2018-08-25

今晩のマイ・ガール。

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-Reco「てんぷてーしょん」ワニマガジン社 ISBN:9784862695772
話○ 抜○ 消小 総合○

極上美少女たちと甘く激しく干戈を交えて短編全10本。多種多様な萌えっ娘どもがステディな男子の前でだけエロエロに乱れまくりイキまくりのワンダーランドが縦横無尽にくり広げられるこの世の天国実現な作者これが記念すべきファーストコミックスだ。なおペンネームはド直球に「りこ」と発音すればよろしい模様。
エロ漫画業界のトップランナーとして長年君臨する「COMIC快楽天」はしかしながら実績にあぐらをかくことなく常に新しい血の導入に積極的なのがスゴいところ。このたび評価の俎上に載せるこの人もそんな期待のニューカマーであり、去年あたりから俄然誌面への登場頻度が増して編集サイドもハッキリとこの作家を大きく育てていきたいのだという意志が見える。ストック蓄積も非常に順調ですみやかに初単行本リリースへとこぎ着けまずは善哉。
プニッとした丸顔が印象的なキュートガールズがワラワラと集う表紙/裏表紙でわかるとおり、昨今のワニマガにはめずらしくセンス炸裂画力全振り系のヴィジュアルとはやや距離のあるタイプ。快楽天よりはむしろ故「コミックポプリクラブ」(マックス刊)あたりの萌えエロ専門誌が現存していたらジャストフィットしそうだ。さっそく初出を確認すると1本のみ系列誌の「COMIC失楽天」掲載分があるほかは2016-18年にかけ快楽天本誌で発表されたもの。執筆の新しいものだとより丸顔感が増している風だが基本的には当初から造形の基本線は固まっておりジャケ買いも安心。万全を期すのなら版元提供の単行本情報ページおよび著者pixivアカウントの発売告知エントリから大量のサンプル画像がおがめるので、そっちをチェックしてから購入に踏みきるのをオススメ。
見るからにスウィートな筆致でものされる女性陣は年のころミドルティーン~20代後半と比較的ワイドレンジ。ただ髪型や目つきである程度差別化は図っているもののお顔の造りはみなさん同一なので、お歳を問わず見た目ティーン相当のラヴリィフェイス専科といえる。おっぱいサイズも多少の差異はあれど基本的には巨乳寄りで、キュートフェイス/ビッグバスト女子大好きっ漢の俺大歓喜。おそらく現在のエロ漫画購買層の多くも自分同様に童顔巨乳系への嗜好がマジョリティだと思うので、メガセールスを狙うならこの路線で大正解だろう。
慎太郎シール誌である快楽天初出ということで、くり広げられる物語たちはオーソドックスな和姦系のオールタイマンラヴ構成。他人の奥さんと成り行きで合体の1本を除けば恋愛成就直前もしくは成立済みカップルのイチャコラがズラリと並ぶ。そればかりで攻めると単調になりがちなところ、カップルの関係性に細かく差異を設け恋愛感情の表出にも幅を持たせて結果的に読み切り10本どのストーリーも独自の恋愛譚として成立させているのは新人らしからぬ力量を感じさせ頼もしい。本当にいろんなタイプの女の子をそれらしく描けていてグッドなのだけど、なかでも積極的に男子サイドへ強襲をかける系の娘を手がけると絶妙で、こういう果敢なヒロインのお話をモリモリやりたいんでしょうなー。
1本あたり20ページ内外のコンパクトな容量ながら女子側から積極的に行為へ及ぼうとするので濡れ場占有率は比較的高い方。やってることは穏健な合意ベースのセックスで奇抜なシチュやアイテムなどいっさい投入されないが、女の子が速攻でちんこにがっつき激しく口腔を活用するフェラにはじまり執拗に秘部をいじくられる前戯シーンなど挿入までの準備がじっくり描かれ読者の興奮も大いに高まるのだ。ようやくシャフトを肉ヒダの奥へねじこんだのちも結合部へくり返しフォーカシングしつつひんぱんに体位をチェンジしながら激しく内奥を貫かれるたびトロトロのイキ顔さらし昇りつめてゆくヒロインのグズグズの痴態がたっぷりフィーチャーされるのだから、我々とて最後に怒濤のごとくオタマジャクシを放出せざるを得ない。
恋する気持ちをストレートにぶつけてくる少女の一気呵成な積極攻勢に困惑しつつも、ただちに股間をお口に含まれすかさず先走り汁を搾取されて覚悟を決める。お返しとばかり彼女の秘密の花園へ指を差し入れ敏感な部分を執拗にこね回せばたちまち甘い声。すっかり濡れ準備万端の蜜壷へたぎる怒張を一気にインサートし性器どうしの熱烈なカーニヴァルが開催だ。下品な音を立てながらパンパン抽送をくり返すたび四方八方へハートマークをまき散らし汗と涙とよだれまみれでイクイク連呼のおにゃのこの痴態でいっそう興奮。全身を打ち震わせ法悦の態で肉ヒダをギュッと収縮させるヒロインの子袋の許容量いっぱいに熱い白濁をぶちまけフィニッシュ。
萌えっぽい雰囲気だけに甘えずヴァラエティ豊かなイチャラヴをウェルメイドに描く作劇の妙と、オーソドックスながらも各種エロ演出がキッチリ網羅された密度の濃いエロシーンとの両輪とが新人らしからぬ完成度の高さを見せ、編集側が大いに推すのもうなずける逸材。いちおう重箱の隅をつつくと女の子の描き分けがあんまり成されていないのとせっかくナイスな結合断面図が描けるのにほとんどそれを登場させないのがもったいなく思うものの、そのへんは今後いかようにも改善できよう。こちらに収録の物語たちのなかでは、日露ハーフ従妹とひさびさの再会でついに結ばれたのち昼夜問わず犯りたい放題の「えっちごっこ」と、一見クールだけどその実情熱的なJKと制服で水着でガチハメ三昧「Early Summer」がとりわけフェイヴァリット。

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