-ぺどっち「乳牛少女かおり」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799210451
話○ 抜○-△ 消小 総合○
とある研究機関からその巨大な胸に目をつけられ招聘された爆乳ヒロインは、調査とは名ばかりでさらに乳房を肥大化しヒト型乳牛に作り替えられるその施設で毎日調教改造をほどこされ……表題作長編全4話&描きおろしアフターストーリー3本+独立短編3本。萌え萌えキュートな美少女たちが人智を越える超特大バストをド派手に揺らし未曾有の快感にイキ狂う光景を怒濤のごとくお届けの作者これで記念すべきファーストコミックスだ。
エロ漫画単行本は毎月25日以降の数日間にリリースが集中しそれ以外の時期は閑散としているので、上旬-中旬はふだんなじみのない作家でも発売を見つけたらチェックしてみたくなる。この人もそんな流れのなかで偶然に見つけたひとりで、ググってみたら絵柄もわりと好みな感じだったのであまり深く考えず通販でポチってしまった。しかしながらいざ本作が到着したらこれが壮絶きわまりないブツでビックリ!
普遍的なアニメ/ゲーム系のタッチをベースにほどよく萌えテイストを添加したその作画はたいへん愛らしくてグッド。画力炸裂というタイプではないけれどプニプニ感にあふれ柔和さがダイレクトに伝わる、誰もがキュートと認めるタイプの絵柄だ。大きくまるっこい瞳にふんわりほっぺのロリロリフェイスがぼくらをとりこにする。キルタイム恒例の異様に浩瀚な単行本紹介ページで書籍データや内容サンプルがたっぷりおがめるので、直接店頭で見本を参照できない環境の方でも容易に購入可否検討ができるのがありがたいところ。
このラヴリィな筆致から生み出される女性陣は設定年齢こそハイティーン主体だが、ルックスはどう見てもひとケタもしくは10代入りたて附近相当の極端な童顔寄り。1本だけ歳相応にヒロインが育って見える作品もあるけれど、明らかにょぅι゙ょ同然のおにゃのこを描くのに特化した技倆の持ち主といえよう。しかしながらこの作家の本領は首から下のパーツで、そこにはまさにこれフリークスといわんばかりのド迫力バストが鎮座しているのだ。最小/最年少クラスでも明らかに一般女性の巨乳レヴェル、すごいのになると胴体をはるかに凌駕し部屋の床すべてを覆う、超・超乳と称すべきすさまじいのが生えていてまことに壮観。
お話の方は巻頭からの長尺ものであるタイトル・チューンとうしろに収録の短編3本との2パート構成となっている。触手凌辱/催眠調教/甘ロリラヴと切り口の異なる読み切り作品群も悪くないのだけど、底知れない世界観といい奇天烈なシチュの応酬といい、なんといっても表題作の多大なるインパクトがこの作品集のキモ。巨大に育ったおっぱいに悩む女の子・香織(かおり)は乳業会社からその胸を調べたいというオファーを受け研究施設へ滞在することとなったのだが、そこは爆乳っ娘ばかりを集め調教改造によりさらにバストを成長させて大量のミルクを生産する一種の道具へと作り替える「牧場」だったのだ――というのが物語のベースライン。急変する環境にとまどいカリキュラムの一環で男たちに犯され涙するかおりも、やがて性的訓練に馴化しそれらのもたらす快感に身を打ち震わせながらいっそう乳房を肥大化させ模範的な乳牛へ変貌してゆく。乳の成長とともに同じ境遇の少女たちとの出会いと別れを経験しつつ牛乳分泌装置としての最適化のため次々に新しい調教を受けながら最後に彼女がたどり着いた境地は……その先は貴方自身の目でご確認を。
容易に想像がつくとおり、この作家の展開する濡れ場は性器挿入それ自体よりもおっぱいを活用するものが圧倒的多数。とりわけ巻頭長編はノーマルな交合シーンが話が進むほどに減りパイズリだの搾乳だのニプルファックだのが前面に押し出され圧巻だ。中盤以降は胴体の数倍~十数倍に育った雄大な双丘を地べたに這わせつつ早くも盛大に吹き出す母乳でフロアをミルクまみれにしながら快楽享受に没頭する。この段階に至るともはや乳頭の先端のみで通常人体に匹敵するサイズとなり陰茎などまともに入らないのでフィストや特大の性具で乳首を責めたてながらの調教プレイ三昧となり、高圧電流にも似た強烈な快感に脳髄を灼かれあどけないお顔をトロけさせては下品きわまりない淫語を四方八方へまき散らし絶頂するヒロインの痴態をゲップが出るほど摂取だ。
童女のごとく幼い顔立ちからは想像もつかないエクストララージバストを白日の下へさらし彼女は豊満な2つのふくらみへ次々と辱めを受ける。デカチチをつままれ吸われ搾られてその都度こみ上げる衝撃にほおを紅潮させ全身をよじらせるヒロインの艶姿にいっそう興奮。休むいとまもなく調教をほどこされ次々に陰茎や手首を膣へ乳首へとねじこまれるうち少女はいつしか行為に順応しはしたなく嬌声をまき散らすただの雌牛と化すのだ。最後はついにヒトとしての尊厳も誇りも打ち捨てとめどなく大量のミルクを放出してはケダモノ同然によがり狂う牛乳製造マシーンの一丁上がり。
序盤からすでに一般的な巨乳の範疇をはるかに超えたド迫力バストが惜しみなく披露されるおっぱい星人垂涎の1冊だが、やがて極端にスケールアップし「上半身隠れるくらい」だの「接地レベル」(いずれも巻末著者あとがきより)だの壮絶きわまりないモノを見せつけられると徐々に脱落者が出てくるかも。自分としても最終話まで行くとちょっとマイちんこの活用的にはどうかな……と思ってしまうのだけど、このケタ違いの物語をマニエリスティックに語り倒す作者の豪腕を前にすればそんなのはささいな瑕疵。この挑戦的な作品が商業ベースに乗り比較的容易に全国で手にすることのできる現代日本エロ漫画シーンの豊穣さにひたすら感謝しつつ、次回作ではさらなる逸脱を期待しております。
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