2007-06-26

今月の減感作療法。

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話○ 抜△ 消極小 総合△

オール短編全10本。まったく知らない作家だったが表紙がとてもグッときたので衝動

買い。化石というほどでもないが最新型でもないアニメ系のクセのある絵柄で、ミドル

ティーンから大人までまんべんなく。和姦/凌辱比率でいえば前者寄りだがオチにひと

ひねり加えた複雑な余韻を残す作品が多く、処女作のわりには手馴れた感触を受ける。

またそれに付随してヒロインたちもステロタイプから微妙に外れた味のあるキャラクター

ぞろいで漫画作品としていい感じ。清楚な顔してアナル大好きな年上彼女やそのとき

読んだ本に影響されまくるボケボケ妹などオフビートなノリがグッドだ。難点をいえば

エロシーンに突入すると結合部を潤す体液やら肢体に流れる汗やらの描写が煩雑に

なるあたり。いろんな汁まき散らしてウェット感を演出しようという意図はわかるのだが

現状では絵ヅラ的にうるさくなっているだけのような気がする。表紙/裏表紙からは

そんなに雑然とした印象は受けなかったので、基本はそのままにもう少し描線が整理

されるとより訴求力が増すのではないだろうか。



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