本日のティベタン・テリア。

• ゆきやなぎ「ミルクママ」富士美出版 ISBN:4894216310

話○ 抜○ 消小 総合○

搾乳実母表題作3話+下宿先タナボタ3話+親友レズ正続編+短編3本。中盤に1本ある兄嫁女教師もの

以外はおおむねライト系のお気軽和姦。エロい乳＆乳首＆肢体を描かせるともはや横綱クラスと

認識している実力者なので、今回も抜きツールとして万全のデキ。表紙どおりの熟女系から

勤労女子～学生と年齢が下ってもエロさまったく変化なし。つるりとした質感が素敵なまんこ

描写もおこたりなく、初期の端整だけど抜けない漫画を描いていたころを思うとほんとに人間は

進歩する生物なのだなあと実感する。でも今回抜き評価をワンランク落とすのはあまり得手で

ないレズものがあったのと（まあ続編は男子を巻きこむが）、消しがコマによっては白抜きが

混入していたりして興を殺ぐのが原因。ことに前作が無臭性だったかわりにエロ度薄いのが数作

あってもったいないと思っていたところでせっかくこんどこそ抜き全面フィーチャーな作品

ぞろいになっただけに残念だ。次作刊行のころにはまた業界への逆風がゆるんでいることを

祈るしかなさそう。

• 南里孝一郎「二発目!!」司書房 ISBN:4812812240

話△ 抜△ 消小 総合△

キャラクロスオーヴァーの短編連作3話+短編7本。タイトルどおりの作者2冊目。前作を購入した

ときに新人ながらわりと好感触だったので再度挑戦してみた。わりとゴリゴリ描きこむタイプの

性器描写や微妙に変態寄りのプレイが多めで実用的なのは変わらない個性。ただ個人的には前作

ほど抜きには直結しない感じでちょっと採点ダウン。近親ネタが姿を消したとかレズネタが増えた

とかというのも考えられるけど、いちばんは今日同時購入のゆきやなぎと比較しちゃったのが

まずかったかと。読む順番が逆だったらまだしもやはり画力の差はどうしてもエロ喚起力に直結

してしまう、ことに同じように直截的な描写を指向しているものだと。申しわけないがそういう

わけでシズル感とか柔らかさの演出とかがないとエロ漫画として見劣りします。