2007-02-25

今宵のFour letter words。

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  • 幾夜大黒堂「シたい!着せたい!?脱がせたい!!」富士美出版 ISBN:9784894217218
話○ 抜○-△ 消小 総合△

女装男子×母親近親にクラスメイトが乱入連作前中後編&描き下ろし後日談+秋葉原オタショップ店員ズドタバタエロコメ連作5話+行きずり同居男女前後編+短編1本。
女の子はミドルティーン~大人までレンジも幅広く乳サイズも貧から巨までお手のもの、いかにもいま風のアニメ/エロゲ系のキャッチーな絵柄とヴィジュアル面では死角なし。ストーリーラインは過剰なくらいの科白まわしでドライヴするギャグ系と一転しっとり迫るシリアス系の両輪でこれまた達者。ダイナミックな構図と液体たちのシズル感がヴィヴィッドな性交描写もナイス。
とまあ迫力満点で華やかな印象の作品なのだが、画面構成に凝るあまり全ページ密度が高すぎてエロシーンが相対的に埋没しちゃってるのがマイナス要因。結果的にさほどやりすぎ感のない短編「わたしの先生」がいちばん使えたりする。
あとこれは私的嗜好の問題だが女装とかふたなりを押し出されるとどうしても地雷でして(古い人間ですいません)。前作より評価は落としてしまったがこれだけ描ける人はなかなかいないので今後も楽しみ。
話△ 抜○ 消小 総合○

ほのぼのラヴラヴからガチンコ凌辱まで学園生活短編10本。ほぼ学生オンリーながら(まあ保健医もいますが)大人顔負けの巨乳さんがいっぱい。
ごく一般的なアニメ系の絵柄は少々ヤボったい印象だが、前世代的劇画絵ぞろいの真激作家陣にあってはいま風な部類。既存作家でいうと伊武秀吉っぽい感じか。ときおり顔の造りが崩れたりはするものの初単行本としては及第点の画力で、おっぱいとまんこをこれでもかと強調するアングルを多用しガッツリ断面つきで膣内射精と高性能な抜き物件。
とりわけヒロインたちが顔を赤らめトロンと陶酔しきった表情を見せながら絶頂に達するさまがエロっちくてよろしい。もう少し画面全般が洗練されキャラのヴァリエーションが増えてくるとさらに活躍の場も拡がりそう。処女作としては上出来。
話○ 抜○-△ 消小 総合○

寸胴貧乳小中少女大活躍短編11本。RINにホームグラウンドを移してからは毎月きっちり水準作を送り出している印象。
今回も基本和姦のガチロリぞろいで、着衣Hと2回戦・3回戦こなしてそのつど中田氏が近ごろのデフォ。起伏もなけりゃ絞りもない体型の女の子ぞろいで繊細なスレンダーょぅι゙ょ好みの人には向かないが、このあか抜けないスタイルが微妙なエロスをかもし出しているので俺は肯定。女の子が気持ちよくちんこを受け入れてくれるのでたまにある微妙にダークな話でも後ろ暗さがないのが心地よい。
今回個人的ベストはちょっと頭ほかほか系の女の子×世話係男子ラヴラヴもの「よしみちゃん係」。ぶっちゃけこれが収録されてるかどうかで採点がかなり変わったので無事入って大満足です。次回はいまだ単行本になってない爺ちゃん×孫娘相姦ものが載ってるといいなあ。
話△ 抜○ 消極小 総合△

オール短編全11本。ここ数作(再録含む)どうにもヌルい単行本が続いていよいよこの人も枯れたかと思ったが、今回はひさしぶりに実用レヴェルに達していて見直した。
お話的には近親多めなのが多少目につくくらいでありきたりな和姦ものだが、前戯-挿入-膣内射精のシークエンスがちゃんと描かれているのでふつうに抜ける。
一般漫画風に話を優先したりレズやらふたなりやらの変化球を出して終わりだったりと抜きの本質をおざなりにした作品が続いていたなかうれしい。ちんこまんこを詳細に描きこむタイプではないものの修整がないも同然の極薄トーンなのでエロ喚起度もアップ。
前世紀の影を引きずった絵柄や大ゴマ連発で密度の薄い画面はいかにも黎明期からの作家で(今日の比較対照物たちと見比べると差が歴然だ)新規の人には正直オススメできないが、そろそろお別れかと覚悟してたのがもう少しつきあう気になった1冊。


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