2008-01-26

今夜の反宗教改革。

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話○ 抜○ 消小-極小 総合○

女刑事催眠調教表題作長編全13話。この人得意のマインドコントロールもので

意識しない間にメスの本能を解放され肉欲のとりこになっていくヒロインが墜ちて

ゆくプロセスをみっちりねっとり描ききる。俺はこの作家のよい読者ではなく基本

見送りなのだが今回はショートカット強気刑事さんがツボに入り購入。どっちかと

いうとサブヒロインの黒髪ロング人妻子持ち同僚刑事さんの方がいつもの山文

キャラっぽいしNTR展開もあるのでそっち目当てで読むもよし。もう前世紀から

芸風は確立されているのでどのページを切り取ってみてもまごうかたなき山文節。

萌えっぽさはみじんもないが屹立した乳首やクリトリスがたいそうエロっちく、

ちんこまみれになりながら理性のタガを完全に外された下品なアヘ顔をさらしつつ

絶頂に達するさまが素敵だ。そして調教師の容赦ない言葉責めに反応しみずから

淫語を大量に放出してセックスをおねだりする際の科白まわしはやはり天下一品。

官能小説等のテクスト系エロで抜ける人ならばいっそうくるものがあると思われる。

昨今は終わりの見えないダラダラ長編のイメージが強かったが1冊でまとまって

くれているので上手く腹八分目。どんなに大団円ぽっくしても絶対にヒロインに

穿たれた刻印はぬぐえないと思わせる読後感のモヤモヤも含め山文京伝ワールド

入門には格好の1冊。面積最小限ながら真っ黒ノリ貼りつけの修整だけが残念。



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