-サエモン「イロンナ カンケイ」ワニマガジン社 ISBN:9784862694843
話○ 抜○ 消小 総合○
亡き恩師の娘を引き取り育てた主人公は美しく成長した彼女の積極果敢なアプローチに無条件降伏本編&描きおろしアフターストーリー+独立短編10本。極上激カワ巨乳ガールズが最愛の人の前でだけビッグバストを振り乱しはしたなくトロ顔さらけ出しながらたっぷり膣内射精され絶頂のすばらしすぎる光景を読者の脳裡へマシンガン連射の作者これが記念すべきファーストコミックスだ。
快楽天系列各誌のなかで唯一自分が定期購読していないのが「COMIC失楽天」なのだけど、誌面の傾向がもう少し私的嗜好にフィットしおのれの経済力が追いつくのならほんとは毎月買いたいくらい充実の作家陣がそろっている。そんな同誌から飛び出してきた期待のニューフェイスがまたひとり。と言ってもググってみるとまっさらの新人というよりは辣腕のワニマガ編集がすでに同人などで大活躍の有望株を青田買いというおなじみの情景のようだ。なお版元提供の単行本情報ページおよび著者公式サイト内の発売告知記事で収録作一覧や内容サンプル、さらには各ショップ購入特典の案内がなされているので、あわてて書店へ駆けこむ前にまずは一読を。
いつもその時点でもっとも旬な絵柄の作家を起用するのが得意なワニの例にもれず、この人もオーソドックスなアニメ/ゲーム系のタッチを基調に据えつつ業界のトレンドを適宜取り入れた2017年最新型のヴィジュアルだ。駆け出しの漫画家とは思えないほど洗練された描線に破綻のないデッサンは収録作中もっとも古い2014年掲載分ですら早くもほぼ完成形で、全編通じ作画クオリティは恐ろしく安定。最初からこれだけデキがよろしいと別分野でずっとお仕事してたとかアマチュア時代からの膨大なキャリアありの方だとかとつい疑ってしまいますね。
この洗練された筆致から生み出される女性陣は制服ハイティーンを中心に上方向数名をプラスというエロ漫画愛好家層の最大公約数的ニーズを的確に突いてくる構成。むろん昨今ことさらデカチチ推しなワニマガ勢ゆえこの人も滑らかなおわん型のビッグな双丘を全ヒロインに標準装備だ。それもほとんどのキャラがお顔を凌駕する勢いの爆乳さんなのに、サエモンはそれを巧みな輪郭の処理やなめらかなトーンワークにより上品で自然なボディラインにまとめ上げてみせる。このド迫力おっぱいと美おっぱいとをみごとに両立させた魅惑の肢体描写は最大最強の武器としてこの作家をいずれスターダムにのし上げるに違いない。
作劇は絵の方ほどには個性明確ではないけれど、こちらも処女単行本とは思えぬウェルメイドなもの。フォーリンラヴ直前もしくは恋人関係になりたて男子女子の普遍的なタイマンエロスをベースに単行本タイトルどおりの多彩な関係性を網羅する。同級生あり年の差カップルあり、野郎側からグイグイ攻めたてたかと思えば女の子がすっかり主導権を握ったりといろんなタイプの恋愛模様を堪能だ。導入部では多少の温度差が見られる2人でもいざお互いの気持ちを確認すれば恋人たち全員そろって熱烈ラヴモードに突入するのも特徴のひとつで、ほとんど他者の介在しないクローズドで広がりのない世界観を逆にプラスへ転化し物語全体にメイプルシロップをぶちまけたみたいな赤面必至のイチャイチャっぷりを過剰摂取。
ほとんどの作品がコンビニ売り誌掲載分ゆえ奇抜な趣向や特殊なアイテムなどはいっさいなくエロシーンはもっぱら彼ら彼女らの肉体言語の応酬となるが、現代成年漫画に不可欠な各種演出を網羅しつつもそれらをことさら強調せず自然な形でセックスを盛り上げてゆく総合的な濡れ場構成力の高さが白眉。おっぱい描写のところでも述べたように、一歩間違えると下品になりかねないハート目やトロ顔といったアタックの強い要素をこの人はじつにエレガントなやり方で取り入れ相手への全面的な愛情告白の証として表出させているのがすばらしいと思うのだ。清楚で純真な少女たちがステディな彼氏の前でだけは日常の枷を解き放ち全身全霊でよがり狂いながら心底幸せそうにアクメるさまが読み手の股間をいつまでも屹立させて止まない。
当初から好意を隠さないか最初はつれなくしてみせるかの違いはあれど、素直な気持ちをぶつけあえば出てくるカップルみな相思相愛ゾッコンLOVE。きつく抱き合い濃密に舌先を絡めあいながらベッドでの真剣勝負へすぐさま移行だ。着衣の上からでも存在感抜群のエクストララージバストを布地から解き放ち下腹部の茂みへゆっくり指を這わせては敏感な部分を刺戟するとたちまち女子どもほおを紅潮させ呼吸を荒げて発情モード。執拗な愛撫に濡れそぼちすっかり準備万端の蜜壷を自分から突き出して挿入をおねだりの彼女のご要望にお応えして粘膜どうしのハードな摩擦運動を開始。大ぶりのヒップを抱えこみながら激しく腰を突き上げるたび瞳にはハートマークを浮かべ日本語にならない嬌声を四方八方へまき散らす光景がなんとも扇情的だ。大量の分泌物と擬音にまみれながらイクイク連呼し涙ながらにのぼりつめてゆくヒロインズのドスケベまんこの最深部に2度3度と熱い飛沫をプレゼント。
ワニマガ物件らしくのっけから作画/作劇とも高い水準でバランスした上々のデビュー単行本。加えて全編恋人どうしエロス専科であり多くの作品で膣内射精複数ラウンド制であるのもマイちんこ的に大いなるプラス要素だ。絵柄がキャッチーすぎて早いうちに一般誌へスカウティングされてしまいそうなのが不安要素だけれど、しばらくの間はこのワンダフルな美おっぱい描写とハッピー&ストロングセックス満漢全席を楽しませてもらいたいもの。どの作品も腎虚になるまで息子を酷使させてもらったが、なかでもキュートでドエロい同居少女と朝までガチファック&卒業と同時に結婚という全人類男子の夢実現な「カワルカンケイ」連作と、お付き合いが深まるほどにおとなしめ地味っ娘彼女はドスケベな本性を見せてくれて……の「黒川さんとの休み時間」でことのほか抜きまくりしごきまくり。
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