2006-06-24

今夜のどす恋ジゴロ。

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話○ 抜○ 消小 総合○

オール短編全10本。ポプリクラブに活動拠点を移してからは初の単行本。萌え系のタッチで

ありながら巨乳主体で(今回1本だけ例外があるが)ちんこまんこをしっかり描きこんで本気の

エロを展開してくれる希有な作家。「萌え絵でドエロ」というとあずまゆきといとうえいという

2大巨頭が君臨していたのだが、エロ面での両者の退潮が顕著な現在この市場では第一人者と

いっても過言ではないだろう。脳みそまでむずがゆくなるお話作りと愛にあふれたエンディングは

まさしく萌え漫画のフォーマット。でもプレイはオーソドックスながら濃密に描写されており、

ことに巨乳をフル活用したねっとりパイズリや執拗にまんこをいじり倒しておねだりさせるさまが

たまらなくエロっちい。昔は作者の脳内だけで完結している設定を生煮えのまま描き倒したような

ファンタシーものを乱発する悪癖があったがそのへんもすっかり改善されてまず万全。昨今の

この人の同人のすばらしいエロさに比べると商業はややおとなしくフルマーク満点にはしないが、

和姦ハードエロを希求するすべての野郎どもへ。

話○ 抜△ 消小 総合△

痴女×学生前後編+短編8本。なんどかペンネームをいじっている人だが今回は前作と同じで、

そろそろ落ち着いたと見てよいだろう。表紙・裏表紙はそれなりにモダナイズされているが中身は

なにやら昭和の匂いのする絵柄で、徳間書店や朝日ソノラマあたりから乱発されていたSF・

ファンタシー系のアンソロ本が似合いそうなタッチ。とにかくここが受容の最大のハードルで、

それが問題なければお話や性交描写はきっちりしているのでOKだろう。和姦も凌辱も自由自在で

ウェルメイドにまとまっている。萌えっぽさは皆無だしクセも強いのでとても万人にオススメとは

いえないが、古典的な絵柄でも大丈夫でストーリー重視の方ならいちどお試しあれ。



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