2020-05-05

本年度の自粛強要。

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-前川ハヤト「お姉ちゃんが僕?に寝取られちゃうっ!」ティーアイネット ISBN:9784887747722
話○ 抜○ 消小 総合○

魅力的な姉2人への劣情を持てあます主人公の目の前で突如彼女らを犯す謎の男の姿が……中編4話+独立短編1本。トリッキーな設定でおねショタNTRを展開しつつエルダーシスターまんこをハードに使役し問答無用中田氏三昧の特濃ファック満漢全席をゲップが出るほど大量にお届けの作者最新刊は通算4冊めのコミックスだ。なお本作タイトル中の「僕」は「ドッペルゲンガー」とルビが振られています。
デビュー以来一貫して糖度1000%のベタ甘姉弟相姦を描き続けている人であり、それはこの新刊を含めすべての単行本タイトルに「お姉ちゃん」を冠していることからも明確。当版元の看板誌「COMIC夢幻転生」でレギュラー執筆陣として活動するほか同人誌も執筆しているが、それらさえおねショタ限定なのだからもうシャッポを脱ぐほかない。ともあれコンスタントにストックを蓄積し、一昨年夏に上梓された前単行本「お姉ちゃん病棟」から2年弱のインターヴァルを経て待望のニューリリースだ。
オーソドックスなアニメ系の絵柄はずいぶん大味だったキャリア初期から徐々に洗練を重ねブラッシュアップ。とはいえ現在でもどちらかというと端整さよりはダイナミクスを重視した勢い優先の作画なのでいくらか好き嫌いは分かれるかも知れない。いつも初出を書いてくれないTIにしてはめずらしく収録作の掲載媒体/時期が明記されていて、それによると巻末短編のみ2014年執筆のほかはみな前作刊行後に描かれた最新型前川ハヤトである。おおむね表紙と中身のギャップはなくジャケ買いでも期待を裏切られるようなことはないはずだけど、万全を期すのなら出版社公式サイト内の単行本情報ページから内容サンプルを参照できるので、それらを先に確認しておくのをオススメ。
作風からしてヒロインは必然的に年長女子ばかりなのだけど、今作登場の姉たちはみな学生なので前川ハヤト漫画では若い部類。とはいえそこは年上っ娘、相方たる男性主人公(=弟)に比べればすらりと長身で日本人離れしたダイナマイトバディの持ち主ばかりと我々ヴァーチャル弟くんの甘えたい欲を存分に満たしてくれる造形だ。加えてこの作家特有の、エロパーツ全般をことさらに肥大化させそれらをむやみに分泌物まみれにする描写が2次元らしからぬ肉体のリアルを生起し誌面からなにやらインクの匂いだけでなく体臭までも立ちのぼるような錯覚を抱かせる。
今回落ち穂拾いで巻末に収録されている読み切りの「おねだりお姉ちゃん」はまいどおなじみ前川ハヤト印の甘々おねショタでありこれはこれで味わい深いのだけど、この新刊では従来の作風から一歩踏み出した実質的なタイトル・チューンに相当する冒頭中編「ドッペルはお姉ちゃんとHしたい!」にほぼ紹介を絞る形になるのでひらにご容赦を。なお附随して通常ならネタバレになりそうな展開は極力伏せて記述するところ、この作品に限ってはある程度踏みこんで書かないと解説の態をなさないのでいつもよりネタを割りますぞい。
スタイル抜群の優しい長姉・涼香(すずか)と、元気いっぱいだけど料理も上手い次姉・智美(ともみ)。魅力的な姉たちに囲まれて主人公・翔真(しょうま)は鼻高々。そんな彼はしかしながら2人に言えない秘密がある。彼女らのことが好きすぎてしばしば入浴を覗いてしまうのだ。姉たちも翔真を想ってくれているのを知りつつも臆病な彼はそれ以上の行為に踏み出せない。そんな煩悶を抱えつつまたしてもお風呂場を覗いていたある日、姉を犯せとけしかける謎の声が脳裡に響いたと思ったら翌日には見知らぬ男が智美とセックスしているではないか! 憤怒に駆られると同時になぜか自分の股間にも快感が伝わるのに翔真は気づく。情交が終わったのち不敵にも彼の目の前に現れたその男は――自分の分身(ドッペルゲンガー)だったのだ……というのが物語の発端。
姿を見せたドッペルはみずから翔一(しょういち)と名乗りそのままドッカと家に居座る。一方で放置された形の涼香の前には彼女だけを犯す別の分身・翔二(しょうじ)が出現し同じように狼藉の限りを尽くすのだ。ヘタレの翔真とは違いドッペル2人は強引かつ乱暴に彼女らを快楽の渦に巻きこみあたかも肉便器のごとく好き放題に調教をほどこす。快感だけは同調して伝わるのに濡れ場を見つめるだけの翔真はついにブチ切れ、姉2人にドッペルを交えたNTRバトルがスタートするのだが、その結末についてはみなさま自身の目でご確認を。とまあオーソドックスな寝取られもののフォーマットを踏襲するかと思えばじつは間男が主人公自身という複雑な設定ゆえ読み手の方も混乱は避けられないだろう。自分は結局のところはまいどおなじみ前川ハヤト謹製の姉弟イチャラヴに収束するものとして受容したけれど、絵ヅラ的には寝取られ調教エロそのものなのでそのヴァリアントとして摂取するのも当然アリかと。
趣向はトリッキーだけれどダイナミックボディをフル活用する肉弾ファック絨毯爆撃であることは既刊でもこの新作でも変わらない。1本/1話あたり32-44Pという長大なヴォリュームを存分に活かし、雄壮な姉の体躯に少年がまたがりながらちちしりまんこをゴリゴリ酷使しいろんな体液をまき散らしながらが肉食獣じみた情交に没頭だ。とりわけ肉ヒダの1枚1枚まで克明に刻まれたリアルな性器描写は秀逸で、あたかも実物のような存在感を放つそれらをハードに合従連衡しながら粘度の高い白濁を大量にその奥へ叩きつけるストロングエロスの横溢に我々の股間も無条件降伏。
最愛の弟(もしくはその分身)の下腹部へ積極的にしゃぶりついては情熱的なご奉仕でたちまち第1ちんこ汁を搾取だ。たっぷりザーメンを浴びたお顔もそのままにこんどは自分から濡れそぼつ蜜壷を押し開き挿入を懇願する。稚拙ながらも激しい腰つきで弟ちんこをねじこまれ姉たちたちまち夢心地。汗と涙とヨダレまみれで交合にいそしみ淫語まき散らしながらはしたないイキ顔を見せつけるさまがたまらなく淫猥だ。恥も外聞もなくイクイク連呼しながらのぼりつめてゆく彼女らの姉まんこの許容量いっぱいに最後特濃ザーメンの奔流を問答無用で叩きつけ性の饗宴もようやくグランドフィナーレ。
きわめて平穏な姉弟イチャラヴに徹していたこの人がいきなりいどんだこの新機軸に当初は驚いたけれど、読み終えてみればやはり前川ハヤトならではの濃密かつ甘やかなおねショタワールドで締めくくられみごと大団円。今回ここまではっちゃけると次はもっと奇抜なアイディアを持ってこなきゃならないのではと心配にもなるけれど、そのへんを含め作者のたしかな力量を信頼しつつ楽しみにするとしよう。エルダーシスターズ2名のなかでは日焼けショート巨乳パイパン次女・智美お姉ちゃんの方が断然自分的には好みで、褐色ボディをフル活用しながら最愛の弟のため全力で尽くしまくりよがりまくりのナイスな光景で100万回ほど抜きました。

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