-メガねぃ「思春期のお勉強」クロエ出版 ISBN:9784908099984
話○ 抜◎-○ 消小 総合○
男子のちんこに興味津々の少女は同級生との初体験ののち2人の成長とともに愛を育んで……表題作長編6.5話+独立短編1本。ランドセル世代から制服卒業まで幼なじみ同士セックスも恋愛もステップアップのさわやかなラヴ模様をしっぽりねっとりストロングファックとともにお届けの作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。
非常に失礼なことを書いてしまうのだけど、一昨年4月にデビュー単行本「思春期セックス」をリリースした直後は編集サイドもそれほど拡販に力が入っていなかったと思う。しかしながらこの本は売れに売れてただちに重版決定し、通常は帯なしのクロエ出版がめずらしく2版からは新たに帯つきで出荷したほど。さらに収録作のアニメ化まで決まって一躍メガねぃは本拠地たる「COMIC真激」の看板的存在にのし上がった。そんな経緯なのでこの新作は発売前から宣伝の物量が目に見えて違っており、やはり資本主義社会においてはなによりも売り上げが正義なのだなあと感じた次第。
ともあれさっそく入手したこちらを見れば勇ましい煽り文句の並ぶ帯が付属したまさに本気度100%の表紙だ。けっして最先端という感じではないものの端整で清潔感のある一般青年誌系のタッチは誰にでも受容しやすいもの。収録作いずれも前作刊行後から直近にかけての真激掲載分で作画の安定感は抜群。なお版元公式サイト内のコミックス情報ページから本作冒頭部分の試し読みができるので、メガねぃ作品にまだ触れていない方は本屋へ直行する前にそちらをチェックしておくのをオススメ。
前作からの特徴である、ヒロインの成長過程をロングスパンで描くことで、ロウティーンからハイティーンまで結果として女の子の年齢も多彩になる。そして唯一の読み切りはもう少し成長させておそらく20代初頭近辺と幼いのから育ったのまでよりどりみどりですよ。ただ成長後にみなボンキュッボンになるのはともかくJS時代でもすでに並乳クラスに双丘が育っているので、胸部がフルフラットじゃないと死んじゃう病の諸兄は回避で。あと身勝手なことを言うとおっぱいがどれだけデカくなってもいいけどアンダーヘアは生えないままの方が……(個人の感想です)。
ブラコン処女姉が年上ぶってセックス指南にいどむ読み切り「お姉ちゃんに任せなさい!」もなかなかに味わい深いのだけど、本稿ではそれ以外のほとんどの分量を占めるタイトル・チューン「思春期のお勉強」についておもに言及する。ちなみにストーリーの構図としては前作の実質的なメインコンテンツに相当する中編「今日、私ん家集合ね!」とまったく同じ造りになっているのだけど、ヴォリュームが倍増し作者自身のキャリアの蓄積による作画/作劇の進化によって物語としての完成度がより高くなっているのがわかるはずだ。ゆえに初単行本をお持ちの方はぜひ両作を見比べながら読み進めるべし。
授業中も周囲のちんこが気になって仕方がないムッツリスケベ女子小学生・春日楓(かすがかえで)。そんな彼女になにかとちょっかいをかけてくる男子・小林星一(こばやしせいいち)の挑発に乗り勝負をいどむ――勝てば小林のちんこを見られるのだ!という、文章にすると非常にアタマの悪そうな出だしで物語はスタート。そんなドタバタではじまった2人の関係も中学/高校と進むごとに紆余曲折はありつつも親密度が増し、ついには互いに愛を自覚して……というところで迎えた最終話での感動的なダイアローグへと結実し物語はグランドフィナーレなのだけれど、詳細については実際に読んでのお楽しみ。前述の「今日、私ん家集合ね!」に比べ今回の長編ではふんだんに尺が取られたことで春日&小林バカップルそれぞれの思考や表情の動きが細やかかつ緻密に描写され、それゆえに2人の幸福な結末を目にしたあと「えがったのう……」とすなおに祝福できるのですよ。
幼なじみから恋人どうしへと変化してゆくのに併せ濡れ場もいっそうヴァリエイション豊かに。インターミッションたる5.5話を除き1話あたり26-32ページの潤沢な容量を存分に活用して愛し合うバカップルの濃厚イチャラヴをじっくりと活写する。小学生のころは無邪気な触りっこだったのが中学では早くも放尿プレイ、高校生ともなると青姦だわ水着ファック温泉えっちだわと犯りたい放題。お顔はキュートなのにちんこまんこはやけにリアル志向で、性器どうしハードに合従連衡しながらのストロングファックののち恋人まんこの最深部へ気持ちよく特濃ザーメンを放出だ。
小さな恋のメロディも歳を重ねるごとにいつしかしっぽり熱愛カップルの濃厚な睦み合いへと発展し、おうちでも学校でもヒマさえあれば交合に没頭する。自分から彼の股間へしゃぶりつき激しく口腔を活用しては先走り汁をすかさず確保。すでに準備万端の蜜壷をみずから押し開き挿入をおねだりだ。辛抱たまらずねじこまれたシャフトが肉ヒダのなかを前後するたび甘い嬌声が漏れそのたび抱きつく腕にも力が入る。強固に抱きしめ合い2人してスキスキ連呼しながらいっそう激しくストロークを刻み、最後は純愛の証として白くねばつく液体を膣内深くへプレゼント。
オハナシの骨格は前作中編と共通ながら、ストーリーテリングはより洗練され物語にはラヴ度がいっそう増してと作家としての成長が如実にうかがえる1冊だ。構成上ややゴムつきファック占有率が高くて若干実用度評価をダウンさせたけど、総体として上質かつユースフルなイチャラヴエロスの逸品。ここまで来ると次の長編も幼なじみカップル成長物語になっちゃいそうな勢いだけど(セールス次第じゃマジで実現しそう)、この甘美な物語空間にずっと浸かっていられるのならそれもいいかなと思ったり。そんなわけで自分も春日ちゃんのドエロい幼なじみボディにガッツリ膣内射精したいです!
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