- 野良黒ネロ「エロイネコ」コアマガジン ISBN:9784862522009
兄妹近親に淫乱彼女や巨乳生徒会長続々加入連作3本&描き下ろし10P+短編5本。だらしない肉づきの女子どもが理性のタガを取っぱずしてよがりまくるさまがたまらなくエロっちい作者処女単行本。
基調はラヴコメながらプレイはひたすらハードで、とりわけ延々と続くまんこへのピストン攻撃と犬の交尾並みに時間をかけて注ぎこまれる膣内射精描写がダイレクトに脳裏に作用。モノローグでヒロインたちがとめどもなく淫語を放出しまくる手法も効果的だ。この強力な武器さえあればネタが平凡だとか続きものは新キャラ串団子で工夫もなにもないなどというのはささいな疵。
よくあるアニメ系のタッチは現在ではあか抜けない部類だが、この微妙な泥くささがむしろ抜き喚起力アップには貢献。恥も外聞もなくダラダラよだれを垂らしあらぬ方向を見つめながら随喜の涙を流して放心する光景はまさしく「アヘ顔」というタームの具現化。
こうした一点突破の魅力だけで押しまくる力技系の作家はバランス型の無難なタイプのが増えたなか貴重で、今後変にこなれて原石の輝きを失ったりしないでもらいたいものだ。個人的には雑誌掲載分のなかにいくつか今回未収録があるのが残念だけどそこは2作目に期待しよう。
- みた森たつや「ご近所のもんすたあ」コアマガジン ISBN:9784862522016
人類に妖怪やケモノの血統が混ざった「亜人種」が一般の人間と共存する世のなか、繁殖力の衰えた亜人種を孕ませる能力に長けた主人公がくり広げるドタバタラヴラヴ学園もの表題作長編全9話+おまけ。2005年のラストに放たれた大傑作「小池田さんと遊ぼう!」からはや1年半、今回も熟練のストーリーテリングと濃密なエロは健在。
雑誌連載時は抜きキャラが3人(+α)に分散したこともありどこか薄味になったかと思っていたのだが、まとめて読むとなんら遜色なし。ことにヒロインズすべてレース参戦の中盤以降は濃度も増してちんこの乾くヒマもないほど。またハーレムもので人数が増えるほどにラヴラヴ感が逆に減衰する悪いパターンを上手く設定の妙で回避しているあたりはさすがヴェテラン。そのぶん主人公が外見はともかく性格が完璧超人すぎて「こんなに人間のデキた高校生がいるわけないだろ!」と突っこみたくもなるのだが。
そんな彼もエロシーンに突入するとただのスケベオヤジと化して夢中でアナルをほじったり女の子に淫語言わせて悦に入ったりするのはご愛敬。てなわけで和姦ハードエロ嗜好の方ならマストバイといえる逸品だが、あえて難点をあげればもう少し尺がほしかったのと強力なサブヒロインたちに食われてメインヒロインこいちゃんの存在感がだんだん薄くなるあたり。かくいう俺も巨乳ショート素直クールなヴァンパイアハーフのまやっちにKOされたクチですが。そして初本番後の愛され方は爆乳ロング眼鏡っ娘外ヅラ大人内面乙女な妖狐の中野林先生がいちばんなのではとも思う。
実際に孕むまではいかないが存分に膣内射精しまくってくれているので獣耳っ娘たちにバリバリ中田氏したい貴方ならぜひ1冊。
- 弐駆緒「すうぃーとはにー」コアマガジン ISBN:9784862521460
爆乳小学生とガチンコエロ前後編&フルカラーショート+短編6本。前作はやけに凌辱色が濃かったが今回はオール和姦なのでラヴラヴ好きには朗報。
ぷに系の痕跡を残しつつもどんどん乳もまんこもムチムチ感を増してきたタッチでくり広げる性器同士のがっぷり四つ相撲は見ようによってはグロさすら感じるほどで、ことにド派手な擬音と斬新なアングルのなかズンズンちんこが膣内に侵入し大量の液体を分泌するまでを克明に描き切る手法がエロさを演出。
土手高まんこからねっとり糸を引く愛液やピンと屹立するクリトリスなど執拗なディテイルの追求は作家魂の発露。かようにハードなエロシーンとそれなりにのんきな話展開とのギャップがとても素敵で、極端にクセのある絵柄で好き嫌いは出そうだが俺は高く評価。ほぼ乳あり一辺倒ながら年齢もティーン以下から母親まで幅広くとっつきもよさそう。
個人的には表紙にも登場のショート爆乳っ娘が進んでちんこを迎え入れるさまがたいそうエロっちい「Little passion」が今回ベスト。ってこの外見でプライマリースクール高学年なんて反則だ! もっとやれ!
- いるまかみり「学校のヒミツ」コアマガジン ISBN:9784862521996
オール短編全9本。大まかに分けると前世紀に各誌で描いた単発ものとここ1~2年にコミメガに発表した「ヒミツ」がタイトルにつく学園系オムニバスの2系統。商業誌よりはもっぱら同人作家という印象で、そっちはコンスタントに新作が出てたのだからメシを食う手段としてどちらが重要かが丸わかり。
それはさておきさすがに近作は安定したタッチで描かれる美味そうな乳や肢体の質感がすばらしく、またヒロインたちが羞恥に顔を赤らめつつも快感に打ち震えるさまがナイスだ。
わけても白眉なのが巻頭カラーにもなっている「ヒミツの生徒会室」で、女子役員's対男子役員'sのガチンコ乱交というアイディアもさることながら女子4人が勢ぞろいしてフィニッシュを迎える見開きラス前ページの迫力とチンピク度は随一。ムダに女子同士でレズらせたりしないのも個人的には加点ポイントだ。もともと乱交系ではいいものを描く人なので(同人の綾香&芹香姉妹丼は当時マイベストおかずでした)、できればこの路線メインで行ってほしいところ。
しかしながら旧作は絵こそさほど古さはないものの、エロ度が段違いに下がるので抜きツールとしては片手落ちといわざるを得ない。コレクターズアイテムとしては意味のあるものだがちんこに優しいのは半分くらいなので購入の際はそこを許容できるかがカギ。
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