2019-12-24

今晩のブッシュ・ド・ノエル。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-しのづかあつと「すきのかたち」コアマガジン ISBN:9784866533858
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

大財閥ご令嬢に運命の匂いの人として突如熱烈アプローチされた主人公はその日から生活が一変し中編4話+交際し結ばれたばかりの後輩ちゃんはどんどんセックスに夢中となって連作2本+独立短編3本。キュートネス炸裂の女の子たちがこぞって積極的にまんこおっ広げ性の愉悦に没頭してはガッツリ膣内射精され心底幸せそうに絶頂のマーヴェラスすぎる光景をノンストップでお届けの作者最新刊は黄色い楕円物件としての通算2冊めだ。
いまは編集スタッフが入れ替わりいささか様相は変わったけれど、2000年代後半~2010年代初頭あたりの当社刊「コミックホットミルク」はまさにエロ漫画シーンの最前線を突っ走る綺羅星のような作家陣を取りそろえなにやらカリスマティックな空気すらかもし出していたものである。そのムーヴメントのさなかにあり抜群の存在感を示していたのが今回評価の俎上に載せるこの人で、前単行本にして成年向け仕様としてのデビュー作「ぼへみあん・らぷそでぃー」(2011年発売)も非常に優秀な精液分泌支援装置としてたいそうお世話になったものだ。しかしながらその後の活動は一般誌中心になりエロはもっぱら薄い本でという状況がしばらく続き俺は人生に絶望してしまったですよ。しかしながら自分が知らないうちに商業エロの方へカムバックし着実にストックも蓄積していたようで、なんと8年半ぶりとなるこの新刊リリースを目の当たりにしてまことに感無量。
圧倒的なまでにキャッチーなアニメ/ゲーム系の絵柄は登場したときから華やかなアトモスフィアをまといなんともまぶしく思えたものだ。さすがに2019年のいまとなっては時代の最新流行というテイストではなくなったけれど依然としてそのゴージャスな空気は健在。さっそく収録作の初出を確認すると2016-19年にかけてのホットミルク掲載分でまとまっており、やはり自分がコアの雑誌と縁遠くなっている間に本格復帰していたのだなとわかる。なお出版社提供の作者別情報ページではおそらく公式発売日(12/25)から、そしてすでに著者pixivアカウントの発売告知エントリでサンプル画像や各ショップ購入特典を参照できるので、しのづかあつと初体験の方はそれらをチェックしたのちの購入を強くオススメ。
おおむね10代後半附近のキュートフェイス/ビッグバスト女子を描くのをもっぱら得意とする人であり、本作でもヒロインの年齢層はそのあたりで固定。ただ一部お胸の容量がさびしい……もとい控えめな娘がいるので童顔巨乳大好きっ漢の俺は少しだけ評定をマイナス。ともあれどの子もとびきりの笑顔と少しだけエキセントリックな性格づけ(これは初単行本でも共通だった)がなされ、それがひと筋縄ではいかないストーリーテリングを生み出す源泉となっているのだ。
コミックス表題が物語るとおり、くり広げられるお話たちは万人に親しみやすいラヴコメベースのそれ。ただし前述したとおりヒロイン連中には少しだけ奇矯な味つけが加えられ――匂いフェチだったり性に貪欲だったりやたらと押しが強かったり――、彼女らの突飛な行状に男子サイドが終始振りまわされる構図がお話の基本パターンとなる。加えてどの子も愛情を通り越してセックスの権化みたくあけすけに欲望を全面解放するのがしのづかあつと漫画の特異な点で、なまじ彼女らのルックスが愛らしさ一辺倒なだけにその肉食獣めいたドスケベぶりとの対比がきわ立つのですよ。
そんなノリなものだから当然のごとくエロシーンはむやみに充実。1本あたり18-20ページのむしろタイトとすら言える分量なのに女の子側が自制心ゼロですぐさま肉体言語の応酬へ持ちこむのだから男子諸君もこりゃ辛抱たまらんわけですよ。滑らかな肢体をいろんな体液でグショグショにしながら激しく性器どうしを打ちつけてはトロトロのイキ顔さらすさまがまことに淫猥だ。ハードな交合の締めくくりに子袋の最深部まで特濃ザーメンをぶちまけられダイナミックに昇天しては膣口からコポッと白濁を逆流させ呼吸を荒げながら行為の余韻にひたる彼女らの艶姿でぼくらの自慰表明も止むことなし。
甘やかなムードをただよわせるヒマもなく女子どもは速攻で男子の股間にがっついては大胆不敵にご奉仕をスタート。めくるめく刺戟にたちまち先走り汁を搾取されたのちも休憩など許されず準備万端の蜜壷へ屹立したままの怒張をインサートだ。ぷっくりまんこをきゅんきゅん締めつけながらとろけたアクメ顔さらし四方八方へハートマークをばらまき続ける少女らのはしたなさすぎる痴態にいっそう興奮。いよいよ感極まり日本語にならない咆吼を発しながら昇りつめてゆくヒロインの子宮の許容量いっぱいに疾風怒濤の勢いで白くねばつく液体をプレゼント。
1冊め発売当時に比しいっそう洗練された作劇/作画でドスケベヒロインズの派手派手しい艶姿を大量摂取のなんともマーヴェラスな逸品。諸事情ありコアの雑誌をまともにチェックしていなかった自分にとっては青天の霹靂だったけど、この作家が商業エロ復帰後にここまで着実に実績を積み重ねていた事実を知らなかったおのれの迂闊さに恥じ入るばかりですよ。これで一部存在するゴムつきファックがすべてナマ中田氏だったら抜き評価三重丸だったところだけど、そのへんは来たるべき次回作に期待しよう。収録作いずれもシャフトも折れんばかりに摩擦しまくったけど、なかでもどんどんスケベ度を増す同僚年下女子の熱烈な要望にお応えし犯りまくり射精しまくり「むらむら後輩ちゃん」連作(1冊め収録の「ちーぷ・とりっく」連作をほうふつとさせるプロットですなあ)と、突如降臨し搾精にいそしむも上手くいかない天使ちゃんに別の冴えたやり方を指南の「来襲! 吸精天使はぁと」でもって大いにマイサンを酷使。

0 件のコメント:

コメントを投稿