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2016-08-20

今週の納涼ソング。

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-Kima-gray「コスランブル」ワニマガジン社 ISBN:9784862694430
話○-△ 抜○ 消小 総合○

昔よく遊んだころとは違い主人公によそよそしくなってしまった幼なじみ双子姉妹だけど彼女たちの真意は……中編3話+年下男子に懇願され身体を許した若妻はすっかり彼との情事におぼれ連作2本+独立短編6本。蠱惑的な衣服に身を包んだグラマラスガールズ&レディースのたわわな肢体を思う存分なで回したっぷり中田氏三昧の極楽浄土出現な作者最新刊は通算3冊めにして当レーベルからのファーストコミックスだ。
あまり量産のきくタイプではないが端整な筆致と堅実なストーリーテリングとを武器に着々と高品質のプロダクトを生み出し続け確固たる地位を築いた人。商業デビューしてから今年で10年ともう立派なヴェテランなのにこれまで2冊しかコミックスが発売されていないというのは驚きだけど、裏を返せば単行本売り上げの数字に頼らずとも継続的に雑誌で起用されるだけのたしかな力量を備えている作家なのだと言える。そんなわけで2012年春に上梓された前作「僕の私のシたいコト!」から4年もの長きにわたるインターヴァルを経てようやく第3弾のお目見え。
ヒット出版社から刊行の処女単行本「キマグレ」(2008年刊)からコアマガジン物件の前述2冊め、そしてワニからリリースの本作と発売元はすべて別。収録作品中に当社媒体の「コミックゼロス」掲載分のほか1本のみコアの故「コミックメガストア」初出のものが混ざっているのもそうした事情によるもの。ただ執筆年代としてはすべて前作刊行後と直近作ばかりゆえ作画の安定度は高く、表紙絵のみ見てのジャケ買いでも第1印象を裏切られるようなことはないはず。なおこの出版社がいつも用意するコミックス情報ページで内容サンプル閲覧や各ショップの購入特典確認が可能なので、不安な方はそちらをチェックののち買うか否か(あるいはどこで入手するか)を判断するとよい。
オーソドックスなアニメ/ゲーム系のタッチにほどよくオサレと萌えを附加したまとまりのよい作画は、デビューこそ他社ながらいかにもワニマガ系列の編集が好みそうなタイプ。カヴァーイラストのようなフルカラー原稿と中身の白黒絵とでは若干テイストが異なるので先に出した紹介ページで見本を参照していただきたいが、いずれにしても完成度の高い緻密なヴィジュアルであることに変わりはない。この滑らかな筆致でデビュー当初はぺたっ娘から巨乳さんまで多種多様なティーン女子を描いていたのが、CAや奥さまが登場したりして年齢層が上方向にも広がる一方ですっかりビッグバスト専科になってといくらかヒロイン像も変化。まあ人妻でもあいかわらずキュートネス炸裂で年増感皆無なのは童顔大好きっ漢の俺的には無問題だけど、ナイチチ系の系譜が完全に途絶えたのは(帯コピーにも「巨乳保証」などと書いてあるw)notロリbut貧乳の女の子をたしなむ向きには悲しむべきことかも。
