2020-10-03

今月の秋刀魚祭り。

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-鳴神銀龍「僕の理想の淫乱彼女」ジーウォーク ISBN:9784867170717
話△ 抜◎-○ 消小-極小 総合○

大人しいフリして常軌を逸したオナニー魔のヒロインはふとしたことで同級生男子に本性がバレ開き直ってガチハメ三昧中編3話&巻頭フルカラーショート番外編+ようやく初Hに成功したカップルは堰を切ったように性欲全開ストロングファック中編3話+じつは女性だったネトゲ仲間とオフで濃厚セックスに耽溺前後編。一見清楚な少女がメスの本能をむき出しにし彼氏の精根尽き果てるまで精液搾取に熱中のドエロすぎる光景を読者の脳裡へ絨毯爆撃の作者これが記念すべきファーストコミックスだ。なおペンネームは特段ひねらずに「なるかみぎんりゅう」と発音する模様。
最初におわびしておくとこの新刊の作者およびその商業本拠地たる総合エロ漫画誌「COMIC Reboot(コミックリブート)」についてほとんど事前のインフォメイションがなかった。しかしながらSNSや各種サイトの発売情報を目にして興味がわき、実際に書店店頭で見本を手に取ってこのたび購入を決意した次第。そんなわけでほぼ予備知識ゼロのまっさらな脳みそのままページを手繰ってみるですよ。
ド直球なタイトルに扇情的なアングルで豊満ボディをさらけ出す発情っ娘がドドーンと前面フィーチャーの表紙でまずツカミはOK。ページをめくり出てくるモノクロ原稿もカヴァーの第1印象どおりキャッチーなアニメ/ゲーム系の絵柄だ。表紙/裏表紙だと女の子の顔がえらくつぶれまんじゅう状態で少々引いたものの中身はそこまで極端でなく安堵。さっそく初出を確認すると描きおろしパートを除き2019-20年にかけてのリブート掲載分と最新原稿ばかりで比較的作画も安定。掲載誌公式サイトの単行本情報ページでは残念ながら表紙画像とザックリした内容紹介しかないのだけど(ここはワニやコアを見習ってもっと充実させてもらいたい)、代わりに著者pixivアカウントの発売告知エントリで内容サンプルの閲覧が可能なので、鳴神銀龍初チャレンジの方は先にそちらを覗いておくのをオススメ。
このたび我々の股間の愉悦にご奉仕してくれる女性陣はJDヒロインの1作以外は明確な設定はないものの、雰囲気からおそらく10代ラスト~20代前半くらいの年齢レンジ。ただ明確にキュート寄りの造形でむしろ制服世代のティーンズを描かせる方が似合いそうではある。ボディデザインはハッキリとグラマラス系で全員お顔を凌駕する勢いの巨大な双丘を標準装備だ。加えてすばらしいのが肉ヒダの1枚1枚までていねいに描かれたクッキリ詳細まんこ描写で、モジャモジャの生えてないクリアな下腹部の視界とも合わさってこの作家の強力なアドヴァンテージとなっている。
本作コンテンツは中編2つ&前後編1つの寄り合い所帯で、いずれも構図としては明るく楽しい読み口良好和姦タイマンラヴ専科。しかしながら単行本タイトルで訴求するとおり、3つの作品すべてでヒロインの淫乱ぶりがいかんなく発揮されるのが特徴だ。のっけから本性を隠さないか徐々に目覚めてゆくかの違いはあれど、最終的には所かまわず昼も夜もサカりまくっては熱烈にちんこをおねだりするどこへ出しても恥ずかしい淫乱ビッチが一丁あがり。そこへ至るまでのプロセスについてはさほど注力せず正直いうと物語的コクは希薄だけれど、そんなのがどうでもよくなるくらいド派手に乱れ心底気持ちよさそうに絶頂してくれるのだから文句などございません。
すっかりオンナの本性に目覚めた彼女らが大胆に豊満ボディを使役するエロシーンはむろんたいそう充実。1本あたり20-26ページの平均的な分量ながら、早い段階で女の子がセックスマシーンと化すので濡れ場密度はかなり高い。淫語マシンガン連射/ドスケベアヘ顔百面相/詳細性器結合/射精断面図フィーチャーなど現代エロ漫画に必須の要素をまんべんなく取り入れつつ性具の活用や凝った趣向を織り交ぜながらガツガツとハードな交合をくり広げる。前述したとおりおそろしくエロティックなちんこまんこ描写を大画面で惜しみなくクローズアップしながらの特濃ファックののち子宮の奥へ幾度も白濁が注がれるのに同期して我々読み手もスカッと爽快にフィニッシュだ。
のっけから発情モード全開で衆人環視のなかダラダラと蜜壷からしずくを垂らす彼女はもはやセックスのことしか頭にない。2人だけの空間を確保するやただちに股間へしゃぶりつき全力ご奉仕で第1ちんこ汁を搾取だ。休息など許さずただちに濡れそぼつ秘密の花園をご開帳してレッドスネークカモン。ゴリゴリ侵入してくる男根のもたらすすさまじい快感に目を回しながらはしたなくエロワードをまき散らし初手からドスケベイキ顔をお披露目だ。激しく内奥を貫かれるたび独立した生きもののように肉ヒダが男根を強烈に締めつけ執拗に射精をうながそうとする。いよいよ感極まり四方八方へハートマークをまき散らしながらナマ中田氏を懇願する彼女のリクエストにお応えし、子宮の許容量も無視して2度3度4度と特濃ザーメンの奔流をプレゼント。
ストーリー展開はいささか安直で作画にも少々クセはあるものの、ストロング&ダイナミックな全力ファックが頭からシッポまでみっちりと充填されたどこからでも抜ける逸品。とりわけ異様に扇情的なぷっくりまんこ描写とそれをアシストする極細黒ノリの非常にがんばっている性器修整が使い勝手向上に大きく貢献する。これだけエロいのをやれる人が商業1冊めとは思えない……と経歴をググってみたらすでに薄い本の方ではけっこうなキャリアの持ち主のようで納得ですよ。ともあれ今後とも商業/同人の二足のわらじで堅実なお仕事を積み上げていただきたい。収録3編のなかでは中間に配された「ウサギ系彼女はエッチがしたい」ヒロインの相坂美優(あいさかみゆ)さんがいっとう好みで、ウブなネンネだった彼女がどんどん肉欲の深みにはまり生ハメセックスに没頭してゆくさまがまことに辛抱たまらんですたい。

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