2017-09-30

今晩の甘酢漬け。

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-鷹勢優「ちゅーぼーですよっ」コアマガジン ISBN:9784866530888
話○ 抜◎-○ 消小-中 総合○

思春期入りたてガールズの発展途上ボディを美味しくゴチになり短編8本+フルカラーショート1本。ほわほわ笑顔の萌えっ娘どもが滑らかな肢体をフルオープンし覚えたての快感に全身を打ち震わせながらハート目絶頂のナイスな光景を怒濤のごとくお届けの作者最新刊は通算8冊めのコミックスにして本レーベルからの初見参だ。
泥くささなどみじんもないキュートな作画からはあまり想像できないかも知れないが、この人はすでに前世紀末には商業活動を開始していた大ヴェテランと言っていいキャリアの持ち主。自分も大昔から雑誌で薄い本でと息子がたいそうお世話になったものだ。そう言いながらも近ごろはややお付き合いが疎遠になっていて、当ブログで評価の俎上に載せるのは茜新社より2009年に上梓された「ぶるまぁく」以来じつに8年ぶりとまことに申しわけない限り。ともあれひさびさの新刊とあって我が砲身も昂ぶりまくりですよ!
適度なぷに感を帯びた非常に愛らしいタッチはさすがに最新型とまでは言えないが適宜時代のトレンドを取り入れつつセンスよくまとまっている。キャリア初期から比べると仕上げのディジタル化によりトーンワークが緻密になってそのぶん雰囲気もアップ・トゥ・デイトに。コアマガジン発行でありながら収録作の初出はほとんどがいまは亡き茜新社のJC専門誌「Juicy」で、そこに同じく茜の「COMIC天魔」から1本、コアの「コミックメガストアα」/「リトルガールストライク」から各1本という具合だ。いくらか執筆時期に幅はあるものの加筆修正をほどこしているとのことで単行本トータルでの違和感はほとんどない。なお出版社公式サイト内の著者別紹介ページで内容サンプルが、作者公式ブログの発売告知記事で一部ショップの購入特典がそれぞれ確認できるので、鷹勢優初挑戦の方は先にそっちを覗いておくのをオススメ。
前述した掲載媒体の偏りはヒロインの年齢層に大きな影響を与えていて、従来ティーン以下~ロウティーン主体だったのが大半は中学生、さらにはこの人の漫画で通常ほぼお目にかかれない勤労女性までいるというカオスぶりだ。そんなわけで以前は基本つるぺたバスト専科だったのが本作だと少女らはかすかな起伏や甘食クラスのふくらみを帯び、さらには明確に巨乳の範疇に属する女子まで出現する始末。個人的には鷹勢優作品ではレアだったおっぱいっ娘がことのほか大好物なので今回はものすごく福音でまさに感謝感激五体投地なのだけれど、逆に胸部がフルフラットでないと死んじゃう病の方にとっては悪夢にほかならないのでそのへん要注意。
ホンワカした絵柄にふさわしく、くり広げられる物語の方も鬱度0%のピーカン晴れイチャラヴ波状攻撃だ。1本のみ乱交ものがあるけれど基本は恋する彼氏彼女のタイマンエロスで、先輩後輩に兄妹、教師と教え子など男性側が年長のケースが大半の年の差カップルだ。そんな相思相愛の2人が互いの気持ちを確かめ合い恥も外聞もなく愛の言葉をばらまきながら両者シンクロして絶頂の光景に読んでるこっちもニヤニヤが止まらなくなること請け合いですよ。
第二次性徴を迎えたばかりの青い果実たちを美味しくいただくエロシーンはなかなかの充実ぶり。1本あたり20-24ページの平均的な分量ながらヴェテランならではの巧みな構図と濡れ場演出とで読み手の興奮を効果的に励起せしめる。なまじ繊細なヴィジュアルなものだからヒロインがドエロく豹変するそのギャップがいっそう股間にグッとくるのだ。とりわけ近年になって導入しはじめた女の子絶頂時のハート目描写は絶品で、大げさすぎない描き方でありながら科白まわしと表情とのシンクロ具合が非常に洗練されておりまことに辛抱たまらんデキ。ヒロインの多幸感をわかりやすく見せる表現としてゼロ年代からはじまり2010年代に入ってポピュラーになった手法だが、鷹勢優特有の上品なタッチにこの直截的なアタックを掛け合わせると尋常でなく破壊力が増しますね。
問わずともゾッコンLOVEなのは明らかなのだからひとたび口づけてやればたちまち彼女ら発情モード。育ちかけボディをステディな男子の前でだけあらわにしつつ彼のイチモツをお口へ含みつたないながらも丁寧な舌技で先走り汁をジュルジュル。すっかり準備万端のタテスジへ屹立したままの怒張をゴリゴリねじこみ激しく内奥を突き上げるたびコンパクトな体躯をよじらせ淫語マシンガン連射の痴態にいっそう興奮だ。法悦の態で瞳にハートマークを浮かべ最大ヴォリュームで膣内射精を懇願するヒロインのご要望どおり、JCまんこのいちばん深い部分まで届く勢いで特濃ザーメンを叩きつける。
黒塗りゼブラが蔓延しカラーパートではモザイク処理がなされるなどご無体な性器修整はうれしくないが、それをさっ引いても多種多様なちうがくせいとスウィートな恋模様を展開しちんまいボディに気持ちよく中田氏三昧のスペクタクルな光景は魅力いっぱい。とりわけ従来はマイノリティだったロリ巨乳含有率が劇的に高まって、自分的には鷹勢優作品のなかでもっともユースフルな1冊となった。直近作の傾向を見るにこの単行本こそがイレギュラーで今後は従来路線の貧乳メインに戻りそうな気配ではあるけれど、それだけに本作は2度とお目にかかれないかも知れないレジェンドとして心に深くとどめておきたい。今回収録の物語たちのなかでは、なかなか派手にあえいでくれない無表情妹ちゃんへいつも以上のハードプレイを実践「彼女の艶声が聞きたくて。」と、幼なじみ巨乳JCの反則級ボディを偶然目撃したのち激しいお突き合いへと発展の「レコーディングあたっく!」がことのほかfeel so good。

2 件のコメント:

  1. こんな場末の作家の本をレビューしていただいてホントにありがとうございます<(_ _)>ここまで詳細に書いていただけて凄く描いててよかったと思っております。今後も日々精進してまいりますので是非宜しくお願いします

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  2. >鷹勢優様
    長年息子がお世話になっております。思えばサクラ大戦2のコクリコ本で衝撃的な出会いをして以後ずいぶん使わせてもらいました。その間いろいろ私的嗜好も変化しましたが、いつ読ませてもらっても鷹勢先生の描くすばらしきヒロインたちの魅力は不変ですね!
    次回作も楽しみにしております。

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