キャリア初期からほぼ一貫して奇をてらわないストレートな恋愛プロセスを描き出してきたKima-gray作品の例にもれず、本作収録の物件も小細工いっさいなしのラヴコメ作品が勢ぞろい。冒頭中編「ツインズ☆スクランブル」のような姉妹丼3Pやわずかながらインモラル色をにじませる連作「若妻は恋人みたいに」/「若妻とお風呂遊び」など新機軸も投入するものの、ベースとなるのはいまも昔も変わらぬ相思相愛彼氏彼女のラヴ・アフェア。すべての作品は最終的に想いあう男女が望みどおりに固い絆で結ばれるので読後感はきわめて良好。さすがに総分量のタイトないくつかのお話は展開に窮屈さが否めないけれど、徐々に距離を縮めてゆくカップルたちがいよいよ感極まってギュッと抱きあい臆面もなくラヴワードを乱射しながら2人いっしょに絶頂を迎えるベタ甘和姦メガ盛り攻撃に読んでるこっちまで心キュンキュンし身もだえすること請け合い。
プレイ内容はすがすがしいほどになにも特殊なギミックのないシンプルな肉体言語の応酬に終始する。それだけではさすがに素っ気なさすぎると配慮したのか随所に投入されているのがコミックス表題でも謳うコスプレ要素で、作中ヒロインすべてが通常形態のほかに仕事着でも遊びのでもなんらかの非日常的な衣装をまとうのがお約束だ。水着やチアコスなどの定番どころのほか煽情的なメイド服に身体の線が丸見えのワークウェアなど魅力いっぱいのワードローブが大量投下される。その多くはKima-grayお得意のホットパンツ仕立てになっており、そこから覗く魅惑のフトモモや秘密の花園をすき間からダイレクトに攻撃できる仕掛け。生地越しにちんこをすりつけ下着をずらしながらゴリゴリ怒張をねじこんで彼女らのドスケベまんこにガッツリ中田氏三昧のワンダーワールドが視界いっぱいに広がり世界はまさにこれガンダーラ。
最初から好感度100%の娘も当初そっけないのも、いざ相手の本当の気持ちが確認できれば双方ただちに熱愛モードへ突入だ。両手を絡めあい顔を近づけて熱い口づけを交わしながらお互いの体躯へおぼれてゆく。エロっちい着衣の下でうっすら熱を帯びた肢体をゆっくりと白日の下へ引きずり出し敏感な部分を執拗に刺戟するたび全身をビクつかせ汗みずくになりながら陶酔しきったイキ顔をさらけ出す少女たちの痴態に辛抱たまらず一気に濡れそぼつ蜜壷めがけて屹立したシャフトをフェードイン。大ぶりの双丘を激しく上下させながら熱い吐息をもらし涙を浮かべてハートマークを四方八方にばらまくヒロインズの艶姿にいっそう興奮だ。両手をステディな男子のたくましい胴体へ回しきつくしがみつきながらしきりに膣内射精をおねだりする彼女のリクエストにお応えし、最後に子宮の最深部めがけて熱い飛沫をドプドプ注入し女体征服事業完了。
端整な筆運びと緻密なトーンワークで構成されるていねいな作画とそれに見合ったラヴ密度たっぷりの甘やかな恋愛模様との理想的なコンビネイションが光る1冊だ。和姦漫画としてはオーソドックスすぎるくらい常識的なシチュばかりだしプレイ内容にもとりたてて目を惹く派手なギミックはないしでキャッチーネスは少々乏しいかも知れないが、一見地味ながらも地に足のついたイチャラヴぶりを堪能しているうち日々の殺伐とした生活でささくれ立った君のハートもいつしか癒やされ心おだやかにちんこを握れることだろう。できれば執筆のギアをもう一段上げてくれればと思わぬでもないけれど、無理しない範囲で今後も着実に良作をリリースしてもらえればそれだけでも僥倖だ。今回収録の作品たちのなかでは、いつも陰に日向に支えてくれる後輩ちゃんが自分もオボコなのに童貞喪失までお手伝いしてくれる女神のごとき献身ぶりに感涙の「彼女が髪をほどいたら」と、褐色爆乳彼女がバイト先で披露のきわどすぎる衣装に彼氏思わずハッスル「独占的コスチューム」がことのほか愚息を直撃。

