2017-09-26

今週の株価急落。

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-東鉄神「おちて とろけて」ワニマガジン社 ISBN:9784862695123
話○ 抜○ 消小 総合○

教え子に恋するオンナたちは立場を忘れはしたなく発情連作2本+独立短編8本(うち前単行本収録短編後日談1本)。あどけないのから大年増まで多種多様なヒロインズが積極的に暴れん棒をくわえこみたっぷり精液注がれては法悦の態で昇天のワンダフルな光景を大量供給の作者最新刊は成年マーク作品としての通算8冊めにして本レーベルからの5thコミックスだ。
ガチ成年向け/マークなしエロ/一般とさまざまな舞台を股にかけ活躍するエロ漫画界きっての働き者にしていまや大ヴェテランへの道を歩みはじめたリヴィング・レジェンド。業界最大手にして同業者たちの梁山泊たる「COMIC快楽天」でずっとレギュラー掲載枠を確保し続けているという点においてまさに尊崇に値すると言える。2010年代に入ってからも執筆ペースは安定しており、前単行本「僕の年上のカノジョ」からおよそ1年半のインターヴァルを経て順調にこの新刊がお目見え。
そんな豊富なキャリアを誇りながらその端整な絵柄はまったく古びることなどなく、ポップでありオサレでもありキュートネスをも存分に含有しているキャッチーなヴィジュアルだ。ここ数年はもう作画に大きな変化はなく表紙のみ見てのジャケ買いで問題ないが、今回はとくに直近2年以内の新しい原稿ばかりゆえ単行本トータルでの安定感は抜群。例によって版元公式サイト内の書籍情報ページで内容サンプルおよび一部ショップの購入特典が参照できるので、万全を期したい方は先にそちらのご確認を。
この滑らかな筆致でもって近年はおもにフェロモンダダ漏れ大人ヒロインを中心に投下。この新刊でもメインは成人キャラであり女教師だの人妻だのOLだのが主体となるのだけれど、お色気ムンムンでいながら熟女臭は比較的薄くて自分みたいな青い果実スキーでも手出ししやすいのはありがたい。あと東鉄神作品としては非常にレアな貧乳JCが今回1人存在しており驚いた。とはいえ主流なのは例によってボンキュッボンのモデル顔負けグラマラスボディであり、彼女らのえっちに屹立した乳首や下腹部の茂みから匂い立つ牝臭を堪能しご満悦。
コンビニ売りの快楽天掲載作品たちゆえ、くり広げられる物語は必然的に穏健な合意エロ専科。しかしながらそのありようはじつに多彩で、とりわけ短いページ数でもキッチリ起承転結を敷衍し濡れ場も過不足なくぶちこむ驚異のページマネジメントには毎回うなるばかり。ベタベタのバカップルラヴから行きずりの行為、お気楽エロから不穏な欲望の隘路までおよそどんなタイプのお話でもウェルメイドにまとめてみせる。いつもワニマガ……というより快楽天系列各誌のタイトすぎる作品分量にはケチをつけもっと作家にノビノビ描かせろと要求する自分でも、こと東鉄神に関しては極限まで刈りこんでも大丈夫だろうしなんならもっと短くてもきっとイケるぜと思ってしまったり。
今回は快楽天掲載分のほか「コミックゼロス」に出張の作品もありそちらは比較的潤沢な容量なのでトータルでの濡れ場ヴォリュームも充分。メイド・イン・東鉄神の蠱惑的な女体が画面狭しと躍動し登場ヒロインズのとろけまくったアクメ顔百面相がたっぷりおがめるのだ。乳と性器両方をいちどに見せつけるアングルの多用やセックスに夢中となり体躯を汗まみれにする光景、がっつくように男の股間へしゃぶりつき夢中でフェラしながら陶酔しきった表情をあらわにする女たちの痴態……熟達のエロ演出の数々が読み手の勃起中枢へハードヒット。
ステディな男子の前で情欲を押さえきれず早くもほおを紅潮させ呼吸を荒げる彼女は会話するのももどかしくただちに相方のファスナーを下ろしまろび出たシャフトをお口に含んで濃厚な舌技をお披露目。超絶テクの応酬に辛抱たまらず男子諸君第1ちんこ汁を発射だ。興奮も冷めやらぬうちヒロインみずから屹立したままの怒張へ腰を下ろし性器どうしの真剣バトルを開始する。待望の感触に全身を歓喜で打ち震わせ幾度も体位を違えながらケダモノじみた交合に没頭するさまがドスケベでたまらない。理性などかなぐり捨て狂ったように嬌声を発するエロメスどもの子宮のその奥へ熱い白濁の奔流を怒濤のごとく叩きつけ女体征服ミッション完了だ。
いつもながらに小粋なアイディアあふれる作劇と魅力的なヒロインたちが本能のまま腰を振りだらしなく絶頂の濃厚エロスとの幸福なマリアージュが冴えわたる逸品。すでに大御所でいながら作画のディテイルや演出技法などに最新のトレンドを取り入れるのにも積極的で、まさにプロフェッショナルの鑑。肢体描写はそのままにもう少し女の子の平均年齢が下がると自分的には無敵なのだけど、まあ東鉄神謹製のスケベすぎる大人女性が大好物の方にとっては以前から今作まで貫かれる年長系メインの路線がフィットするかと。今回も従来どおりどの話もおもしろく読み大いに股間を活用したが、なかでも幼なじみ女子相手に童貞喪失予行演習のはずが本気になって「君をつれて僕は」と、恋人を尻目に以前から関係を持っていた妹と狂騒の交合に没頭する「いもうと」が物語パート/濡れ場ともに秀逸。

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