2018-07-19

今週の全日本妹選手権。

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-志乃武丹英「義妹にダメ射精(ダシ)」富士美出版 ISBN:9784799505748
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

感覚過敏な義妹は性に目覚めていっそう激しくイキまくり連作3本+新しくできた義妹は真面目地味っ娘なのにじつはエロ下着マニアで……連作2本+寝るときは縫いぐるみ必須の義妹は修繕中だけ兄を抱き枕代わりに快眠快感連作2本+独立短編2本。ひとつ屋根の下禁断の関係にふけりキュートな義妹の子宮の奥へ遠慮会釈なくナマ中田氏三昧という全男子垂涎の光景を実現の作者最新刊は通算16冊めのコミックスだ。なおこちらは先月末刊行のものを大幅にディレイしての評価記事となっておりまことに恐縮千万。
最近になり定期購読とは言わずともひんぱんに購入するようになった「コミックペンギンクラブ」/「ペンギンクラブ山賊版」などのいわゆるペンクラ系列ではヴェテラン勢がずいぶん長いことメインを張っていて、たとえばうちのブログでもよく取りあげるCuvieはここのレギュラー作家。しかしながら同じようにずっと執筆陣の主軸として活躍しゼロ年代前半から現在まで十数冊にわたる単行本を世に送り出してきたこの人のことは従来まったく触れて来ずまことに申しわけない限り。てなわけで満を持しての初レヴュウでございますよ。
露骨すぎるコミックス表題に加え全裸の少女が白濁浴びまくりという、抜かせる気満々の表紙がぼくらを熱烈歓迎。さっそくページを手繰ると出てくるのは非常に細い線でシャープにつむがれる端整なアニメ系のタッチだ。いささか硬質ながらも乱れのいっさいないクールな描線もさることながら、印象的なのは現在のワニやGOTあたりで全盛のコッテリ濃淡を盛りこんだそれとは一線を画す控えめのトーンワーク。もちろん全体が白っぽいわけではなくよく見ると細やかに色調を変化させているのだが、どちらかというとコントラスト重視でメリハリの利いた画面だ。このスッキリした絵柄が良くも悪くも志乃武丹英受容の明確な判断ポイントゆえ、未見の方は版元提供の単行本情報ページからリンクされた試し読みの画像をチェックしておくのをオススメ。
このクリアな筆致から生み出される女性陣は見た感じミドル~ハイティーン制服世代で固定。ただこの人の場合年齢よりはその属性に最大の特徴があり、既刊リストを目にして即座にわかるとおりのシスター・イン・ロウ専科。過去には年長系や人妻も描いていたようだけどここ最近は徹底して義妹義妹義妹!である。実妹でなく義理の関係にこだわるのはコンビニ誌の制約だとガチ近親NGというのもあろうが、それなりの禁忌感を演出しつつ事情が許せば通常の恋人同士にも移行可能なフレキシブルネスを重宝しているのだろうと推測するのだがどうか。あとそれら義妹たちの造形もだいたい同じで、ロングヘア童顔巨乳大人しい系かつ義兄には従順で徹底的に尽くすタイプでほぼ統一されている。このへんも長年義理の妹ばかり描いているうち完全に作者の嗜好ド真ん中ストレートなキャラばかりに収斂していったのだろう。短髪女子スキーの俺としては1人くらいショートヘア妹ちゃんがほしいところですが。
1話読み切りおよび数話連作いずれも、すがすがしいほどに義兄×義妹の濃厚イチャラヴの構図が貫かれる。大多数の作品では両者とも最初から好感度マックスのところなにかのきっかけで身体の関係がはじまりさらに親密度が深まって……のベタ甘恋愛模様だ。1本のみ少々ゲスい系のお兄ちゃんが投入され当初はヒロインが関係を拒絶していたことが示唆されるのだが、最終的には義兄ちんこなしでは生きられない立派なメスとなりハッピーに収束するので安心。このへんはキャラメイクと同じくある種の定番として作者が確立したものであり、いまさらそこから逸脱するお話にしても固定ファンが逃げるだけという判断が成されたうえでの偉大なるワンパターンなのだろう。
一瞥したところでは淡泊にも見えかねない作画からは想像もつかない特濃ストロングファックもまたこの人の武器。1本あたり18-22ページのそう多くない分量ながら、相思相愛もしくは成就済みの関係性を活かし本番突入がたいそう速くてそのぶん濡れ場支配率も高まるのだ。比較的シンプルな描線なのにぷっくり屹立した乳首や美しく肉ヒダが層を成す女性器などのエロパーツ描写が抜群に上手く、それらが各種の分泌物にまみれテラテラ艶を帯びるなか女子みな涙ながらにイキ狂う光景が読み手の勃起中枢をダイレクトドライヴ。滑らかなまんこへ幾度も白濁が注ぎこまれ事後クタッと横たわり行為の余韻にひたる義妹の膣口からザーメンがコポッと逆流するさまがまことに辛抱たまりませんね!
義理とはいえタブーを犯す罪悪感を抱きつつも心の底から愛し合う2人の暴走はもう止まらない。幼い顔立ちなのに身体はすでに大人顔負けの彼女をギュッと抱きしめながらその豊満な肢体を白日の下へさらけ出し執拗に愛撫するのだ。敏感な部分を刺戟すするたび瞳をうるませ甘い吐息をもらすさまに興奮しきり。すっかり準備万端の蜜壷へゆっくりとシャフトをねじこみ粘膜どうしのハードな摩擦運動をスタート。最愛の義兄に抱かれ初手からよがり狂う少女の膣奥へ激しく抽送をくり返し、いよいよ感極まり初めての絶頂を迎えるヒロインの義妹まんこに2度3度4度とザーメンの奔流をお見舞いだ。
徹頭徹尾義兄×義妹LOVEに拘泥し全身全霊で妹ちゃんに尽くされては膣内射精マシンガン連射という水戸黄門さながらのルーティーンもここまで極めればもはや頑固一徹の職人芸。さすがにヒロイン造形には幅がなさすぎて短髪ヒロイン大好きっ漢たる自分はそこだけが不満だけど、どんなときも確実に1発抜ける超ユースフルな精液分泌支援ツールとして頼もしい働きをしてくれる。かくなるうえはもうペンクラ本誌ある限り永遠に我が道を貫いていただきたいもの。このたび収録の物件中では、地味眼鏡っ娘×セクシーランジェリーという意外な取り合わせがエロスをさらに盛り上げる「義妹ランジェリー」/「義妹ランジェリー 黒」連作が私的お気に入り。

2 件のコメント:

  1. セクシーランジェリーセックスは定番です(笑)。

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  2. >Unknown様
    まあそうなんですがこの作品の場合クソまじめで校則どおりにカッチリ制服着こなしちゃう地味っ娘がひそかにエロ下着というギャップがよろしいのですよw

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