2012-03-27

今季の開幕大展望。

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-Kima-gray「僕の私のシたいコト!」コアマガジン ISBN:9784864362726
話○ 抜○-△ 消極小 総合○

衣服により形づくられる領域をこよなく愛する残念主人公が新たなる世界をみずから開拓連作2本+短編8本。ぺたっ娘から爆乳ガールまで多種多様な女の子がステディな彼のため恥じらいつつもえっちにいそしむ光景がいじらしくもエロっちい作者2冊めの単行本は当社からの初お目見え。
元来はヒット出版社を本拠地としていた人で、そちらからデビュー作「キマグレ」を上梓したのが2008年初頭のこと。そこから紆余曲折があって結果的にはコミメガ作家へと転身を果たしたのだけれど、作品発表のペースが落ちこみ2ndコミックスの刊行までじつに4年ものインターヴァルが空いてしまった。コアでしばらく執筆しても単行本を出さずにフェイドアウトしてしまう漫画家というのは意外と多いものだから途中えらく心配したのだが無事発売にこぎ着けまずは慶賀。
オーソドックスな一般青年誌系のタッチをベースに適宜アニメ/萌え/オサレ等のさまざまな要素を添加したセンスのよい絵柄はコア移籍後ますますソフィスティケイトされて、ことにここ1、2年はお肌のシルキーな感触やいろいろ分泌される液体のシズル感などヴィジュアル面の質感が1ランクアップ。その実力はたとえば今作のカヴァーイラストで表紙の娘がプリンとまろび出しているおっぱいの吸いつきたくなるような量感だとか裏表紙のおねいさんが白濁液にまみれている場面のエロティックさなどに見てとれる。帯に数コマ抜粋されている中身のモノクロ原稿も同様にたいそう上質で、作画に関しては現時点でほぼ完成形と言えるだろう。
JC/JK固定だった前作から幾人か働く女の子がプラスされたもののヒロインの平均年齢は依然10代なかば~後半といったあたり。甘食クラスのささやかなお胸をお持ちのコンパクトガールもいれば激しく自己主張するデカメロンで迫り来るおっぱいっ娘もいてと乳サイズは多彩だが近作だけで見ると徐々に巨乳優勢になってきた気はする。前述したボディの質感向上はバストの魅力upに直結しているので個人的には大歓迎な変化だが、Kima-grayの描く貧乳女子が大好きだった方は一抹のさびしさを覚えるかもしれない。
そんな彼女たちとくり広げる物語は唯一の連作にしてドタバタギャグ作品である「~領域志向症候群」シリーズを除き、甘酸っぱさ炸裂な男子女子のラヴ・アフェアが全編を支配する。ことに強がったりあまのじゃくな態度を示したりとすなおになれない女の子がようやく心を開き最後は臆面もなくらぶらぶちゅっちゅにおぼれるタイプのお話をやらせると抜群で、いわゆるツンデレ的テンプレが好きではない自分でも少しアプローチを変えて女子がデレてゆくプロセスを描写されたらかなりグッときますなあ。そんなつれない彼女らに翻弄されつつも根底ではしっかりその真意を理解し受けとめる男子諸君の好漢ぶりがまた物語をしっかり下支えしておりグッド。
ようやっと心通じ合いめでたく結ばれるエロシーンは男根原理主義のコミメガ系列らしく充分にページが割かれ、ふよふよしたティーン特有のお肌の触感を堪能しつつプリプリまんこに怒張を激しく出し入れしては気持ちよく膣内射精に至る一連のシークエンスをじっくりねっとり描写。道具や薬やらの奇抜なアイテムはなにもないが(まあちょろっとコスプレする話はありますがね)、行為の最中にもしばしば交わされる彼氏彼女のラヴ・トークが読み手の脳裡に妄想恋愛風景を現出させ効果的に気分を盛り上げてくれる。
ぽよぽよ揺れるバストにむしゃぶりつきながら秘密の花園に手を伸ばせばすっかりそこは濡れそぼって受け入れ準備は万端だ。さっそく暴れん棒をスルリとねじこみ往復運動を開始すればヒロインもたちどころに熱い吐息をもらし全身をよじらせて快楽を享受する。断続的にあえぎ声を立て全身汗みずくになりながらギュッと抱きついてくる彼女のしぐさがたまらなくいとおしい。だいしゅきホールドをガッチリキメながらしきりに膣内射精を懇願するおにゃのこのリクエストにお応えして最後は白くねばつく液体を子宮の奥底へたっぷりとプレゼントだ。
直近作品の完成度が高まったぶん相対的に昔のものではウィークポイントも目につくものの、ラヴ成分多めの癒し/抜き兼用ツールとしてよいお仕事。とはいえ他にライヴァルたちが群雄割拠するメガストアにあってはもうひとつこの作家ならではの強力な飛び道具がほしいところで、それを見つけたとき次なるブレイクスルーも見えてくるのだと思う。今回収録分ではまず貧乳代表として短髪素直クールっ娘・エリカの過激なアタックがかわいくもいやらしい「Ehrliche Liebe!」を、そして巨乳代表として生真面目茶道部部長さんが部員勧誘のためやむなくコスプレ披露→ラヴラヴHの「部長・神楽坂楓の華麗なる仮装」をマイベスト選定。