2006-02-28

本日のソリダルノスチ。

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話○ 抜○-△ 消小 総合○

全寮制女子高監禁凌辱表題作長編全9話。ちょっと頭でっかちな貧乳っ娘が同室の友達にまずレズプレイを仕込まれ、ふたなり女教師にアナルを貫かれ、最後に本命のムスカみたいな理事長のメス奴隷と化すまでを克明に描写。
タッチはちょっとやぼったいし正直画力はたいしたことない人だけど、異様に目のつんだ官能小説みたいなストーリー展開は筋立ての陳腐さを差し引いても壮絶。前作が和姦オンリーだっただけにその落差もすごい(いまにして思えば前作をそういう構成にしたのはこのギャップをねらってのことだったのだろう)。個人的には流れ的に必要なのは理解しつつレズフォビアな人間であるので一部評価を落としたが、ロリ調教ものに飢えた貴方にはぜひ。あとがきの解説も制作の背景から裏設定の数々まであけすけに語られていて興味深い。
そしてこの単行本の白眉はカヴァーを外すと出現するこれまでの10冊の単行本の表紙画像付き全収録作リスト(解説や和姦/凌辱比率まで載っている!)。これが充分な情報量を含有しつつ簡潔にまとめてあって激しく役に立つ。エロ漫画データベースとして一見の価値あり。
話×(ホメ言葉) 抜○ 消小 総合○

ショタ×大人女性カップル連作2話+短編8本。前作あたりからグレイスケールがいっときのやりすぎな処理から改善されまた個人的デフォ買い作家に。
この人の特色はなんといってもお話そっちのけで速攻本番に入り延々プレイ、ラストはおおむね射精とともになんの余韻もなく終わるという異様に効率のいい性交描写だが、今回もその期待は裏切られない。ことに作者自己申告のタイムスタンプが2005年以降の最近作では導入部すら省かれ1ページ目からエロシーン突入という潔さだ。
そんなわけでもはや和姦/凌辱の色分けすらあまり意味がないが縛りとかイジメとかの強要ネタは少ないのでおおむねライト系といえるだろう。前作はちょっと年上比率が高すぎたが今回はミドルティーンから大人までまんべんなく分布しているので訴求対象も広そう。
抜きツールに徹するあまりスッカスカのストーリーラインをもの足りなく思うかそこにムダのない機能美を感じるかで評価の分かれるところ。

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