-潮風サンゴ「妹のおま〇こ」ティーアイネット ISBN:9784887746596
話○ 抜○ 消小 総合○
淫魔の血に目覚めた妹たちに日々搾られまくりの主人公は恋人ができてさらにちんこが大忙し中編3話+独立短編2本。全身全霊で兄を慕ってくれる激カワヤンガーシスターズの性的軍事侵攻に無条件降伏し血縁ザーメンの奔流をとめどなく注ぎこむ作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。ちなみにこのド直球すぎるタイトル、じつは「シスターズプッシー(sister's pussy)」と読ませるそうなのでみなさまお間違えなく。
ほぼ不見転でチャレンジしてみたところ非常にキュートなヴィジュアルとなかなかに読ませるストーリーテリングとで大いに堪能させてもらったこの人のデビュー単行本「初エッチは妹でした」のことがあったので、それからおよそ1年半のインターヴァルを経てのこの新刊は当然のごとく当初からデフォ買い決定。通販最速のショップにお願いし到着をいまかいまかと待ちこがれていたところだ。
どちらかというとド迫力パワーピッチな絵柄の執筆陣が多い「COMIC夢幻転生」にあって、この作家の柔和でふんわりした印象のタッチは貴重な存在。今作カヴァーイラストものっけから甘やかな雰囲気で読者をグッと引きつける。中身のモノクロ漫画もオーソドックスな一般青年誌系の作画を基調に適宜艶めくトーンワークを巡らせたさわやかなアトモスフィア。収録作の初出明記はないがカヴァー下の作品解説によれば巻末の1本のみ古めの原稿とのことで、たしかに作画の新旧差を感じるがそれもまたこの作家の成長の証。例によって版元提供の作者別情報ページで1話まるごと試し読みをはじめサンプル画像がたっぷりとおがめるので、潮風サンゴ初挑戦の方はまずそちらをチェック。
この端整な筆致でもってつむがれる女性陣はタイトルどおりのオール妹ちゃん……と言いたいところだが、1冊めと同様になぜか非血縁ヒロインがひとり混入。このへんは編集サイドの要請なのか作者自身の判断なのかわからないのだけど、もし後者でありヴァリエイションが狭まると感じ赤の他人キャラを入れているのならそれは無用な配慮だと思うので、おのれの欲望のおもむくまま妹フルスロットルで邁進していただきたい。ともあれ造形的にはミドル~ハイティーン専科で、比較的あどけない顔立ちながらボディは出るところも出てと訴求力の高いデザイン。貧乳すぎず巨大すぎずの絶妙なおっぱいがいかにも年少感をかもし出していてよろしいのですよ。
ごく普通の束厚なのに収録エピソードはたったの3つということからわかるように、冒頭中編「淫魔の兄妹」はむろんのこと、残りの短編2本も長大ヴォリュームで他社なら分割掲載の続きものになるサイズ。やや重めのオハナシも載せていた前作に比べ今回は3作品いずれも肩の凝らないラヴコメ仕立てで、そのぶん読みごたえは薄れたかも知れないが受容のハードルは間違いなく下がった。といっても中盤の読み切り「反抗期の妹ちゃん」みたくシリアスな展開をはさみこみ物語に奥行きを与えるあたりはさすがこの人の持ち味。実質的なタイトル・チューンである「淫魔の兄妹」も能天気ハーレムの基本線を貫徹しつつ途中から新キャラ参入でお話に緊張感と新たなワンダーをもたらしたりと達者なところを見せる。
大半が1本あたり40ページにもわたる特盛物件ばかりゆえ濡れ場も比例して物量の嵐。潮風サンゴ特有のワックスがかけられたかのごときツヤツヤの女体が画面狭しと乱舞し、ブラザーLOVE全開のヒロインたちがひたすら「お兄ちゃん大好き!」を連呼しながらギュッとしがみつきイキ狂う光景がなんとも眼福すぎる。TI仕込みの性器ドアップ&大ゴマフィニッシュを多用した画面構成も実用性アップに貢献しぼくらの股間も大忙しだ。加えて「淫魔の兄妹」では複数ヒロインものならではの全員集合プレイやまんこサンドウィッチをフィーチャーと好事家の願望をすべてかなえるサーヴィスぶりで、まったくティッシュがなん箱あっても足りませんね!
当初から兄への好意を隠さないヒロイン連中は躊躇なく彼の前で身体を開き、育ち盛りの双丘や未成熟な秘密の花園を全面公開。思春期特有の高めの体温を感じながら前人未踏の蜜壷へゆっくりと暴れん棒をインサート。同胞ならではの妙なるフィット感にお互い恍惚となりながらなおも激しく粘膜どうしを摩擦しあい快楽享受に没頭だ。体位を違え角度を変えながら上下のお口をふさぎ合ってははしたなくラヴワードを乱射する。ほおを紅潮させ瞳をうるませながらしきりに膣内射精を懇願する最愛の妹の本気にお応えして、行為の締めくくりは近親まんこの最深部めがけ孕ませ覚悟の兄貴汁をたっぷりと叩きつけるのだ。
作画/作劇ともつたない部分が改善されいっそう表現技法も洗練された、キャリアを積み重ねた分に応じた作者の成長具合がうかがえる1冊。実際にはここまで無条件にお兄ちゃん一直線な妹なんてまず存在しないと思うが、それだけに美しき虚構に耽溺し甘々空間へ現し身を没入させてゆく得も言われぬ快感にひたれようというもの。あと個人的には妹以外のヒロインを混ぜる必然性はないと感じるので、先月レヴュった同じ出版社の前川ハヤトがとことん姉弟エロスを貫いているように、この作家にはその逆でひたすら兄妹ラヴまっしぐらでお願いしたいところだ。登場する妹ちゃんたちのなかでは、難しいお年ごろながらすっかりなついてくれいまやお互い肉欲におぼれまくり「反抗期の妹ちゃん」登場のあゆみちゃん(更生後ヴァージョン)と、サキュバスの本性を開花させ兄貴スペルマ搾取し放題な「淫魔の兄妹」Wヒロインの片割れ・雫(しずく)ちゃんのショートヘア妹2名が俺的にfeel so good。
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