカのド淫乱ぶりもすがすがしく実用性は折り紙つき。欲を言えばいちばん絵柄にマッチするはずの巨乳JC/JKで超絶エロいのを描いていただきたいのだけど、そのへんは他社物件に期待しよう。
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