2018-08-28

今夜のCIAOちゅ〜る。

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-綾枷ちよこ「淫靡豊満な住人たち」ジーウォーク ISBN:9784862977991
話△ 抜◎-○ 消小 総合○

お隣さんにはじまり幼なじみや大家さんにその他住人以外も続々参戦でボロアパート舞台の極楽ハーレムはますますお盛ん表題作長編全10話。出てくる女子みな速攻で主人公のちんこにまたがり気持ちよさげにイキまくりのすばらしすぎるドリーミンワールドをゲップが出るほど堪能の作者最新刊は通算3冊めのコミックスにして当レーベルからの初お目見えだ。
今回初めて取りあげるこの作家の単行本だけど、じつはこれが初めての出会いではなく商業でも薄い本でもその作品はいくつか見知っている。それにもかかわらず既刊2冊を申しわけなくもスルーしていたのは2014年にコアマガジンから上梓されたこの人の処女作「年上上等」が地獄モザイク修整だったせいで以後なんとなく敬遠してしまっていたのだ。しかしながら同人ではなん冊かお世話になり続けていたし、今回の本は店頭見本をパラパラめくるうち股間にグッと来たので、このたびようやくの初挑戦。
美女2名がいきなりおっぱいまる出しのマーヴェラスな表紙でまずツカミはOK。中身の白黒原稿もたいそうキュートなアニメ/ゲーム系の絵柄で非常に訴求力が高い。さっそく初出を確認しようとページを手繰ったもののどこにも情報がなくググってみたところ、紙媒体ではなく電子配信エロ漫画誌の「アナンガ・ランガ」で2016年から連載の作品を単行本化したもののようだ。そういう経緯から出版社提供の単行本情報でサンプルが見られるのみならずweb配信元の作品紹介ページから試し読みも可能なので、綾枷ちよこ未体験の方はまずそれらのチェックを。
このすばらしきお筆先から生み出される女性陣は年のころ10代ラスト~アラサー近辺のゴールデンエイジ。ゲスト的に熟女さんも1名参戦するものの、基本的にはお歳を問わずキュートフェイス&ビッグバストな女子ばかりでみな年齢設定よりずっと若々しい雰囲気だ。そんななかアンダーヘアがずいぶんモッサリ生い茂っているあたりだけは年相応と言えるかも。奥手だったり強気だったり、クールなのあり情熱的なのありとキャラ造形も多彩で読み手を飽きさせない。
この人はコアマガだとオーソドックスな恋愛系のみならずだいぶキャラたちがこじらせたタイプのや非常に空気の不穏な作品も描いたりするのだが、1冊まるごとの長尺シリーズとなるこちらはすがすがしいほどに抜き全振りのウハウハハーレムだ。進学で都会へやって来た大学1年生の主人公・御手洗浩二(みたらいこうじ)はボロアパート住まいでも大家さんが美人ですっかりご満悦。そんなある日これまで接触のなかった隣部屋の住人・佐伯彩音(さえきあやね)が自室のドアの前で絶賛お漏らし中の現場に遭遇し、羞恥に涙する彼女を部屋に上げシャワーを浴びさせたのち成り行きで彼女のヴァージンをゲット。いちどでは収まらずなおも交合にはげむなかこんどは乱暴な幼なじみ女子・凜(りん)が突如上がりこみすわ修羅場……のはずがなし崩しにどちらとも関係を持ちにわかに両手に花の浩二。その後も行き遅れのアパート管理人さんやじつはお嬢さまだった彩音の実家の姉や使用人にパツキン先生まで次々と女体回転寿司(しかも全員処女)をゴチになり主人公のちんこは大忙しですよ。物語のあらゆる部分がご都合主義で構成され主人公が一方的に得するだけの俺TUEEEEE展開てんこ盛り状態なので物語的コクは限りなく希薄だけれど、そのぶん脳みそのリソースをいっさい消費することなくひたすら自慰表明にのみ集中できる仕掛け。
1話あたり20数ページほどの平均的な分量ながら、全編犯るだけ展開なのでエロシーン占有率はおそろしく高い部類。薄い本でも相当にならした作家だけあり、扇情的な女体が大量にのたうち回りツヤツヤボディが各種の分泌物にまみれながらドエロいイキ顔さらし子宮の奥へ大量の精液をぶちまけられてイキ狂うドスケベガールズの派手派手しい痴態を情け容赦なく大量供給だ。現代エロ漫画に必須の各種濡れ場演出が網羅されているのは当然のこと、極太ディックを美味そうにくわえこみ肉ヒダをギュッと収縮させながら子袋の奥深くまでザーメンが叩きつけられる様子を詳細につむぎ出す性器結合/射精断面図がたまらなく秀逸でありティッシュの供給がすぐに追いつかなくなること必定。
こちらから懇願せずとも女の子の方から次々にちんこを求めてくる夢の光景がいま目前に出現。ただちに怒張をお口へ含み熱心にご奉仕されるものだからたちまち第1ちんこ汁をしぼり取られるのだ。休むいとまもなくこんどはみずからぷっくりまんこを押し広げ男根を飲みこんで性器どうしの終わりなきバトルが開始される。自分から激しく腰をグラインドさせては気持ちよさげに淫語乱射し夢心地の彼女らの艶姿にいっそう興奮。全身をのけぞらせイクイク連呼しながら絶頂に達するドスケベ女子の子宮口のさらに奥へホットな白濁を際限なく注入し女体征服ミッションコンプリート。
筋らしい筋は皆無だけど実用性という点ではまったくスキのない完全無欠の抜きツールが爆誕。多種多様なヒロインズの造形いかんで私的実用度がやや変動したのと自分のストライクゾーンからすると女子の年齢層が若干高めに外れぎみゆえこの評価になったものの、成人女性がメインターゲットの諸兄なら抜き心地5割増しでよろしいかと。唯一ケチをつけるならそれなりに描写されるとはいえサブタイトルで訴求するほどにはおしっこメガ盛りとはいかないので、黄金水大好きっ漢はその点だけ注意。一方では深く心に突き刺さるような濃いお話をものすることのできる作家がこうしていともたやすく徹底的にエピキュリアスな実用特化作品を生み出すミラクルを目の当たりにして「プロのエロ漫画家ってすげえなあ」と感嘆しきりですよ。登場する女子たちのなかでは、王道の奥手巨乳お嬢さまながら定番の黒髪ロングじゃなくショートヘアなのが非常に好感の持てるメインヒロイン・佐伯さんが最愛ですなー。

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