2017-10-14

今宵の指定感染症。

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-来太「発情ぱんでみっく!」文苑堂 ISBN:9784861172793
話○ 抜○-△ 消小 総合○

 物の怪憑きのヴァイブを昇天させるべく除霊者男女コンビは一計を案じ本編&2人お楽しみショート後日談+独立短編8本。ちょっぴりブッ飛んだ作品世界のなか多種多様な美女/美少女が景気よく膣内射精されまくっては気持ちよく昇天のピースフルなエロスを大量供給の作者これが記念すべきファーストコミックスだ。なおこちらは先月末発売のものを大幅にディレイしてのレヴュウであることを先に陳謝しておく。
新興のガチ成年指定総合エロ漫画誌としてすっかり定着した当版元の「コミックバベル」はさまざまなルーツを持つ執筆陣の混合体となっているが、同じ出版社でいながら別の編集スタッフが手がけていた「コミックエウロパ」(現在は電子配信専門)からも一定数の作家がこちらへ流入している。この人もそんななかの1人で、紆余曲折ありつつもレギュラー掲載枠をしっかり確保。ただ作者サイトの過去記事を読むと移籍の過程でいちどはデビュー作刊行が決まっていたのが頓挫したとのことで、ハードラックにもめげず再度ストックを蓄積し無事単行本化にこぎ着けてまずは慶賀。
いろんなタイプの女体アラカルトという豪華絢爛な表紙絵のインパクトは抜群で、まずのっけからツカミはOK。中身のモノクロ原稿もカヴァーの印象に準じた一般青年誌系のタッチで、いくらかザックリした雰囲気ながら業界トレンドを適宜取り入れた親しみやすいヴィジュアルだ。収録作すべて直近のバベル掲載分でまとまっており作画の安定感も折り紙つき。また雑誌公式サイト内の単行本情報からPC/スマホ対応の試し読みページへ飛べるので、近くに見本を置いている本屋のない環境の方はそちらで内容の確認を。
後述するヴァラエティ豊かな物語たちに対応してヒロインの造形もじつに多彩。一部人外さんもいるので正確な年齢を比定するのは難しいのだが、ルックス的には推定ロウティーン~30代入りたて附近までと非常にワイド。付随しておっぱいサイズも甘食クラスのささやかなものからお顔を凌駕する勢いの特大カップまでなんでもござれだ。なかには本当にビルよりデカい巨娘さんんまで存在しておりあらゆるニーズにお応え。女の子の顔立ちは老若それほど差はなくみなさんキュート寄りなのでガチの熟女スキーには向かないかも知れないが、総体としては幅広い層に受容可能と思われる。
来太作品においてもっともキモとなるのが個性豊かで趣向も盛りだくさんの物語たち。どのお話もコミカルな陽性のエロという部分のみは一致しているものの、そのありようはまことに千差万別。冒頭からいくつか列挙してみると、人外っ娘増殖ハーレム/幼なじみ同士強制ナマ中田氏ゲーム/着ぐるみ内でカップルガチエロ/悪霊バスターコンビ流されH/子持ち人妻がショタ吸血鬼搾精etc……とみごとにバラバラ。また後半部にはこの人の好物なのだろう、特撮ヒーローもの風味のSFエロがドカドカ並んで壮観。いずれも明るく楽しくちょっとアホらしくの非常に軽妙なストーリー展開で、ベタ甘タイマンラヴはむろんのこと、多人数エロや行為強要系の作品でさえ力業でスチャラカな結末へ持ちこむ匠の技が光る。そんなわけで読んでるうちに股間が屹立してくるというよりはニヤニヤ笑いがこみ上げてくるような味わいだ。
そうはいってもそこは黄色い楕円指定、1本あたり20-24ページの平均的な分量ながらおにゃのこ連中の滑らかなボディをフル活用しちちしりまんこドアップの扇情的なアングルや両パーツがガッチリ噛み合った結合断面図を多用しながら景気よく白濁液をプレゼントのユースフルな濡れ場を展開。ロリっ娘はぴっちり閉じた不毛の大地、アダルトさんはいやらしく肉ヒダを肥大させたジャングルという具合に女性器の描き分けもバッチリだ。瞳をうるませ上気した表情で幾度となく膣内射精されてはトロトロのイキ顔さらす彼女らの痴態で我々のハンドシェイクも大忙し。
うやむやのうちに彼女を床へ横たえて着衣をずらし敏感な部分へ指や舌先を這わせればたちどころにビクビクと超反応。執拗に愛撫を続けるうち秘部はいつしか潤み準備万端だ。こちらもいきり立ち装填待機のビッグコックをゆっくり蜜壷へねじこみ粘膜どうしのハードな摩擦運動をスタート。激しく内奥を貫くたびブルンブルン双丘を揺らしうっとりとほおを紅潮させながら小刻みにハートマークをまき散らす彼女の痴態がたまらない。きゅんきゅん膣内を締めつけ精液をおねだりするヒロインのご要望どおり、ザーメンの奔流をなんども子袋に叩きつけフィニッシュ。
描線にわずかながら粗い部分が見られ、またお話がおもしろすぎてときに股間の活用がおろそかになることもあるものの、楽しく読めてスカッと抜けるナイスな1冊だ。エロ漫画に陰鬱な愛憎の交錯だのヒリヒリするような思惟のやりとりなどをお求めの方にはオススメしないが、疲れきった精神への賦活剤としては最適と言えよう。今回収録の物語たちのなかでは、物置の奥で年下幼なじみと開始したボードゲームの謎の指示でいつの間にやら本番突入ガチハメ中田氏の「とらぶるボードゲーム」と、古代遺跡から発掘された褐色ミイラっ娘の高飛車な態度を現代のアイテムを活用しつつ乱交成敗「エロティックパピルス」がとくにお気に入り。

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