2018-05-31

今宵の妖獣教室。

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-無望菜志「不屈のペロリスト」ジーオーティー ISBN:9784814800902
話○ 抜○ 消小 総合○

熱血まっすぐ変態男子のおバカな告白に呆れつつもその情熱にほだされたヒロインはやがて彼を上回る勢いでセックスに没頭し表題作シリーズ4本(うち描きおろし1本)+独立短編3本+フルカラーショート1本。スカッとさわやかな筆致でもって各種のマニアックなプレイに耽溺し派手派手しく絶頂するドエロい女子連中の痴態をたっぷりとお送りする作者最新刊は成年向けとしての第6弾にして当社発の2ndコミックスだ。
オーソドックスなラヴコメなども似合いそうな端整かつ明快な作画なのに毎回えらくエキセントリックな性癖ばかりを盛りこむ独特の作風で業界を驚愕の渦に巻きこむヴェテラン。どちらかというと執筆ペースの速い方ではないのだけど、今年3月に同じGOTから前単行本「魔剣の姫士」が刊行されたばかりにもかかわらずそこからわずか2ヵ月で本作発売という電光石火の早業である。要は1冊まるごとの長編連載だった前作には入りきらなかった短編や数話構成の連作を落ち穂拾いしたがゆえの連続リリースではあるのだけど、なんにせよデビュー以来ずっとデフォ買いし続けてきたこの人のコミックスを立て続けに堪能できるのはすなおにうれしい。
クッキリ迷いのない描線でものされるクリーンなヴィジュアルは画面のコントラストも鮮明でなんともキャッチーなもの。ことにここ数年はトーンワークがさらに洗練されてまことに美しい。前述した事情により収録作の執筆時期が2011-18年とえらくワイドレンジでそのぶん絵柄の新旧差は大きめだけど、逆に作者のたしかな成長の足跡が見てとれる。とはいえ作画のベースラインは古いものでも確立しており表紙のみ見てのジャケ買いでも期待を裏切られるようなことはない。なお版元サイトのコミックス情報ページではまだサンプル画像の提供が間に合っていないが数日中に供給されると思うので、不安ならばそれを待って吟味するのも一興。
この滑らかなお筆先から生み出される女性陣はミドル~ハイティーンのもぎたての果実専科。みなさん日常パートでの愛らしい笑顔と濡れ場でのド派手なイキ顔とのギャップがなんともナイスなのですよ。あと猫も杓子も巨乳にしてしまう昨今の風潮に対しこの人はそこそこ年齢のいったヒロインでも貧/並乳を多めに配置するので、ロリじゃないけどお胸はささやかな女子たちを愛好する方にとっては近年貴重なパラダイスだ。
底抜けのバカエロから暗黒NTRまで、ベタ甘和姦あり問答無用凌辱調教ありとおよそどんなタイプのお話でもこなせる作家だが、今回は肩のこらない軽妙なライト系の作品が主体。まっすぐ変態男子に生真面目委員長が翻弄され/触手エステでお肌スッキリ/マッドサイエンティスト男子に想いを寄せるヒロインは彼の発明品の餌食となり/両親を事故で失った少女は妹たちを養うため理事長の愛人となり変態行為に自分から没頭/最愛の妹をメス奴隷化し命令はますます過激化……と文字に起こせばわりとヒドいお話中心のように見えるけど、エグい題材でもポップで明るく処理し読み口爽快に仕上げてしまう無望菜志マジックが炸裂。とくに姉妹してSM調教を嬉々として受け入れなにやらホンワカした空気すらかもし出す短編「親はなくとも子は育つ」はキレッキレな展開で、こういうのを読むと彼の漫画力の恐るべき高さが実感できますね。
むろん抜き物件であるからにはエロシーンも充実で、1本あたり24-32ページのリッチな容量をフルに生かし女子連中のはしたなさすぎる艶姿を実況中継。この作家得意の触手ウネウネが当たり前のように随所へはさまれるほか、表題作シリーズで展開される舐めプレイや露出調教系の強烈なシチュもふんだんに盛りこみ変態行為がこれでもかと逐次投入される。加えて以前と比べ近年の無望菜志漫画においてもっとも進化した部分だと個人的には思っている、女の子たちの絶品アクメ顔百面相が惜しみなくおがめるのがグッド。最愛の男子に施されるアブノーマルな性戯の数々に目を回し瞳にハートを浮かべながら汗と涙とよだれまみれでよがり狂う彼女らのタガの外れたようなイキっぷりに自慰表明もはかどりまくり。
当初困惑し躊躇していた少女もいざ彼の前で裸体をあらわにし濃密な愛撫を受ければたちまちメスの顔。白磁のごとき肌はしっとり汗ばみ下腹部は蜜を帯びて準備万端だ。ゆっくりと淫裂に差し入れられた陽物はすぐさま暴れ馬のごとく跳ね回り執拗に膣奥を突かれて彼女は脳髄を貫く衝動に目を回す。体位を変え角度を違えながら抽送をくり返されるたびケダモノじみた咆吼を発しイキ狂うさまが壮絶にエロっちい。もはや理性も吹き飛び自分からタイトにしがみつき快感をしぼり取ろうと必死なヒロインのド淫乱まんこめがけ大量の白濁を怒濤のごとく叩きつけたその刹那彼女も心底幸せそうにハート目昇天。
明朗快活なお話運びはそのままに、触手一本やりから変態行為アラカルトと趣向が増え対人セックス中心となって前作よりさらに受容しやすくなった1冊(まあどのみち特殊性癖エロスばかりなのに変わりはないけれど)。作者の本性は理解しつつもやはりウネウネ専科だとノれなくなる自分は1on1の甘エロが増えたこの新刊はありがたい。そう言いつつも最新号の「COMIC E×E」では問答無用触手凌辱ネタをモリモリ投入していたので、これからも明るいのエグいのどちらも好きに描き続けてもらいたいもの。どのお話もおもしろく読み大いに股間を使役したが、先にも言及した明るく楽しくハードコア調教の「親はなくとも子は育つ」が物語的に、そして唯一の連作にしてスウィートな恋愛模様とエスカレートする一方の熱っぽいファックとの両方が楽しめるタイトル・チューン「不屈のペロリスト」が抜き的にそれぞれ最愛。

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