2018-11-15

今年度の秋季例大祭。

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-ゆきうさぎ。「幻想エクスタシー」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799211922
話○-△ 抜○ 消小 総合○

殺伐とした日常に疲れ果てた主人公の前にある日えっちな夢魔が現れて本編&描きおろし続編+蠱惑的な神様がショタっ娘を誘惑本編&後日談+独立短編7本+フルカラーショート2本。ムチムチボディの人外ヒロインズが人間男子をめくるめく性の快楽へといざない熱く激しくストロングファックのすばらしすぎる光景をたっぷりお届けの作者これが記念すべきファーストコミックスだ。なおこちらは10月末発売物件の大遅延レヴュウとなっておりまことに申しわけない次第。
リアルな世界では到底不可能なシチュや奇抜なアイディアが目白押しの非現実エロス専門誌「コミックアンリアル」は気がつけばエロ漫画業界でもすっかり古株に。それだけ根強い需要のあるこの雑誌のなかで非常にカタいジャンルとして存在しているのがいわゆる人外女子もの。たまにスパイス的に投入する作家ありそれ専門で長らく活動しているガチ勢あり、ここの執筆陣ならばいちどは手がけたことがあるのではなかろうか。今回評価の俎上に載せるこの人もnotヒューマンな女の子を得意とするひとりである。
おっぱいやまんこ近辺のむやみにジューシィな色遣いがたまらない訴求力抜群の表紙がぼくらをお出迎え。中身のモノクロ原稿もカラーに負けず劣らずのエロっちいトーンワークが印象的だ。さっそく初出一覧をチェックすると、描きおろしパート以外はすべて2015-18年にかけてのアンリアル掲載分となる。率直に言えば初期に描かれたものと直近のそれとでは作画の安定感やトーン処理に品質差を感じるのだけど、むしろエロ漫画家としてそれだけ着実に成長した証として誇っていい。そのへんは書店へおもむき現物で確認するのがいちばんだが、キルタイム恒例の異様に浩瀚な単行本情報ページでも大量のサンプル画像がおがめるので、それらを吟味したのち購入可否を判断するのがベター。
前述したように登場する女性陣はこぞって人間以外……と言いたいところだが、いちおうJKだのヒューマン戦士だのも出てくるので要注意。とはいえ圧倒的多数を占めるのはヒトならぬ存在で、女神さまや悪魔っ娘、妖怪やら鬼やら、魔女に幽霊と非現実ヒロインズがズラリと並ぶ。いずれも造形としては明確にキュートフェイス/ビッグバスト系ゆえつるぺたスキーや熟女大好きっ漢は基本的に近づかないこと。個人的にはこーゆー童顔巨乳女子がなにより大好物なものだから、この時点でもう五体投地しつつ圧倒的感謝ですね。
くり広げられる物語たちはそんな彼女らと人類男子諸君との身体を張った異文化交流がメイン。前半部はおもに種族を超えた愛をはぐくむベタ甘仕立て、うしろの方は人外まんこを人間さまが征服する強姦輪姦凌辱風味とやや味わいが異なるのだけど、アンリアルに登場したてのころはダーク系中心に描いていたのが最近になるにつれ和姦寄りになってきた模様。ゆきうさぎ。の柔和でシルキーな感触の絵柄にはイチャラヴの方がより似つかわしい感じなので、この中途からの作風マイナーチェンジは正解。
快活だろうと陰鬱だろうと、人外女子たちのダイナミックボディがハードに躍動する濡れ場は等しく充実。1本あたり20ページ内外のわりかしコンパクトな容量ながら、女子サイドから積極的に男根へまたがり激しく腰を使いながらモリモリ精液をしぼり取る肉食系ファックが横溢する光景がなんともエロティックなのだ。とりわけ直近作ではちちしりまんこ等エロパーツ描写がいっそう緻密かつ肉感的になりヒロインのアクメ顔描写が艶っぽくなってと明確に抜き度がアップ。執拗に膣内射精されその都度涙とよだれまみれでイキ狂うnotヒューマンガールズのはしたなさすぎる痴態に精嚢のストックも枯渇しまくりですよ。
生物種の差異を乗り越え結ばれた2人はむさぼるように互いを求め激しく身体を重ね合う。たわわな双丘の谷間に愛する男の怒張をはさみこみ両サイドから圧迫しつつ口腔で先端を包みこみたちまち第1ちんこ汁を搾取だ。休むいとまもなくこんどはすでに準備万端の蜜壷を自分から押し広げ誘うような目つきで挿入をおねだり。辛抱たまらずルパンダイヴののちねじこまれたシャフトを柔肉できゅんきゅん締めつけるものだからたちどころに熱い精を放ってしまう。続けざま下腹部を打ちつけ執拗にナマ中田氏をくり返す熱き性の饗宴に喚起の嬌声を発しトロトロのイキ顔さらしながら昇りつめてゆくヒロインの人外まんこの最深部にまたしても特濃ザーメンの奔流を叩きつけるのだ。
当初はダーク志向だった物語がシズル感あふれるタッチにふさわしいスウィート&ホットなラヴ模様へと変化し、同時に表現技法が洗練されお話の奥行きも深まるという、キャリアの蓄積がそのまま作家としてのランクアップにつながっている理想的な成長曲線が見てとれる1冊。あえて重箱の隅をつつけば相方たる人間男子がわりかし無味乾燥でおもしろみに欠けるきらいもあるけれど、そのへんは今後いくらでも改善できるだろうから期待。収録物件のなかでは作者自身もお気に入りという夢空間にたゆたう少女との甘々メイク・ラヴ連作「夢食いエクスタシー」/「夢食いラバーズ」と、のじゃ口調の鬼さんに逆レイプ風味種つけ三昧の「鬼っ娘ビッチ」が私的フェイヴァリット。

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