-ピジャ「ねぇ、…しよ」コアマガジン ISBN:9784866530611
話○ 抜○ 消小-中 総合○
両親の不在をいいことに時間の経つのも忘れ兄妹つがいまくり本編&学校でのうわさに不安を抱く兄は乱暴に妹を犯し続編+世話焼き厄病神のサポートで引きこもり青年は更生を目指し本編&描きおろしショート後日談+独立短編6本。蠱惑的な瞳とむやみにドエロい肢体の少女たちがむさぼるように体躯を重ね合わせ幾度となく精を放たれてはトロトロのイキ顔さらし絶頂するスペクタクルな光景を圧倒的なまでの熱量でお届けする作者これが記念すべきデビュー単行本だ。
諸事情あって我が定期購読の対象からは外してしまったコアマガ各誌だが、自分が知らぬ間にもずいぶん新陳代謝が進んでいてポツポツ期待の注目株たちが登場しているのは仄聞している。この人も随所でその名を耳にするようになったひとりで、そう言いつつも実際の漫画作品はまともに読んだことがない俺は処女作発売を興味深く待機していたところ。出版社サイドの売り出し方もなかなかに大がかりで、これはたしかに期待が持てそうですよ。
のっけから女の子が制服たくし上げでゴックンボディをお披露目の訴求力高すぎなカヴァーイラストがぼくらをお出迎え。アニメ/ゲーム系の絵柄をベースにリアル寄りのフレイヴァーを若干量附加した独特のタッチは現在のメインストリームとは少々方向性の違うものだけど、それだけに店頭ではいっそうきわ立った存在感を発揮。当社の「コミックメガストアα」/「コミックホットミルク」と1本のみ文苑堂の「コミックバベル」で2015-17年にかけ掲載の原稿たちは初期の数本のみ異なる雰囲気ながら2016年後半以降はほぼ現在の画風が固まった感じで、このあたりで作者のなかに大きな意識変革があったものと推測。なお出版社提供のコミックス情報ページおよび編集部公式ブログ内の発売告知記事でサンプル画像や各ショップ購入特典が参照できるので、ピジャ初体験の方はそれらでだいたいの空気をつかみお好みの付録がつく本屋へGOするのが吉。
このシャープでいてどこか肉感的な筆致でつむがれる女性陣は圧倒的多数のハイティーン制服女子に一部イレギュラーで構成される。最初期の一部作品を除けば萌えっぽいというより比較的現実世界にもいそうなガール・ネクスト・ドア風の造形が特徴で、一般的には美人の範疇に入れづらいタイプのヒロインも積極的に出してきて彼女らの隠れたキュートネスを引き出すあたりは「おっ」と感じ入るものがあった。肢体描写もモデル体型の完璧なそれではなく微妙に崩れたラインをなぞってみせるのが巧みで、あまり形がよくなくちょっと垂れてる乳房の輪郭やお腹近辺のわずかな贅肉の乗りがむしろ実在感を増していてエロティック。おっぱいサイズも基本巨乳志向ながら大小さまざまに取りそろえて見た目よりも全方位外交だ。
およそ半数が慎太郎シール誌初出というのもあるのか、物語の趣向としてはすべて穏健な合意エロ。オーソドックスな1on1の恋人エロスに近親ラヴだの人外さんとガチエロなどライトな空気の作品はむろんのこと、流されるまま合コン→乱交突入やらオナニー現場を見つかり以後ヒロイン言いなりだの不穏なお話でも最終的には彼女ら気持ちよさそうにイキまくるので読後感は悪くない。ストーリー構築はその作画ほど尖った印象ではないけれど、登場人物みな高熱に浮かされるがごとく目の前の性器にむしゃぶりつき恥も外聞もなくセックスに没頭する青春の暴走みたいな疾走感が妙に突き刺さって、若さゆえの破れかぶれな精神の昂りをオッサンたる自分もヴァーチャルに味わい年甲斐もなく心躍ってしまうのですよ。
1本あたり22-28ページとこの種の物件としてはわりと潤沢な分量が用意されていて、それに比例しエロシーンのヴォリュームもたっぷり。ダイナミックな構図を多用しカドの立った偏執狂的な描き文字で擬音がつづられる狂騒に満ちた空間のなかで動物さながらの生々しい交合がエンドレスでくり広げられるのだ。ときに下品ですらある尺八シーンやアヘ顔百面相を躊躇なく援用し女の子のド派手なイキっぷりを詳細描写するさまが読み手の勃起中枢をいちじるしく刺戟する。ビッグバストをはしたなく振り乱しステディな男子にきつくしがみつきながら2度3度4度と子宮の奥へ精液を叩きつけられては事後グッタリ横たわり呼吸を荒げつつ膣口から粘度の高そうな白濁をコポッと逆流させる彼女らの艶姿にぼくらの自慰表明も止むことなし。
犯りたい盛りの2人は顔を合わせりゃただちにセックスセックスセックス。着衣を剥ぐのももどかしく制服姿のまま彼女は股間にしゃぶりつき怒濤のひょっとこフェラでたちまち第1ちんこ汁を搾取だ。下着をずらしすでに濡れ濡れの秘密の花園をいきり立つ怒張で強引に押し開きせわしなく粘膜どうしをこすり合わせる。外れかけたブラから豊かな双丘をはみ出せては全身汗みずくになり行為に没頭する彼女はまるっきり法悦の態。執拗に体躯をむさぼり欲望のおもむくまま射精し続けるうちコンドームの蓄えも尽きて本生ちんこをモリモリ挿入だ。体液まみれで狂ったように咆吼する彼女もいっそうオクターヴが上がりなん度めかの絶頂もすぐそこ。ヨダレたれ流しハートマークを周囲にまき散らしながら昇りつめてゆくヒロインのドスケベまんこにその日いちばんの特濃ザーメンを滝のごとく流しこみ気違いじみた性宴もようやく劇終。
ひと目で忘れられなくなるエッジの効いた作画と熱っぽいストロングファックに全身全霊で没入するハードコアな濡れ場との相乗効果で暑い夏をさらに加速させる清新な抜き物件。カラーパートでモザイクがかかったりドアップの構図になると急にゼブラの面積が増す性器修整はうれしくないけれど、帯コピーで超大型新人と謳われるにふさわしいスケール感は魅力いっぱいだ。昔の作品と直近のそれを見比べるにまだまだ成長の余地がだいぶありそうなのも今後への期待感を抱かせてくれてグッド。今回収録のお話たちのなかでは、若干抵抗しつつもステディな同級生男子の望むまま連続ファックにいそしみ各種のプレイに応じてくれるデキたヒロインがうらやましすぎる「わがまま彼氏とおっとり彼女」と、男女の関係になった兄と妹がリミッター解除でひたすら互いの肉体を求め合い執拗に膣内射精三昧の「ふたりの日」/「ふたりの日々」連作が個人的ベスト案件。
0 件のコメント:
コメントを投稿