酒とエロ漫画の日々。: 今週の二人三脚。

話△ 抜◎-○ 消小総合○

ひとつ年上の双子のいとこたちの飽くことなき性的欲求に翻弄される小学生男子の

大変な毎日は続く……な表題作長編全8話&番外編1本。最初に目にしてから10年

以上は経過したはずのヴェテランで昨今はすっかり同人作家と化し商業単行本は

前世紀以来。登場時の清冽かつ繊細な描線は歳月の経過とともにそれなりに

俗っぽくまた萌えフレイヴァーも附加しつつ適度にトレンドに追随。黒髪ロング

おとなしめ&茶髪ツインテ活発という位置づけらしい双子はエロシーンに突入すると

どっちも行動は大差なく、お話も毎回シチュを変えはするものの基本は犯るだけ

オチなしであり物語的なコクなどは期待薄。また徹頭徹尾男子サイドが主導権を

握れずいいように振り回されるので征服願望の方は回避で。しかしながらこの

作品の真髄は2人のロリっ娘がそろってくぱぁとまんこおっ広げておねだりする

ところからはじまる濡れ場の圧倒的な密度。ぷっくりタテスジを執拗にいじり倒して

存分に濡らしたあとおもむろに怒張を差し入れながらグラインドを開始し、腰を

突き出しながら快楽をむさぼるヒロインたちのだらしないアヘ顔を存分に堪能

しながら気持ちよく中田氏三昧。とりわけ射精直前のキュッと収縮する感触から

フィニッシュ時の開放感、膣圧の名残を感じながら粘液まみれのちんこを引き抜く

までの一連のシークエンスが脳裡をダイレクトに刺戟する。個人的にはもう少し

だけ上方向の方が好みなので満点にはしなかったが、小学校高学年あたりが

ストライクゾーンど真ん中の方なら至高のガチエロ和姦物件となることだろう。

話△ 抜△ 消小総合△

短編11本+おまけショート。前作が出たときはさほど印象的でなく見本チェックで

回避したが直近の「COMIC 0EX」掲載作が心に残り購入。もっとも凌辱系だった

それとは違いポプリでは和姦オンリーとのことで今作も萌えラヴコメだらけの甘々

ライト話。お話的な深みこそないが不快指数ゼロのさわやかな展開で万人受け

することだろう。タッチは女流らしさとガチオタ絵とのほどよいミックスで、とりわけ

カヴァーのような巨乳系を描かせるとかなりいい感じ。モノクロだとややCGトーンが

うるさいのはマイナス点だが適度なラフさがむしろエロっちいまんこ描写や合体

シーンで激しく抽送されながら手足をパートナーの胴体にからめてあえぎまくる

ヒロインたちの表情がグッドだ。とまあよさげなコメントを並べておきながら総合

評価が芳しくないのは、ひとつには比較的おおらかだったこの出版社の修整が

面積こそ大差ないもののえらく濃いトーンになりほとんどスミベタと大差なくなって

いる点。そしてせっかく扇情的な性器描写ができるのに外出しフィニッシュばかり

なのがなにより不満。無造作なぶっかけが横行するなか3本ほど存在する膣内

射精も中田氏してんだかなんだかわからないようなぞんざいな処理で愚息も

しょんぼり。精密すぎる断面描写だの無意味なまんこドアップだのは要らないけど

ウソっぽくていいから注入する瞬間の高揚とか放出後の余韻なんかがほしいと

いうか(その点今日の比較対照物の南条飛鳥はすごく上手い)。キャッチーな

キャラを描ける人だけにそのへんの改善を期待。

酒とエロ漫画の日々。