-大林森「もっとチ×ポに勝てない女たち」エンジェル出版 ISBN:9784873068848
話△ 抜○ 消小 総合○
欲求不満のドスケベヒロインズは待望の極太ディックに身も心も夢中短編8本+フルカラーショート2本。超弩級バストをブリブリ揺らしながらハードな交合に没頭し妊娠確実の特濃孕み汁を子袋の許容量いっぱいにぶちまけられて下品なアクメ顔さらし絶頂しまくりの淫乱ビッチを頭からシッポまでみっちりと充填の作者最新刊は成年指定単行本としての第9弾にしてこの版元からの7thコミックスだ。
長きにわたるキャリアのなかで都度スタイルを変えながら業界の最前線に立ち続けているエロ漫画界のリヴィング・レジェンドのひとり。いくつかの出版社を渡り歩いたのち2010年代に入ってからはもっぱら「エンジェル倶楽部」に腰を据え活動を続けている。中途で自分の嗜好から作風がだいぶかけ離れた時期がありしばらくご無沙汰だったものの、昨秋に上梓された前単行本「チ×ポに勝てない女たち」で購入を再開。そして同作刊行から1年ちょっとの比較的短いインターヴァルでまたしても再会である。
いまとなってはいささかオーセンティックではあるものの端整かつムダのない描線でつむがれる美麗なアニメ絵は非常に完成度の高いもの。よく言えばダイナミック、意地悪な表現をすれば泥くさいタッチの作家が多いエンクラにあってはずいぶんキュートネス増量に感じる。収録作すべて2015~19年にかけてのエンクラ掲載分といくらか執筆時期に幅はあるけれどすでに作画のベースは固まっておりトータルでの違和感はなんらない。そんなわけで表紙のみ目にしてのジャケ買いを敢行しても支障はないはずだけど、万全を期すのなら出版社提供の単行本情報ページでサンプル画像を確認しておくとさらにベター。
エンクラ定着後は編集サイドの要請もあってかヒロインの平均年齢はかなり上昇し、この新刊でも主流となるのは女教師だのOLだのの勤労女性に人妻などをプラスした20代~30代の姥桜たち。そうは言ってもルックスはだいぶ愛らしい方向へ寄せてくれるし1本だけながら正真正銘JKも存在するので、アダルトさん大の苦手な自分でもどうにか手を伸ばすことができる。ここにお顔の面積をはるかに凌駕するエクストララージバストを標準装備というのが大林森のデフォだったのだが、この新刊ではむろん爆乳ヒロインばかりとはいえ常軌を逸するブツはだいぶ減りそこそこのサイズへ収まってきた感じ。このへんをアリとするかナシとするかは諸兄の嗜好しだいだけど、個人的にはいまくらいのバランスがこの作家的にベストだと思う。
前作と相似形のコミックス表題ながら内容的にはまったく関連はなくすべて単発読み切りで(ただし各回タイトルのみ「~だけどチ○ポには勝てなかったよ」でスタイルを統一)、オーソドックスな日常劇からちょっと不思議要素入りのまで多種多様なラヴ・アフェアをくり広げる。いかにもエンクラ御用達の官能小説ティックな凌辱調教絵巻……というのがこれまでの(とりわけ同誌移籍後の)大林森漫画に関するパブリック・イメージだったのだけど、前作あたりからわりかしライトな切り口の作品が増えてきて一般人にもあまり抵抗ない雰囲気になってきた。従来同様の救いレスな展開は影をひそめ、レイプだったり強要だったりの導入でも最終的にはハッピー方向へ収束することが多くなって読み口はむしろさわやかですよ。前述したボディバランスの変化とともにこのへんは既刊からのファンにとって悩ましい要素かも知れないが俺は断然こっちの路線を支持。
物語傾向がどう変わろうとも、限界まで肢体を酷使し派手派手しくアヘ顔百面相を見せつけながらのスト-ロングファック満漢全席は健在だ。カラー掌編を除き1本あたり18-26ページの平均的な容量ながら、むやみやたらとその豊満ボディを誇示する大胆なアングルの多用と擬音も嬌声も大量にサウンドを響かせるにぎやかな描写のおかげでなんともゴージャスなセックス曼荼羅である。加えて男性器も女性器も異様に肥大化しかつ結合部を極端にクローズアップする画面構成により最後コッテリ特濃ザーメン発射に至る一連のシークエンスを脳髄深くまで強固に刻みこまれ我々読み手も精嚢のなかのオタマジャクシを虚空へ向け怒濤のごとく放たざるを得ないのですよ。
退路を断たれやむなくそのたわわな双丘を人前にさらすハメになった女たちはしかしながら意に反し凶暴なまでの快楽のとりことなりついには目の前の怒張を絶対神のごとくあがめすがりつくのだ。牝臭ただよう蜜壷をみずから押し開き屹立したシャフトへゆっくり腰を沈め性器どうし干戈を交えはじめる。彼女が激しく下腹部をシェイクさせるたび超弩級バストもダイナミックに振動しまことに壮観。されている行為の一部始終をみずから実況し白目剥きながら圧倒的な快感に身をよじらせ昇りつめてゆくヒロインのドスケベまんこの最深部めがけ2度3度4度と粘度の高い白濁を叩きつけたのちも女たちは飽くなきセックス満漢全席にひたり続け始終イキ狂うのだ。
ときとして尖りすぎていたキャラ造形がいくらかマイルドになり作劇のトーンも以前よりは温和になって、これまで大林森を敬遠していた向きにも充分オススメできる1冊。個人的にはこれでヒロインの年齢層がもう少し下がるとさらにうれしいのだけどその方向で検討していただければと。ともあれ年の瀬のヌキのお供としてまことに頼もしい物件であることは間違いなく、巨乳女子のあられもない痴態でガッツリ息子をしごきたい諸兄にはたいそう好適。収録作いずれも大いに股間を活用させてもらったが、なかでも登場するなかで最年少の不感症ぎみ女子高生が相性バッチリのおじさんと遭遇し気持ちよくイかされまくり「援交JKだけどチ○ポには勝てなかったよ」と、実験用奴隷として非道な虐待を受けるヒロインが未曾有の快楽とともに望まぬ命を宿すが……の「性奴隷だったけどチ○ポには勝てなかったよ」がことのほかFeel so good。
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