-らする「Stripe Cats」松文館 ISBN:9784790119586
話△ 抜○-△ 消極小 総合△
オール短編全10本。リアルとぷにとの境界線上を絶妙に綱渡りする魅力的なタッチでくり広げるロリっ娘たちの甘口セックス・ライフ。
同人では制服不要な年齢専科な印象だがこの単行本ではミドルティーンくらいまでフォロー。えらく寡作なうえにマイナーな媒体ばかりで描いていたので初出年代のばらつきは大きいが、絵柄に極端なブレはないのでまず安心して見られる。
作劇面ではさほど独自色もなく平凡な印象だが、キュートな幼女たちの魅力的な表情をそのつど切り取ってみせるのは抜群に上手。そんな女の子が極太ちんこを受け入れながら未知の傷みと快感とのブレンドに身もだえしつつ膣内射精されるさまがなんともエロっちい。
個人的にはこの作家に開眼したきっかけの兄妹ラヴラヴもの「お兄ちゃんのヒミツ」のショートなヒロイン七海ちゃんの、いかにも年齢相応の無邪気な言動と兄を誘惑する際のそれと裏腹なオンナの顔とのギャップにまたしてもグッときてしまった。純粋な抜きツールとしては弱含みではあるものの、そこかしこにセンスの良さを感じる良質のロリ物件。
-氏賀Y太「女体解剖授業」松文館 ISBN:9784790119593
話○ モツ○ 消無 総合○
親友は人間便器にされ自分は四肢をもがれた少女の数奇な運命を描く短編連作4本+ノン・シリーズ短編5本。
まだ見本の展示がなかったので気がつかなかったが表紙/裏表紙を除けば「デスフェイス」(ティーアイネット2002 ISBN:4887740735)の再録。いちど購入している俺はさすがにショックだったがよくよく表紙を見ると小さく「DEATH FACE」と書いてやんの。
とまあケチはつけたがこれまでの氏賀Y太作品のなかでも珠玉のデキといってよい連作「マテリアル」シリーズの、けなげなショート強気っ娘ダルマヒロインいずみのキャラ造形は現在でもたいそう魅力的。また最終的には原形をとどめなくなるものの比較的ボディがまっとうな状態のうちに犯られる話が多いのでふつうに抜ける。
まあ人体改造とか内臓えぐり出しとかがダメな人にまで勧める気はまったくないが、単なるグロ作家にとどまらないストーリーテラーとしての氏賀Y太の力量を確認するのには最適の1冊。
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