2006-08-11

本日の本地垂迹説。

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話○ 抜△ 消極小 総合○

姉弟or兄妹ベタ甘ラヴコメ主体短編11本+おまけ。幼なじみものの1本を除いてすべて

ショタ風味の弟or兄がボーイッシュ風味の姉or妹とドキドキラヴラヴ近親相姦。リアリティを

追求するよりはカルピスの原液より甘い虚構の世界で萌え転がる系なので、シビアな現実

重視派や凌辱大好きっ漢は立ち入り禁止。前作や前々作に比べると男子キャラのショタっ

ぽさが若干緩和されたのと女子がショートヘア一辺倒じゃなくなったのが外面的変化だが、

いちばん違うのは甘酸っぱい雰囲気やほのかな淫靡さはそのままに飛躍的に向上した画力。

昨今の萌え絵のエッセンスの最良の部分をきっちり取り入れて成長しているさまは好感が

持てる。ベタ甘ストーリー優先のぶんエロ総量はどうしても少なくなるので評価は低めだが、

妙に匂いやアナルへの執着を見せたりやけにフェラが多かったりと抜きポイントもそれなりに

押さえているので絵柄がツボならおひとつ。最近の新作のなかではへかとんにテイストが

近いか(眼鏡っ娘はいないけど)。

話○ 抜△ 消極小 総合△

主人公が訳あって女装してお嬢さま学校に転入していろんな生徒食いまくりハーレム生活

表題作長編9話+短編2本。女の園に野郎1人でウハウハというゲップが出るほど使い

古された設定は一方で抜きキャラのヴァリエーションが出せるのでエロ漫画としてはいいの

だが、ヒロイン間で突出した存在がないので(強いて言えばルームメイトショートっ娘?)、

相関関係が平板でおもしろみに欠ける。外見的には貧乳から巨乳まで、またショートから

ロングまで見分けはつくけどそれぞれキャラ設定をシャッフルしても違和感を生じないと

いうか。メイン-サブの格差をつけたり奇抜なくらいのキャラ造形をしてくれた方がメリハリが

ついてドキドキ感も増すと思うのだが。すでにヴェテラン作家だけに話運びや作画はウェル

メイドでぼったくられ感はないが、士崎雅雪作品としてはいまいちの部類。



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