2008-04-26

今宵の人間火力発電所。

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話△ 抜△-× 消小-中 総合×

オール短編全10本。表題とは裏腹に母親ネタは実母と義母がそれぞれ1本のみ、

他は年上キャラ主体ではあるものの兄嫁とか叔母だったりはたまた女上司やら

近所の憧れの女性やらになるともはや血縁ですらないのでインセストタブー

大好きっ漢は要注意。カヴァーイラストが目に映ったその瞬間に早くも前世紀の

遺物としかいいようのないコンサヴァティヴな絵柄と判明するのでその意味では

ジャケ買いで裏切られることなし。またヒロインたちのルックスも数本の例外を

除けば熟女を通り越したおばさんくささ全面フィーチャーで、個人的にはこの

作家のここ数作ではもっとも親和性の低い作品。お話のベースラインはマザコン

ぎみのオクテ男子が百戦錬磨の姐さんに優しく導かれ若いエキスを完熟まんこに

放出というグリーンドア文庫とか(コミックじゃない方の)フランス書院文庫あたりに

頻出のパターンなので萌えとかそんな要素は気持ちいいほどに皆無。2008年の

いわゆる美少女漫画としては訴求対象がニッチすぎだといわざるを得ず、俺も

あきらめの悪い固定ファンでなければ速攻回避したところ。エロシーン密度も

あまり高くなく、修整もばらつきはあるが濃いめのトーンか白抜きと厳しい部類。

冒頭のかなり若いルックスのママンとの母子相姦話や今回1本だけあるティーンズ

カップルものみたいのを描いてくれればまだ充分いける人だと思っているし期待も

しているのだが、この単行本に関しては絵柄が典型的なソレではないというだけの

エロ劇画と称すべき物件。



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