2008-04-02

本日のポワソン・ダヴリル。

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話○ 抜△ 消大 総合△

沈没寸前の離島に暮らすヤリたい盛りの主人公の前に現れた謎の少女、彼女は

未練あって島に居座る住人を避難させるよう彼に身体でお願いし……な表題作

長編全10話+短編1本。マークなし。夜魔介名義で成年単行本を2冊出したあと

しばらく消息を見失ったが改名復活して安堵。大仰な出だしだが物語の根幹は

恋愛指南役&ごほうびエッチ係の謎っ娘まゆらのサポートのもと次々とフラグを

立てエロに持ちこむギャルゲーティックな構造。攻略対象も無口不思議ちゃん

(裏属性:爆乳)/男勝りツンデレ(裏属性:名器)/おっとり母性タイプ(裏属性:

アナル)とみごとに分散。終盤はみなさん合流でウハウハハーレム気分を味わい、

ラストのお約束かつどんでん返しのめでたしオチもいい感じ。決して詳細性器

描写をやるタイプの作家ではなく、タッチも無機質で絵ヅラ的にはやや淡泊。

にもかかわらず頬を赤らめ小刻みにあえぎながら上気した表情で絶頂を迎える

ヒロインたちや、それと連動してじっくりページを割きさまざまなアングルで

女の子のボディの隅々をピックアップしながら射精後の余韻までを丹念に描く

丁寧な濡れ場がエロ喚起力を向上させている。また前ペンネームの作品でも

そうだったが要所要所では彼氏彼女たちの互いを思う気持ちの高鳴りの深化が

こっ恥ずかしいくらいにストレートに表出されており、アモラルともとられかね

ない関係をピュアな愛の形として見せているのはさすがの力業だ。簡素ながら

膣内断面も描いているのに全部台なしの真っ白な修整はフェイタルな弱点で

総合評価は落としたものの、ぜひまた成年誌にも復帰してもらって黄色い楕円

仕様で見てみたい人。



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