-さいかわゆさ「いもうとコレクションH」ジーオーティー ISBN:9784823600043
話○-△ 抜◎-○ 消小 総合○
たいそう発育の早いヒロインは実の兄の性欲処理の道具として毎晩使われていたがそれこそは彼女の願いで……表題作長編5話+片やセックスで支配し一方では翻弄され巨乳JCオムニバスシリーズ2話(未完)。とびきりキュートなビッグバストティーンズがド派手に乱れ受胎確実の特濃孕み汁を幾度も子宮に注がれ絶頂するマーヴェラスな光景を頭からシッポまでみっちり充填の作者これが記念すべきファーストコミックスだ。
まず最初にお断りしておくが、いつものレヴュウとは違い今回の評価記事については忌避すべき夾雑物たる自分語りがひんぱんに混入することをまずは深くお詫びしたい(それくらい俺にとっては決定的に重要な作家なので)。そもそもがこの人はいわゆる商業エロ漫画家ではなく、のみならず随所でずっと同人専業でいくことを表明していておそらく通常ならばこのブログで取り上げることは永久になかったはずだった。それがどういう経緯で単行本刊行に至ったのかはこのあとザックリと触れてゆくが、まずは初のコミックス発売へ無事こぎ着けたことをすなおに言祝ぐとしよう。
そういうわけでこの漫画家との最初の出会いは当然商業誌ではなく数年前に出た某ブラウザゲーの二次創作たる巨砲戦艦ちゃん本で、ひと目見たそのときから「世のなかにはこれほどまでに扇情的な膣内射精断面図が描ける漫画家がいるのか!!」と度肝を抜かれたものだ。以後は熱病にとりつかれたようにさいかわゆさ作品であればパロもオリジナルもなんでも買いあさり(過去作の追っかけまでした)、失職中で貧乏していたときもこの作家のコミケ新刊だけは必死にゲットしていたほど。その人がなんとISBNコードつきのブツを出すというのだからこれはもう絶対コレクションに追加せざるを得ない。
いそいそと購入してきたこちらのカヴァーイラストときたらこの一枚絵だけで即座にちんこしごけるレヴェルのすばらしくエロっちいもの。オーソドックスなオタ絵と少女漫画絵(女性作家であることを明かしている)がほどよく混淆したキュートネス炸裂のタッチはまさに訴求力のかたまり。中身のモノクロ原稿も表紙に準ずるラヴリィな雰囲気で、うるさすぎないトーンワークが画面を引き締めている。しかしながらキャラの顔立ちのバランスなどはいくらか差異が感じられるところ。それもそのはず、この新刊は昨今流行りの同人再録で、最初に同人誌として発売されたのが2012-13年とこの作家のキャリアではかなり前の方になるのだ。むろん作画のベースラインはあらかた確立しているとはいえネット宣伝等で公開している素材は直近の描きおろしが主体なのでギャップがあるのは否めない。出版社提供によるコミックス情報ページおよび著者公式ブログ内の発売告知記事からサンプル画像や各ショップ購入特典を確認可能なので、まずはそれらを吟味したのちの購入可否決定をオススメ。
薄い本では元ネタ次第でロリから熟女までなんでも描いてみせるけれど、本作収録の2シリーズは推定年齢ロウ~ミドルティーンと比較的低めのラインで推移。しかしながら序盤回想のみつるぺたがおがめるものの、場面の圧倒的多数でお歳に似合わぬたわわな双丘を存分に堪能できる仕掛けであり、童顔巨乳大好きっ漢の俺大歓喜ですよ。幼い顔立ちのその下はボンキュッボンの2次元世界でしか実現不可能な垂涎のプロポーションであり、まさに男子にちんこをしごかせるためだけに生まれてきた彼女らのナイスバディに乾杯。
後半収録の巨乳ちうがくせい2ヒロインが活躍の連作「JC」2本も悪くはないのだが、なにせ未完のシリーズで非常に尻切れトンボな展開でありどちらかというとこの本にあってはおまけパート。ゆえに以後の作品紹介ではほとんどをタイトル・チューンたる冒頭長編に費やすこととなるのでご了承いただきたく。ちなみにじつは同人でもこちらの総集編が出ていたのだけど、そのときに併録されていた別の短編もたいそう楽しく読み大いに使ったので個人的にはそっちを踏襲してもらいたかった(まあページ数の都合とかもあっただろうけど)。
