2017-06-01

今晩のかき氷シロップ。

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-アメヤキリカ「乳姫(チチプリ)!」富士美出版 ISBN:9784799505144
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

無気力無表情な妹にオナニー現場を発見された主人公は突如豹変しガツガツとセックスしてくる彼女に終始主導権を握られっぱなし本編&続編&描きおろし完結編+独立短編7本。キュートフェイス&ビッグバストの萌え萌えヒロインズがたわわな肢体をハードに使役してははしたなくイキまくり射精されまくりのワンダーランドが具現化する作者これが初の商業コミックスだ。
現存するエロ漫画雑誌のなかでも格段に長い歴史を誇る「COMICペンギンクラブ」だけど、自分はいちども定期購読したことがなくふだんはたまのスポット買い程度。しかしながらこの人の漫画が定期的に掲載されるようになってから俄然購入頻度がアップしたくらい俺のなかでいまアツい作家となっている。登場したのはごく最近だけど月刊ペースでモリモリ執筆したおかげでこの業界を見渡してもレアな部類の超高スピードで処女作リリースですよ。ちなみに版元提供のコミックス情報ページで書誌データが閲覧できるほか、著者公式ブログ内の発売お知らせエントリーでより詳細な紹介がなされているので、まずはそちらを一瞥ののち購入可否を検討すべし。
のっけから女の子が全裸まろび出しのドエロすぎるカヴァーイラストがお出迎えでまずツカミはOK。インパクト抜群の表紙をめくり中身のモノクロ原稿まで読み進めていくとそこに出現するのは第1印象どおりのとびきりラヴリィなヴィジュアル。普遍的なアニメ/ゲーム系の絵柄の範疇ながら、おそらく女性作家であるとみえ少女漫画の影響が濃厚に感じられるフェミニンなタッチが印象的。どちらかというとペンクラというよりは故「コミックポプリクラブ」あたりにいるのが似合いそうな萌えまっしぐらの作画が読み手のハートをきゅんきゅん刺戟する。残念ながら収録作の初出記載がないが作者サイトのお仕事履歴を参照すると最古のもので昨年夏の原稿とのことで必然的に直近作ばかりであり表紙と中身とは完全コンパチだ。
このたびぼくらの股間を慰安してくれるヒロイン連中は年のころ10代後半から20代なりたて附近といったところ。制服JKから褐色ギャル、女子大生にOLなど多種多様な彼女らはいずれも実年齢よりはグッと幼い雰囲気で、宝石のごとく深い光をたたえた瞳が愛らしさをよりきわ立たせる。しかしながらボディの方はお歳相応というかむしろそれにそぐわぬご立派な発育具合で、おわん型のビッグな双丘がスレンダーボディの上から景気よく盛られピンク色の小ぶりな乳首がピンと自己主張するさまがたまらなくエロっちいのですよ。
物語傾向はハッキリと1on1の甘々和姦へと寄せられており、慎太郎シール誌掲載物件にふさわしい明朗快活ラヴコメの構図が全編にわたり貫徹される。男女の関係性は同い年あり年の差あり、また幼なじみ同士から教師&教え子、熱愛中カップルに肉親や義理の姉弟など普遍的なパターンを網羅し読者を飽きさせない。どのオハナシも総体としてベタベタのエロ漫画的テンプレに沿った王道展開であり意外性には乏しいかも知れないが、そのぶん受け手側も安心してイチャラヴ仕立ての心地よい空間にひたれるし、全作完全無欠のハッピーエンドで読後感はきわめて良好だ。
1作品あたり18-20ページ平均といささか総容量は心もとないのだけど、サクサクお話を進行させすみやかに濡れ場へ突入するので抜き的にはまったくハンディを感じない。大ぶりの肢体をたっぷり見せつけるみたいなアングルを多用し、アメヤキリカ最大の武器であるヒロインたちのキュートすぎるイキ顔を存分にフィーチャーする演出の妙が効果的に興奮を励起せしめる。加えてすばらしいのが随所で挿入される性器結合/射精断面描写で、ラヴリィな絵柄なのにちんこまんこがガッツリ絡みあう部分は緻密で生々しくつむがれるギャップがおそろしく扇情的なのだ。シメはむろん女の子のいちばん大切な部分へ最愛の彼氏の熱い子胤がドプドプ叩きつけられる瞬間を大ゴマ使ってドドーンと提示。
当初つれないフリをしてみたりことさら冷たく当たったりしてみてもベッドのなかでは彼氏ちんこに夢中。滑らかな肢体を白日の下にさらしエクストララージバストをプルンと揺らしながら敏感な部分を刺戟され甘い吐息をもらすさまがなんともエロっちい。お口や谷間で存分にご奉仕し続けるうちいつしか蜜壷も受け入れ準備完了だ。いきり立つ怒張を子宮口の奥まで激しく突き入れられるたびほおを朱に染め瞳をうるませながら四方八方へハートマークをまき散らす彼女の痴態にいっそう興奮。狭隘な膣内がキュッと収縮し切なげな目線で中田氏を懇願するヒロインズの願いどおり、性の饗宴の締めくくりはドスケベまんこの最深部めがけたっぷりとザーメンの奔流をお見舞いだ。
商業誌デビューはごく最近なのに怒濤のごとき量産スピードで気持ちよく息子をしごける作品をどしどし投下しあっという間に単行本化へこぎ着けた勢いは伊達じゃないというのが、この充実の作品集を前にすればひと目でわかる。個人的にはヒロインがサド色をあらわにする一部の作品でやや股間が萎縮したものの、多くの方々にとってそれはむしろご褒美であり無問題かと。キュートネス炸裂の作画に対し物語構築にはもう少し独自性がほしいし、またこれだけ秀逸なちんこまんこ結合断面描写ができる人なのに膣内射精複数ラウンド制のお話がないのは非常にもったいないが、これらは今後のブラッシュアップに期待するとしよう。このたび収録の作品中では、幼なじみ男子のことを大好きなのにキツく当たってしまうヒロインがアイテムの力を借りすなおにラヴ告白「ひみつのくすり」と、男性教師×女子生徒のクールなようで熱く甘い関係を描く「放課後シークエンス」がとりわけ俺によし。

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