-むちゃ「むちゃBOX」ワニマガジン社 ISBN:9784862696120
話△ 抜◎ 消小 総合○
野球部監督に干されている幼なじみを起用してもらおうと好きでもない男に処女を捧げたヒロインはやがて意に反し快楽におぼれ前後編+独立短編7本。扇情的すぎる豊満ボディの美少女たちがキモメンに犯され執拗に膣内射精され続けるうちすっかりビッグコックのとりことなるまでの一部始終をじっくりねっとり活写する作者これが記念すべきファーストコミックスだ。
さっそくレヴュる前にワニマガとしてはじつにめずらしい動きが出てきたのでトピックとして記しておく。今回じつは当該単行本のほかにもう1冊同じ作者の「ちーちゃん開発日記」がセットで出ているのだが、そちらは通常の新作エロ漫画ではなく、この人が継続的に同人誌で描いてきたシリーズの商業ヴァージョンなのだ。三和出版やヒット出版社などで以前から同人作品の商業単行本化はひんぱんになされていたのだが、ワニでは同人初出作を数合わせになん本か収録することはあっても1冊まるまる薄い本の再録というのはほぼなかったはず。業界最大手までこの路線に手を出したということはきっとこの形態にはカタい需要があるのだな。とまあいきなり関係ないネタを振ったけど、むちゃのこちらの本はフツーに雑誌掲載分のまとめなのでご安心を。
女子2名がパイ合わせのドエロいイラストといい「全編ALLナマ中出し」の心躍る帯コピーといい、表紙のインパクトでは自分的に今年五指に入るすばらしいデキ。中身の絵柄も売れ線まっしぐらなアニメ/ゲーム系の絵柄で訴求力ド高めだ。収録作の初出を確認するとすべて当社の「COMIC快楽天」掲載分となるが、執筆時期が2012年から先月の同誌に載ったものまでやたらとワイドレンジ。これは作者のホームグラウンドが商業ではなく薄い本であり快楽天への登場頻度が年イチもおぼつかないほどの緩慢なペースなせいだが、そのため絵柄の変遷ぶりも新旧ハッキリわかる。初期の比較的シンプルな作画がどんどん密度を増しトーンワークもより濃くなっているのが見てとれるのだけど、直近作では描線も表現もやたらとクドくなって若干のやりすぎ感が。個人的には2016年くらいの絵がちょうどバランスよく思えるのでここは少し引き返してほしい部分。ともあれいつものようにワニマガ公式サイト内の単行本情報からサンプル画像を確認できるほか、作者自身が前述の同時発売本と合わせた特設ページを開設し購入特典などを詳しく紹介しているので、書店直行よりまずはそれらのチェックを強くオススメ。
このたび我々の股間の愉悦に貢献してくれる女性陣は年のころハイティーン~20代なかば附近のゴールデンエイジ。同人を読みつけているとJK専科みたいな印象だけど大人を多めに配しているのはコンビニ売り誌たる快楽天への配慮だろうか。出てくる女子みなキュートフェイス&グラマラスボディのみんな大好き童顔巨乳系で非常にキャッチーなのだが、加えてピンと屹立した乳首やいやらしく充血したぷっくりまんこなどエロパーツ描写が異様にチンピク度が高くまことにたまらない。ときにはボディバランスなど無視してまでちちしりまんこを強調しコッテリしたトーンワークで肌の火照りを浮き彫りにする扇情的な肢体描写はまさしく性欲処理のためだけに存在する女たちという感じ。
そんな彼女らがこぞってろくでもない男に身体を許ししつこく子宮に精を放たれてすっかり肉欲のとりことなっていくまでの一連のシークエンスをほぼすべての作品で展開する。幼なじみ男子を想うヒロインが野球部監督の肉便器となり、社長の奸計で新入社員が密室で犯され、コンビニ店長がボンクラバイトにみっちり指導し……などなど、構図としては大多数のお話が立派なレイプ凌辱調教にほかならないのだけど、ガッツリ膣内射精されまくり強引にちんこの味を覚えさせられた女の子たちが最後にはすっかりセックスに夢中となり汚っさんどもへ自分からしがみつきドプドプ漢汁を注ぎこまれて心底幸せそうに絶頂するのだからこれは間違いなく合意エロ! 慎太郎シール誌でも無問題! てな仕掛け。基本的に堕ちもののテンプレに忠実な進行で物語的コクは希薄だけど、そんなのがどうでもよくなるほど圧倒的にユースフルなのですなおに目の前のブルータルな快楽に身をゆだねたまえ。
むちゃ漫画のキモであり強力無比なリーサル・ウェポンであるのはなによりエロシーンそれ自体。ムチムチボディが画面狭しと乱舞しド派手なアヘ顔百面相が行き交う豊穣なエロ空間が全編を支配する。プレイそのものは特段奇抜なアイテムや独創的なシチュが登場するわけではないが、とにかくファックの密度と熱量がケタ違いに高いのだ。そして訴求コピーで高らかに謳うとおり、ちんこまんこがハードに合従連衡し子宮口の奥までさらけ出しながらそこへ向けてくり返し粘度の高いザーメンを発射しまくるダイナミックな性器結合/膣内射精断面図の充実ぶりがまたただごとでないレヴェル。当初の嫌悪感はどこへやら、キモデブ男の絶倫ぶりに全面服従しハート目イキ顔さらけ出してコッテリ白濁を注がれ昇天する淫乱ヒロインズの艶姿に自慰表明もはかどりまくりだ。
逃れられない隘路に追いつめられ、あるいは体よくだまされて、女たちは望まぬ関係を強いられる。好きでもない男の手で豊満な身体をまさぐられ敏感な部分を蹂躙されるうち肌は朱に染まり汗を浮かべいつしかその屈辱の表情からは甘い声さえ漏れはじめるのだ。もはや自分で制御できない体躯を乱暴に押し開かれ秘密の花園のその奥へシャフトをねじこまれてハードな摩擦運動がスタート。粘膜も破けようかという勢いで怒張を突き上げられ柔肉をこすりあげられて彼女はたちまち獣じみた咆吼を発する。その顔はすっかりトロけ未曾有の快感に全身を打ち震わせながら征服者たるキモメンの激しいストロークにもはや無意識に追随。下品な音を立てながら子宮の奥まで突き上げられ2度3度4度とザーメンの奔流を叩きつけられその都度けたたましくイキ狂うヒロインの情欲の宴は終わることなく続く。
この作家の薄い本にはしばしばお世話になっていたけれど、こうしてまとまった商業原稿の方も破天荒なパワフルファックの応酬で息子を握る手も休むヒマなし。いくら合意のもととはいえ想い人以外の肉奴隷となったり権力に屈して精液便所化したりのハードな展開ばかりゆえ甘ラヴ好きには向かないが、とにかく速攻でちんこしごきたい!という諸兄にはピッタリの実用オリエンテッドな逸品だ。収録作いずれもティッシュの消費量が加速的に増加したが、なかでも短髪ボーイッシュ巨乳っ娘という私的嗜好ドストライクなヒロインがヒドい目に遭いまくる巻頭連作「ずっと好きでいて」前後編が図抜けて使いまくれ最愛最強でございましたよ。
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