-ジェニガタ「絶頂変態・ムチムチ彼女」富士美出版 ISBN:9784799505663
話○ 抜○ 消小 総合○
性欲旺盛な女性入居者ばかりが集うアパートへ次々と男性同居人がマッチングされ連作3本+仕事の鬼の辣腕OLは催眠にかけられ秘められた下劣な欲望を全開本編&その痴態を見ていた変態妹も参戦し組んずほぐれつ続編+独立短編3本+全作品描きおろしベリーショート後日談。迫力満点の重量級ボディをハードに使役し全身汗と匂いまみれで昇天するドスケベ女子連中のはしたなさすぎる行状を余すところなくお届けの作者これが初のコミックスだ。なお機種依存文字につき当稿では変換したが、単行本タイトル中のナカグロは本来ハートマークとなる。
当版元の看板誌「コミックペンギンクラブ」は定期購読とまではいかないものの昨今はかなり購入頻度が増して、執筆陣もすっかり顔なじみ気分。ずっと同じ媒体で描き続けていたり他社で確固たる実績を作ったのち移籍してきたりとペンクラ作家は比較的古株が多い印象なのだけど、今回レヴュるこの人のように期待のニューフェイスも着々と投入しているのだ。そんなわけでようやく通販で届いたこちらをさっそく荷ほどきしてみましたよ。
いきなりコミックス表題どおりのはち切れそうなムチムチボディを披露の表紙は強烈なインパクトでまずツカミはOK。中身のモノクロ原稿もカヴァーイラストの印象に準ずるキュートなアニメ系の絵柄で、流行最先端という感じではないけれどイヤミなくラヴリィなタッチは万人向け。もっとも後述する要素のおかげでじつはかなり受容のハードルが高そうではあるのだけど。なお出版社公式サイト内の単行本情報から立ち読みページが参照できるので、この作家に関する予備知識皆無の方はそちらをチェックしておくのがベター。
この滑らかな筆致でものされる女性陣は年のころハイティーン~20代後半あたりまでと幅広く用意。ただし全員おっきな瞳に丸っこい輪郭のあどけないフェイスゆえ10代女子は当然のことアラサー世代ですら熟女臭ゼロなので大人の色艶を期待する向きはパスすること。しかしながらお歳に関係なくジェニガタ漫画に登場のヒロイン陣最大の特徴はなんと言ってもその雄大すぎる豊満ボディ。みなさん爆乳レヴェルのおっぱいもさることながら、異様なほど発達したビッグヒップをはじめどっしり肉付きのよい下半身は大地に深く根を張りあたかも古代土偶のよう。体躯のみならずやたらと面積の大きい乳暈やぷっくり土手高まんこなどエロパーツもすべて極端に肥大化していて、キャラによってはプランパー一歩手前の非常にファッティな体格だ。そんなわけで華奢なスレンダー少女などをお好みの男子には悪夢にほかならないが、この強烈な肉塊に埋もれたい好事家にとっては逆にたまらぬご褒美。
かくもマニエリスティックな肢体描写に負けず劣らずお話運びの方もずいぶんトゥイストが効かせてある。コンビニ売り誌初出物件なので総体としては穏健な和姦ものの範疇に属するとはいえ、そんじょそこらの萌えエロみたいのを期待してはいけない。主導権を握るのが男女どちらにせよ、最終的には性欲過多なヒロインがどんどんその本性を引き出され理性のタガなど取り払ってケダモノのごとくイキ狂う肉食獣さながらのパワフルなセックスが横溢する。その過程ではもちろん一般的なラヴロマンスが展開されたりもするのだが、総じて快楽オリエンテッドかつカロリー過剰なお話運びで読んでるこっちも疲労困憊。なかば自分から志願して肉便器だのビッチだのへの道を一直線の彼女らだけどその結末は陰惨さなどなくむしろポジティヴで、最高のパートナーと巡り会い心も身体も満たされて幸せいっぱいに絶頂する女の子たちの艶姿を目にして逆になんだかほっこりですよ。
1本あたり22-24ページの平均的な容量ながら、ジェニガタ特有の超弩級ボディが画面いっぱいに乱舞し大量の体液とアヘ顔とがひっきりなしに行き交う濡れ場は見ているだけでゴージャスな気分に。あふれる柔肉をかき分けむっちりした肢体をわしづかみにしながらガツガツ内奥を貫くストロングファック絨毯爆撃は洋ピンさながらの迫力だ。加えてこの作家のセックスで頻出する描写が汗の匂いだの体臭だのくっさいザーメンだのスメル系の嗜好を性欲高揚のトリガーに用いること。なまじ巨大な体格なだけに彼女らの発するその臭気はおそろしく密度が高そうで、鼻をつくノートにみずから酔いしれいっそうだらしなくお口をヘロヘロさせながら子宮の奥深くへ精を放たれまたしても下品きわまりないアクメフェイスをさらけ出すのだ。
ケタ外れの恵体を汗まみれにし全身からすえた匂いを発する彼女はその刺戟で自己発情モード突入。目の前の暴れん棒にしゃぶりつき必死のご奉仕で特濃ザーメンを搾取しその芳香に目を回すのだ。エクストララージバストを乱暴に揉みしだかれ肥大したビラビラをこね回されるうち秘密の花園は準備万端。メリメリ音を立てながら巨根をねじこまれたその刹那頭のネジが1本飛ぶ。もはや最低限の自制心すら失いグズグズのアヘ顔を見せつけ淫語マシンガン連射しながら怒濤のごとく快感に打ち震えるさまが淫猥でたまらない。いよいよ日本語にならない咆吼を四方八方へまき散らしメスイヌさながらの表情で昇りつめてゆくヒロインのだらしなまんこの最深部めがけ行為の締めくくりとして許容量オーヴァーの白濁をドプドプ注入。
非常に愛らしい絵柄なのにやってることは掛け値なしの変態行為フルコースというとんでもないギャップが読者の股間をハードヒットするマニアックエロス爆誕だ。題材がかなり特殊なので誰にでもオススメとはいかないけれど、いちどそのとりことなるともう2度と離れられなくなるクサヤのような魔力を放つ逸品といえよう。ヤワなボーヤたる自分はさすがに匂い系のエグいネタだと引いてしまいトータルでならすとこの抜き評価になるが、デカい娘/匂う娘スキーならばいちどはこの作家を通過しておくべき。今回収録の物語たちのなかでは、男性アレルギーの長身巨乳女子が小動物系男子と同居生活を強いられるうちすっかり改心の「2LoveDK」(3連作中の2本め)と、人間不信のコンプレックス持ちJKを担任教師が優しく受け止めて「褒め殺しクラッチ」が私的フェイヴァリット。
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