2018-02-12

今晩の鯨飲馬食。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-たらかん「処女が4人、家にやって来た!!」ティーアイネット ISBN:9784887746787
話○ 抜○ 消小 総合○

遺産相続とともに主人公宅へ突如転がりこんできた女の子4人と夢の犯りまくり性活がスタート長編全5話。タイプの異なる女子連中のJKまんこを代わる代わるゴチになり毎朝毎晩中田氏三昧という全男子垂涎の光景を目の前で次々に具現化の作者最新刊は通算4冊めのコミックスだ。
定期購読こそしていないものの、さまざまな色合いの執筆陣が集い怪作を続々と生み出す当社の看板雑誌「COMIC夢幻転生」発の作品はけっこうな頻度で購入しレヴュウの俎上に載せている。そう言いつつすでに既刊3冊を数えるこの作家についてはいままで申しわけなくもスルーしてきた。というのもこの人は飲尿だの右手少女だのニッチすぎる題材をモリモリ手がける同誌でも極めつけの個性派で、性的嗜好が超保守的な自分はまいど店頭見本をチェックするたび「さすがにプレイが特殊すぎて抜けん……」とスゴスゴ撤退続き(なおその華麗な足跡は版元提供の著者別紹介ページで確認できる)。そんななか今回はオーソドックスなハーレムもの単行本だと聞きついに勇気を出してチャレンジしてみた次第ですよ。
コミックス表題どおりに女子4人がいきなり迫り来るインパクト抜群の表紙でツカミはOK。オーソドックスな一般青年誌系の絵柄は細めの線を密に重ねるモノクロ原稿の画面処理が特徴的で、カヴァーイラストだけで判断するよりは実際に書店で内容見本を確認するか出版社公式サイト内の単行本情報からサンプル画像をチェックしておくとまた印象が変わると思う。残念ながら収録作の初出明記がないがググってみると2017年初頭に第1話が夢幻転生に掲載されたようで、たらかん最新型の洗練されたヴィジュアルが堪能できる仕掛け。
雑誌初出時は「ハーレム生活」といういささか即物的なタイトルで連載されたこちら、1冊まるまるの長尺ものにしてじつにノーマルな題材の直球ハーレムネタだ。個人的にこの作家のイメージは前述したようなとびきりの変化球ぞろいという感じだったので、エロ漫画の王道たる女体回転寿司を持ってきたのは意外。ストーリー展開もまさにこの手のフォーマットどおりのお話運びで正直目新しさはないものの、そのぶんお約束どおりの進行を逐一確認しながらちんこを握る手はひたすら摩擦運動に専念できるという寸法だ。
早くに父母を亡くし大富豪の叔父を親代わりに育ったヘタレメガネ高校生・白樺幸太郎(しらかばこうたろう)。そんななか叔父が急死し天涯孤独となった彼の家にやって来たのは遺言により相続した財産となぜか4人の女の子。物腰おだやか爆乳お嬢さま・北條夏樹(ほうじょうなつき)、グイグイ押してくる自己中巨乳メガネっ娘・上月菜緒(かみづきなお)、生真面目だけどツンツン冷たい並乳体育会系女子・桝岡ひふみ(ますおかひふみ)、黒髪ロング貧乳引きこもり少女・相羽梢枝(あいばこずえ)の各々いわくありげな彼女らと同じ学校に通いつつ一つ屋根の下での生活がはじまるのだった……というのがストーリーの発端。人付き合いの苦手な幸太郎は急ににぎやかとなった我が家にとまどいながらも徐々にその暮らしを受け入れ、ぎこちなかった彼女らとの関係もときには自然に、あるときは強引に進展しめでたく後宮の王として君臨するに至るのですよ。序盤は終始受け身で最初は逆レイプぎみに童貞を奪われた主人公が徐々に自信をつけやがて自分から行為を主導する後宮の王として立派に君臨するという、ハーレムものとしての定石を踏まえつつひとりの男子が大人へと脱皮するある種の成長物語として受容することも可能な筋立てといえよう。
1話あたり40-44ページという特大ヴォリュームのうち全員集合の最終話を除けば各回が4人それぞれの各個撃破の舞台となり、必然的にタイマンラヴ密度はやたらと高い。本番のみならず前戯や事後シーンにもたっぷり尺を割いて性の歓びを知ったばかりの2人の心と身体の高揚を活写だ。逆に言うと複数姦ものならではの2穴/3穴同時攻略には最終盤以外それほどプライオリティを置かれていないので、同時にまんこをズラリと並べてご賞味の醍醐味を堪能したい方は欲求不満が残るかも。個人的には1on1エロの方が好みなのでこの構成はむしろうれしい誤算。加えて女の子それぞれにプレイの好みだの所有する性癖だのを明確に持たせ彼女らの濡れ場を四者四様に差別化する巧みな作品構築にはうならされた。ここにこの作家特有の初々しくも愛らしいテレ顔→理性のタガを外しだらしなく絶叫するドスケベアクメフェイスへのドラマティックな変貌ぶりや粘度の高い分泌物が激しく飛び交うダイナミックファックが加わり読み手の興奮を効果的に励起。
腹に一物ありげな女子連中もいつしか主人公と熱烈LOVEモードへ突入で覚えたての快楽のとりこ。自分から股間へがっついて目の前のシャフトをお口でくわえこみ舌先で執拗に亀頭を責めたてる。辛抱たまらず先走り汁を放ったのちも彼女は休息など許さず自分から屹立したままの怒張を蜜壷で飲みこんでいくのだからたまらない。覚悟を決め粘膜どうしのハードな摩擦運動を開始すればそれまでの余裕の表情などどこへやら、女子どもたちまちほおを紅潮させ瞳をうるませながら体内を突き抜ける衝動に全身を打ち震わせるのだ。ハート目見せつけエロワードを周囲へばらまきながら液汁まみれで昇りつめてゆくヒロインズ4人の許嫁まんこに受胎間違いなしの特濃孕み汁を次々に注入しハーレムの狂騒はなおも続く。
エロ漫画的お約束の題材に乗っかりつつも個性豊かなヒロイン造形や彼女らのそれぞれ異なったアプローチを見せる濃厚セックスでの痴態にグッと惹きつけられる1冊だ。初期のチャレンジャブルすぎるネタも読むぶんには非常におもしろかったけどこちらの路線の方が間口が広いのはたしか。なんにせよだいぶ不義理を重ねてきて心苦しく思っていたのを今回ようやくレヴュれて自分もうれしい。4人の女の子いずれも魅力的で大いにヌキヌキさせてもらったけど、なかでも序盤取りつく島もないツンツンぶりながらいったん陥落したのちは犬ティックにベッタリと甘えファックも超積極派に転向の活発スポーツっ娘・ひふみが個人的ベスト。

0 件のコメント:

コメントを投稿