- きりりん「いもーと*もーど」ヒット出版社 ISBN:9784894653931
話○ 抜○-△ 消小 総合△
露骨にブラコン妹&態度に出さないがシスコン兄の人格入れ替わり前中後編+
彼女である先輩女子の妹にも慕われて正続編+短編3本。表紙の印象どおり
ぷに系のファンシィなタッチで描かれたヤンガーシスターてんこ盛り。基本ロウ
ティーンにつき一部のサブキャラ以外は胸部の起伏に乏しい女子メインなので
おっぱい星人は回避すること。妹キャラオンリーといってもほわんとした絵柄の
印象どおりの甘ったれ愛玩動物タイプと上から目線でネチネチ言葉責めする
小悪魔系との両方を準備しており万事おこたりなし。萌え系の媚びっぽさでは
ない児童文学の挿絵のように素朴なスレンダー少女たちにぎこちない手つきで
ちんこをいじってもらい、滑らかな肢体やつるつるまんこを存分に堪能しつつ
気持ちよく中田氏。とまあヴィジュアル&キャラ造形面では非常に手に取り
やすい要素満載なのだが、一読すると思わぬストーリーのヘヴィさにびっくり。
中和剤的に軽めの話も挿入してあるとはいえ、肉親に向ける愛のはらむ背徳感、
禁忌を犯してまで心のなかの真実に向きあうことの苦しさをじっくりページを
費やして展開する。とりわけ雑誌掲載分を見てこの作家の単行本を買う決意を
した「私が●だったころ」はいくつかのコマで暗喩されるように兄妹相姦が露見
したカップルがすべてを捨てて仮装夫婦として生きていくその切なさを息苦しい
ほどにまっすぐ描写していて白眉。脳みその容量をストーリー咀嚼に割かれる
ぶん抜きツールとしての性能はどうしても下がりがちで総合評価は落として
しまったが、お腹にたまるロリ漫画を希求する貴方ならマストバイ。
0 件のコメント:
コメントを投稿