小学生なのに心身ともすっかり成長し同級生は子供にしか見えないマセた少女・佐藤理香(さとうりか)。そんな彼女はじつは毎日のように兄に犯され未成熟な子宮に遠慮なく精液を注がれ続けている。だがその関係こそは彼女がそう仕向けた意図的なものだったのだ――というのが物語の発端。そんななにやら不穏な様相でスタートするオハナシはしかしながらミステリアスな雰囲気はいつの間にか雲散霧消し、中途に別居生活をはさんだのち兄妹めでたく再会してからは互い想い合う気持ちを確認したこともありもはや誰彼はばかることなくイチャラヴ三昧。血縁の禁忌などそっちのけでガツガツ交合にいそしみついには2人して同棲生活を開始し朝から晩までガチファックだ。その後どうやって日本の法律を回避したのかわからないけど堂々と結婚しひと粒種の娘まで誕生してこんどはその子まで立派に育ったらなんと父のちんこをおねだりしはじめたのだからたまりませんね! というわけでみごとなほどに社会的常識の枷をスルーしまくった一種ぶっ飛んだシチュが臆面もなくくり広げられるのがさいかわゆさ作品のスゴみ。二次創作だと原作愛が勝るのかオーソドックスなお話運びをする人だがオリジナルだと一転弾け道徳的に許されない関係をゴリゴリ押し通してきて、そのうち読んでるこっちまでそれが別に異様と思えなくなってくるから不思議。こうした倫理とか規律とかをあっさり乗り越えた独特の飛揚感はしかしながら商業雑誌で無条件に受けいられる部分ではおそらくなく、それゆえにこの作家がもっぱら同人のみを主戦場にしてきた所以なのだろう。
さいかわゆさ漫画最大のストロングポイントはしかしながらやはりエロシーンそれ自体。元来が薄い本初出ということもあって1本あたり最小16ページから長くても28ページまでのタイトな容量ながら濡れ場占有率はむやみに高く、ロリ巨乳ヒロインの滑らかかつ豊満な肢体を思うがままに蹂躙してはくり返しナマ中田氏のスペクタクルな光景が画面いっぱいに広がる。そしてこの作家のエロ描写でなんといっても白眉なのはそのマーヴェラスな性器結合/膣内射精断面描写で、2次元/3次元の美味しいところ採りな絶妙のバランスでつむがれる淫猥なちんこまんことが粘膜どうしハードにこすれ合いながらさまざまな分泌物で妖しくうるおい、そして最後は子袋のいちばん深い部分めがけ精嚢の奥から陰茎を通り亀頭から勢いよく白くねばつく液体が放たれビュルビュル音を立てながら着床する、その一連のシークエンスがじっくりねっとり執拗に映し出される光景がまことに壮観。「ガッツリ生で種つけしてるんだ!」というライヴ感覚にシンクロしながら読者たるこちらも気持ちよくオタマジャクシを同時放出のすばらしき体験はまさに天にも昇る心地よさですよ。
もはや誰も干渉してくるもののない2人だけの空間で兄妹は寸暇を惜しみ互いの肉体をむさぼり合う。年齢不相応のビッグな乳房にむしゃぶりつきながら下腹部の敏感な部分を執拗に刺戟するたび麻薬のような甘い声がもれ発情にも拍車だ。すっかり濡れそぼち準備万端の蜜壷へ屹立した怒張をねじこみ激しくストロークを刻めば呼応してトロトロのイキ顔さらしはしたなく四方八方へハートマークをまき散らすのだからたまらない。くり返し内奥を貫くたび日本語にならない咆吼を発し執拗に膣内射精を懇願してくるヒロインのリクエストにお応えし、妹まんこの許容量いっぱいに妊娠間違いなしの特濃ザーメンの奔流を2度3度4度とくり返しお見舞いだ。
作者の発言からも一生おがむことはできないだろうとあきらめレヴュることなどかなわぬと絶望していたところにもたらされたこの年の瀬の福音に圧倒的感謝をささげ五体投地で喜びをかみしめているところ。収録作が個人的にも最強クラスで使えまくったセレクトであったのもうれしくティッシュの消費量もうなぎ上りだ。欲を言えば同時収録作の片方がゴムつきファックでなかったら実用性評価をフルマーク満点にしたのだけど。ぶっちゃけ薄い本執筆だけで問題なく日々のゴハンを食べられているはずの作家でありなにがきっかけで商業単行本化が実現したのはわからないが、もし願いがかなうのなら次回以降も同人シリーズを2冊3冊と続けざまに商業ベースで刊行していただければ重畳きわまりない。そんなわけで2019年の締めくくりはいまから本作Wヒロインたる理香ちゃん&由香ちゃんのドエロすぎる痴態をオカズに抜きまくりパーティーで決定ですよ!
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